バイクにまったく興味がなかったのに、ふとしたキッカケからレブル250が気になりだしたという三田村麻紀さん。
現在では周囲の友達もバイクに乗るようになり、一緒にツーリングを楽しむようになりました。
そんな三田村さんが、どんなバイクライフを送っているのかご紹介することにしましょう。
レブル250に乗るまでの長い年月
三田村さんがバイクに乗りたいと思ったのは高校を卒業するときでした。
「専門学校に行くことが決まっていたんですが、新しい生活が始まる前に車の免許を取っておこうと思って教習所に行ったんです。そうしたら予定したよりもずいぶん早く終わってしまいました。時間が余ったから、バイクの免許を取ってみようと思ったんです。」
バイクに特に興味はなかったようですが、お父さん、お母さんも昔バイクに乗っていたこともあって、自然に二輪免許というイメージが頭の中で出来上がったようです。
免許取ったら途端にバイクが気になりだした三田村さん。
ネットやバイク雑誌など調べて目に止まったのがレブル250でした。
「アメリカンなイメージのバイクが欲しかったんです。デザインも好きだったし、何よりベージュのカラーがあって、その色が気に入りました。レブル250を見つけてからはこれ一択です。他にも色々バイクを見たんですが、レブル250以外のことは覚えていないくらいです。」
けれどすぐにバイクを買うことはできませんでした。
「レブル250を買うんだと決めていましたが、専門学校時代はそんなにお金がなかったので、ずっと我慢していました。」
バイクに乗りたいと思って我慢し続けている三田村さんを見て、お父さんとお母さんがレンタルバイクを3台借りて家族ツーリングすることを提案します。
これが三田村さんにとって初めての公道デビューとなったわけですが、ご両親2人ともバイクに乗るのは久しぶり。
緊張した3人は、30分ほどバイクで走り、ご飯を食べて帰ってきました。
初めて公道をバイクで走った三田村さんはテンションが上りました。
「教習所とはまったく違うじゃないですか。最初は緊張したんですが、少しずつ慣れてきてバイクで走る楽しさが分かってきました。途中で両親が乗るバイクで試しに走ってみたりすると、全然姿勢(ポジション)が変わるから『バイクってこんなに違うんだ!』って思ったりして、それも面白かったです。色々なバイクに乗れたことで興奮してました。」
遂に念願のレブル250を購入
学校を卒業して就職した三田村さんは、レブル250購入の資金を貯めます。
「中古車は考えていませんでした。バイクが人気で中古車の価格も高かったので、それだったら新車がいいなと思って。注文してから届くまでは少し時間がかかりましたけど、それでも新車にしてよかったと思っています。数年越しの願いが叶って、遂に憧れのレブル250が手元に届いた時の感動は現在も忘れられません。」「目の前にあるバイクを改めて見て『やっぱりかっこいいな。これが自分のバイクなんだ』って、本当に感動しました。すごく嬉しかったけど、その反面『これは本当なのかな』って思ってしまったり。なんか色んな思いがあって、不思議な気持ちになりました。」
気持ちが良い日は寄り道して帰宅するのが楽しみ
その日から職場までバイク通勤がはじまります。
片道30分の通勤で、バイクに乗れることが嬉しくてたまらなかったと言います。
「暖かくて気持ちの良い時期ってありますよね? そんな時は仕事が終わってから家に帰るまでアチコチ寄り道します。日は暮れてしまっていることがほとんどですが、夜走るのも楽しかったんです。」
色とデザインが気に入って購入したレブル250でしたが、実際に乗ってみて足つきが良く、乗りやすいことが分かってますます気に入ったそうです。
「ベージュのシンプルなデザインのレブルに乗っても違和感がないように、バイクに乗る時のウエアもカジュアルな雰囲気にしています。ヘルメットはフルフェイスで良かったんですが、今使っているものはスポーツバイク的な感じなので、もっとレブル250に似合うデザインのものを探してみるつもりです。」
職場の同僚とバイク女子会的ツーリング
バイクで職場に行くようになったら、同僚の人達が激しく反応したと言います。
「レブル250を職場に乗って行ったら、職場の女の子達がとても興味を持って『バイクカッコいい!』なんて感じで盛り上がったんです。『跨がらせて』といって交代で跨っていました。普通の女子って、バイクに跨る機会なんてないから、それだけでずいぶん興奮していました。結局、ウチの職場の女の子2人がバイクの免許を取って、最近では一緒にツーリングにも行くようにもなったんですよ。」
最初に行ったのは川根温泉。
SNSのオススメで出てきた自然薯料理を食べるのが目的でした。
「最初は友達が『バイク買ったから遊びに行こう』って軽い感じで出かけたんですけど、バイク2台で走ったら、それがメッチャ楽しかったんです。」
その後、山梨や熱海などへ日帰りツーリングに出かけていくことになります。
「友達とプランをたてるところから楽しいですよね。『あれが食べたいね』とか『これ食べてみようか』とか盛り上がって。」
友達とツーリングする楽しさを知った三田村さんは、すぐに次の予定を考えます。
次はもう少し遠くまで行ってみようということで山梨の「ほったらかし温泉」へ。
途中、白糸の滝や花で有名な大石公園に寄り道。
「その時の気分で寄り道したりもします。電車やバスと違って、旅の途中で行きたいところに自由に行けるのがバイクの良さだと思いました。」
レブル250だからライトな付き合い方が楽しくなる
バイクに乗るようになって、友達が増えたと三田村さんは言います。
これからもバイクで色々なところに出かけていくのだそう。
「今は友達と美味しいものを巡る旅にはまっています。静岡県内でも行ったことがない場所は多いので、そういうところを探してみるつもりです。グネグネ道も好きなので、そういうルートも組み込んで。実は最近バイクを買った友達がいて、その子と来週ツーリングに行く予定なんです。どこに行こうかな。」
ずっと欲しかったレブル250を手に入れて、友達と美味しいものを食べにいく。
それがとても楽しそうで、話を聞いているコチラまで嬉しくなってきてしまいます。
普段の生活へ自然に溶け込むレブル250だからこそ、そんなバイクライフを送れるのかもしれません。
【文/後藤武(外部ライター)】