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【実走テスト】『プロテクトソフトシェルパーカ』の冬用バイクジャケットとしての実力は?【 Honda ライディングギア 2021秋冬】

バイク用ライディングギアの性能って、実際に『着て走ってみる』までわからないものです。
今回はホンダ ライディングギア 2021 秋冬モデルの注目株『プロテクトソフトシェルパーカ』を着て実走してみた感想をお届け!

カジュアル系ジャケットの実力を抜き打ちテスト!

プロテクトソフトシェルパーカ(プレイドブラック)

ホンダ ライディングギア の中でもアウトドアなテイストも感じられるデザインが人気の『プロテクトソフトシェルパーカ』。2021秋冬シーズンで新色プレイドブラックが登場!

カジュアルに着れそうだし、見た目については文句なし!

だけどライディングジャケットの実力や性能って、バイク同様、走ってみるまでわかりません。
ということで・・・注目ギアの実走&実力テストをやってみた!

 着心地&シルエットが抜群にいい?!

まず、この『プロテクトソフトシェルパーカー』で感動したのが、袖を通した瞬間の着心地!

さすがにソフトシェルだけあって、ゴワゴワ感や窮屈さがほとんど感じられません。生地の厚みも冬用のライディングジャケットとあってソフトシェル素材ながら薄すぎることも無く、着た印象として頼りがいもある感じでした。

それでいて、このシルエットです。肩・ヒジ・背中にプロテクターが標準装備されているとは思えない自然さは、かなり気に入ったポイント!

しかも実はこのジャケット、そのお洒落な見た目とは裏腹に、実は高機能てんこ盛りだったんです。

 防風性能に抜かりなし

冬用のライディングジャケットは、いかに走行風をシャットアウトできるかどうかが勝負どころ。

まずはそこから『プロテクトソフトシェルパーカー』を見ていきます。

前面ファスナーの裏側にはウインドフラップが装備されています。最初に見た時は『冬用ジャケットとしてはウインドフラップの幅が控え目』に見えたのですが、実際に走ってみた印象としては、ファスナーからの走行風の進入がほとんど気になりませんでした。

素材の柔軟性のおかげもあるのか、予想以上に防風性が高い印象です。

この防風性の高さには、ファスナー自体に密閉力の高い止水ファスナーが採用されていることも大きいと感じました。

胸のポケットも、便利さだけじゃなく、デザインされているところにも注目です。

そしてベルクロで袖口を絞れば、手元からの風も完璧にシャットアウトできます。

ここも素材の柔らかさが良い仕事をしていました。ちょっと強めに絞っても違和感が少ないうえに、密閉感がとても高くなる印象です。

そして両腕の前腕部にはベルクロのアジャスターを装備。
走行風によるバタつきで、ジャケット内の温かい空気を逃がすことがないように配慮されています。

そのうえで表地の厚めのソフトシェル素材自体がバタつきにくい生地のため、保温性に優れています。

3シーズン、これ1着でOK

もちろん秋冬モデルとして、保温インナーも装備。
このインナーは着脱可能になっているので、それほど寒くない時期は外してしまえば幅広いシーズンに対応が可能です。

正直、秋口程度の気温では日中のみならず、夜でも『暑い』と感じるレベルの温かさを持ったジャケットだと感じました。

でも、暑さを感じた時は上腕部と、ジャケット背面に装備されているベンチレーションを開放すれば、体感温度のコントロールも可能です。

ちなみに、このベンチレーションは『風をダイレクトに取り込んで涼しさを感じる』というよりも『体感温度の調整のため』のものだという印象です。

両腕の上腕部にあるベンチレーションから取り込んだ走行風を背面側に抜けさせるイメージ。

これなら初夏くらいまでいけそうなイメージですけど、実際は表地のソフトシェル素材の厚みもあるので、暑くなってきたら別の春夏ジャケットを着るほうがおすすめ。

実際のところ、カジュアルな見た目からは想像できないほど『防寒・防風性能』に重きを置いて作られているジャケットだと思います。

 プロテクトの名に恥じない安心感

また、抜群に着心地が良いのにも関わらず、ヒジや肩のプロテクターには安全性の高いCE規格の『ハードプロテクター』が装備されています。

こういったカジュアル系ジャケットはソフトプロテクターの場合が多いのですが、さすがに『プロテクトソフトシェルパーカ』というだけあって、安全面にも抜かりはありません。

バックプロテクターはウレタン製です。

ちなみにファスナーによってバイクのタンク部分にキズかつかないようフラップが装備されています。

ライダーだけでなく、バイク側も『プロテクト』してくれる、愛車に優しいジャケットです。

そしてフードも脱着可能となっています。

フードを外すとスポーティな印象が増すので、コーディネイトの方向性や愛車のスタイルに合わせてアレンジしてみるのも大いにアリ!

見た目以上に『ガチの冬ジャケット』でした!

正直に言いますけど、予想よりもはるかに防寒力に優れている1着でした。

ぶっちゃけ、見た目重視なところがあるかな?と推測していたんですが、良い意味で完全に裏切られたと言ってもいいです。

高速道路でもほとんど寒さは感じなかったし、それでいて柔らかな着心地で疲れにくい。

ホンダライディングギア 2021秋冬モデルの『プロテクトソフトシェルパーカ』の正体は、実のところ、かなりガチの高性能な防寒ジャケットだと感じました。

寒い季節のツーリングでも、スタイルを諦めない。

これはけっこう『買い!』の1着だと思います!

【プロテクトソフトシェルパーカ】
サイズ(S,M,L,LL)|メーカー希望小売価格 25,850円 (消費税10%込み)
サイズ(3L)|メーカー希望小売価格 26,950円(消費税10%込み)
カラー:プレイドブラック/ブラックマーブル/ベージュブラック
商品情報はこちらから

▶Hondaライディングギア Webサイトはこちら
※この記事での表示価格はすべて消費税10%込みです。

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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