2022年1月17日にモデルチェンジしたCBR400R。基本は足まわりの変更なんですが、乗ってみたら……あれ?
CBR400Rが新型になって登場!したんだけど……
400ccクラスのフルカウルスポーツモデルとして独特の地位を築いているCBR400R。
ここで『独特の地位』という言い方をした理由は、CBR400Rはそのスーパースポーツライクな見た目からは想像もできないほどの扱いやすさを持ったバイクで、ちょっとしたツアラーも顔負けの快適性を備えているからです。
というか、ぶっちゃけ純粋なピュアスポーツというより、バイクのキャラクター的にはツアラー要素が強いと感じていました。
この2022年モデルに乗るまでは。
なので私(北岡)はそういう目線で、過去にCBR400Rに乗った感想をお届けしています。
【2020年モデル『CBR400R』の記事はこちら】
ところが、新型CBR400Rに乗ってみたところ『アレ?』って思った。
CBR400Rって、こういうバイクだったっけ? って。
もうちょっと具体的に言うと、なんだかエンジン的にスポーティーさがアップしているように感じられたんです。
だけど2022年モデルのCBR400Rが受けたアップデートは主に足まわりの進化が中心。
フロントフォークがこれまでの正立フォークから、SHOWA製SFF-BP(セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)の倒立フォークに変更。それに伴いブレーキがダブルディスク化され、キャリパーもラジアルマウントに。フロントホイールも軽量化が図られています。
あとはスイングアームの剛性の最適化。……エンジンは、特に変更を受けていないんです。
ただ、その進化は街中でそれほど強く感じられるものではありませんでした。
さすがにフロントまわりが一新されていてるので走りはじめた瞬間から『お?! なんか“しっかり感”が出たな!』と思いましたけど、基本は扱いやすく、2020年モデル CBR400Rの良さを踏襲している感じ。
フロントフォークが倒立になったことやブレーキキャリパーがラジアルマウント化されたことによる剛性アップは、乗り始めた瞬間から恩恵として感じることができます。
加えて、フロントブレーキのフィーリングも2020年型よりコントローラブルになった印象。
安心して運転できるという部分に関して、順当に進化を果たしているイメージです。でも、それは2020年型でも特に不安は無かった部分。
ですからCBR400RはCBR400Rとして、正しく進化を果たしたんだなと感じていたんです。
でもそれこそがCBR400Rの他にはない美点。
スポーツ性能に捉われすぎることなく、バイク免許取り立てのビギナーライダーが乗っても『バイクで走ることの楽しさ』を純粋に満喫できる。ホンダには400ccクラスの金字塔としてCB400シリーズが控えているんだし、CBR400Rはこれでいい。
嘘偽りなく、私はそう思っていました。
ところが……街を抜けて高速道路に乗ったあたりから『あれ?』っていう気持ちが強くなってきたんです。
新型CBR400R、実は思った以上に大きく進化しているのかも?!
【文/北岡博樹(外部ライター)】
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