世界最大のバイクメーカー『ホンダ』がレンタルバイクをはじめた理由
みなさんもご存じのことだとは思いますが、ホンダは『バイクを作るメーカー』です。しかもグローバルでのシェアNo.1。世界一のバイクメーカーということになります。
でもそこで不思議なのは『なんでその世界一のバイクメーカーがレンタルバイクなんて始めたの?』っていうこと。
バイクが売れないから? いえいえ、そうじゃありません。
HondaGOは『二輪市場活性化』プロジェクト
そもそもの話ですけど、2019年からはじまった『HondaGO』というプロジェクトは二輪市場の活性化が目的なんです。バイクを売ることよりも、まずはバイクの素晴らしさを知ってほしい!っていう想いが原点にある。
その中でも特に、将来の二輪市場を活性化させてくれる若い人たちにバイクのリアルな体験をしてほしい。そこからはじまったのが『HondaGO』なんですね。
でも、その中で『二輪免許を取得したけれど、自分のバイクを所有したことは一度も無い』という人が4割もいることが発覚しました(※ホンダ調べ)
もっと気軽に! レンタルでバイクを身近な存在に
そこでホンダが考えたのが『レンタルバイク』というアプローチなんです。
つまりホンダは、レンタルバイクで大儲けしよう!なんて考えていないんですね。そのためにホンダはバイクに乗るための装備の貸し出しを充実させたり、レンタル料金もできる限りリーズナブルにしているんです。
あくまで『HondaGOからはじめよう』というコンセプトの基に、バイクに触れて乗れる機会を増やす。
それが『HondaGO BIKE RENTAL』の狙いなんです。
レンタルバイクから『ホンダ』を知ってほしい
なんでメーカーがレンタルバイクをはじめたの?っていうことの答えがこれ。
それをちゃんと知っておいてもらえると嬉しい限りです。
だからバイクが好きなみなさんは、このプロジェクトに乗っかって、思いっきり遊んで欲しい!
そのために『HondaGO BIKE RENTAL』はスタートしたんですからネ!
【文:北岡博樹(外部ライター)】