ホンダのスクーターラインアップの中でも最大の人気を誇る『PCX』シリーズは2021年モデルでフルモデルチェンジ! ここではその『PCX』シリーズの軽二輪モデルとなる『PCX160』を詳細に解説します!
Honda PCX160(2021)
2010年の初期型登場から「クラスを超えた質感の高さと先進スタイリング」「高い動力性能と環境性能の両立」「スクーターに求められる快適さと使い勝手の良さ」をキーワードに進化を続けるホンダの大人気スクーター『PCX』シリーズは2021年モデルで4代目にフルモデルチェンジ!
シリーズには原付二種のPCX、ハイブリッドのPCX e:HEV、軽二輪クラスのPCX160の3機種がラインアップされていますが、ここでは高速道路にも乗れる排気量の軽二輪クラス『PCX160』にフォーカスします。
基本的なコンセプトは125ccのPCXと同じですが、エンジンは従来モデル『PCX150』から排気量156ccにまで拡大され『PCX160』へと進化しました。
しかし、排気量拡大によるパワーの増大と新しいエンジン“eSP+”の組み合わせ、そして新設計フレームの組み合わせによる進化の化学反応は原付二種クラスの『PCX』を上回るものがあり、トータルバランスとして傑作といえるレベルにまで到達。
もはや完全に街乗り用シティコミューターという枠組みを超えており、圧倒的な万能さを備えるオートマチックのバイクと言いたくなるほどの完成度を誇っています。
軽二輪クラスのため、任意保険や軽自動車税の部分で原付二種クラスよりも維持費はかかりますが、それを補って余りある機動力と利便性を持っており『これ1台で何でもできるのは?』と思わせるほどの魅力にあふれています。
■車両価格:407,000円(※消費税10%込み)
PCX160のライディングポジションや足つき性は?
『PCX』シリーズは新設計フレームの採用によりフットスペースが拡大され、足の置き場所の自由度が上がったため、これまで以上にリラックスしたライディングポジションをとることができるようになっています。
跨った時点で既に、長年慣れ親しんできた愛車のようなフィット感を感じさせてくれたことには驚くばかりでした。
乗車姿勢に関しては『PCX』シリーズ共通となりますが、高速道路も乗れるPCX160は移動距離や乗車時間も必然的に長くなるため、快適ポジションの恩恵を最も大きく受けることができます。
足つき性に関してはシート高が764mmと低いため、身長176cmのライダーの場合は余裕の足つき性。フットボードの高さも高すぎず、低すぎない絶妙の塩梅で、窮屈さを感じることがありません。
足が下ろしやすいうえに、車両重量も125ccのPCXと同じ132kgの軽さなので、身長160cm台の人であれば、男女問わず安心して扱うことができるはずです。
PCX160の燃費は?
PCX160の使用燃料はレギュラーガソリン。燃料タンクは8.1Lとなっています。
この時は高速道路7割、一般道3割くらいのイメージで280.7kmの距離を走って、総給油量は6.69Lとなりました。
満タン法で計測した燃費はガソリン1リッターあたり41.95キロ。タンク容量は少ないものの航続距離は十分以上で、燃費がとても良いのもPCX160の魅力のひとつだと言うことができる結果となりました。
PCX160に乗ってみた感想は?
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