冬のツーリングは寒さが大敵! …でも、寒いのも問題ですが注意しなければならないポイントは寒さだけではないんです!
そこで、冬ツーリングで注意したいポイントをチェックしておきましょう!
冬ツーリング、何に注意すればいい?
冬のバイクツーリング、どんなに着込んでいても寒い時は寒いですよね。でも、その寒さを乗り越えるのも冬ツーリングの醍醐味で、温かいご飯や綺麗な景色など冬ならではの楽しみ方も沢山あります。
しかし、そんな楽しい冬ツーリングを無事に終えるためにも「押さえておくべき注意ポイント」がいくつかあります。
今回は冬ツーリングに出かける前に知っておきたい注意ポイントを解説!
寒さ対策はもちろん重要ですが、それ以外にも気を付けなければならないポイントがあるんです!
見た目に惑わされないで! 路面凍結に要注意!
免許を持っていなくても一度は耳にしたことがあると思われる、冬の道路における代表的な注意ポイントが「アイスバーン」。路面凍結と言った方が馴染み深いかもしれません。
路面の水分が凍結して起こる現象を「アイスバーン」や「路面凍結」と言い、いくつかの種類に分けられますが、道路に雪が積もっていたり凍結してしまっている場合には、2つのタイヤで走るバイクでは非常に危険なことに変わりありません。
雪が積もっていたり凍っている可能性のある日や、出先でそういった道に遭遇した際は避けるよう心がけましょう。
ちなみに、路面凍結の中でも特に危険な「ブラックアイスバーン」と呼ばれる凍結路面状態には注意してください!
「ブラックアイスバーン」とは、実際は凍結しているのに“濡れた路面”に見えてしまうアイスバーン現象です。特に夜は発見しづらく、気づいたときには凍結路面に乗り上げてしまっているケースも多いので、夜間は特に注意して走行しましょう。
また、雨や雪が降った後でなくても注意しなければならないポイントもあります!
冷える朝方には空気中の水分が結露して路面に付着し、結露凍結している場合があります。
前述の通り、結露凍結は空気中の水分が多い場所や極端に冷える場所で発生しやすく、橋の上や吹きさらしの道路には注意が必要。路面温度の上がりづらい日陰では昼になっても凍結が残っている場合があるので、ツーリング途中、特に山間部の日陰は慎重に走行しましょう。
凍結していなくても要注意!
走行中は前後2つのタイヤのみが地面と接地するバイク。ツルツルと滑る凍結路面の上での危険性は想像に難くありません。
しかし、凍結していないからと言って安全とも限らないのが冬ツーリングの注意点!
タイヤが路面を強くグリップするには“タイヤがしっかり温まっている”ことが大切ですが、冬の路面は冷たくタイヤが温まりにくいコンディションと言えます。
また、そもそもの気温や路面温度が低いこと、走行中の冷たい空気がタイヤに吹き付けることもタイヤが温まりにくい原因。
そんな状態で夏や春秋と同じように走ると「こんなところで⁉」というタイミングでタイヤがスリップし転倒してしまう、なんて恐れも。
どんなに走っても道路や外気の影響で冬のタイヤはほとんど温まらないので、冬ツーリングは普段より一層注意して走行しましょう。
想像以上に早い日の入り! 日照時間が短いことで生じる注意点
皆さんご存知の通り、冬は陽が昇るのが遅く陽が落ちるのが早くなるため、日照時間が短くなります。
冬でも昼間に太陽が出ていれば温かく感じる日もありますが、それゆえに昼夜の寒暖差が激しく、陽が落ちると急激に寒くなるのも気を付けたいポイント。ツーリングの帰り、思っていた以上に陽が落ちるのが早く「明るい時間に帰るつもりが暗くなってしまって寒い!」なんてことが起きるかもしれません。
そして、日照時間により生じる問題は寒さだけではありません。
皆さんは“薄暮時間”というものをご存知でしょうか?
日没から1時間前後の周囲が薄暗くなる時間帯を指しますが、この時間は油断大敵!薄暮時間は周囲の環境が見えづらくなる傾向があります。歩行者や障害物の発見が遅れてしまい事故に繋がるケースも多く、統計的に見ても“薄暮時間”は交通事故が発生しやすい時間となっています。
そして冬季の薄暮時間は概ね16時から18時にあたり、これは人々の帰宅する時間と重なります。人や車の動きが増えた街中では、事故も起きやすくなってしまいます。
冬のツーリングでは、寒さ対策だけでなく、薄暮時間と人の動きがピークを迎える時間を避け、早めの帰宅を心がけた方が良いでしょう。
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【文:石神邦比古(外部ライター)】