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どれに乗る⁉それぞれに個性がある『スーパーカブ』シリーズからぴったりな1台を選ぶには?【原付二種「カブ」シリーズ比較講座⑤ カブの選びかた編】】

原付二種に該当する「カブ」シリーズ4台に試乗し、それぞれの得意分野がハッキリと見えてきました。

では、どんな人にどの「スーパーカブ」がおすすめ?

自分のスタイルに合った「カブ」と走り出そう!

今回は原付二種「スーパーカブ」シリーズ 4台に試乗してみましたが、エンジンやフレームを共有するモデルでも、スタイリングから走行性能まで、まるで別のバイクのようにキャラクターの違いがハッキリしていました。

スタンダードな『スーパーカブ110』は軽い車体と足つきの良さ、クルクルと小回りの利くハンドリングで、市街地で毎日乗るような使い方をしたい方にはぴったりな1台でしょう。それに価格面でも原付二種「カブ」シリーズの中で最もリーズナブルな設定。通勤や通学の足となるコミューターを探している方にお勧めしたいモデルです。

ただし、125ccクラスに比べると若干エンジンは非力なため、「スーパーカブとの暮らし」でもう少し遠くまで足を伸ばしたいイメージのある人は、パワフルなエンジンと上質な乗り心地の『スーパーカブ C125』がおすすめです。

こちらは原付二種「スーパーカブ」シリーズの中でもがっしりと安定感のある車体とパワフルな走行性能を持っているので、街中での運用だけでなく、ツーリングユースでも十分期待に応えてくれるハズ!

美しいスタイリングを飾る高性能な装備を多数採用した分、お値段も一番プレミアムにはなっていますが、『スーパーカブ C125』は実際に乗ってみると「コミューター」というより“普通のロードスポーツバイク”に近いように感じました。

125ccのスポーツバイクと考えればその価格にも納得ですし、高級コミューターだと思えばちょっと気分が上がります!

すべてが上質な『スーパーカブ C125』は「スーパーカブ」でツーリングを楽しみたい方や、「大人なカブ」をお探しの方ならきっと満足できる1台です!

そして、シティランをはじめとした舗装路の環境で実力を発揮する2台に対して、アウトドアレジャーを楽しむことに焦点を当てた2台が『クロスカブ110』と『CT125・ハンターカブ』の2台。

『クロスカブ110』は『スーパーカブ110』をベースとしつつも、タイヤやサスペンションに変更が加えられ、オンロードでの俊敏さを損なうことなく、軽い未舗装路にも入っていける走行性能の幅広さを実現。レッグシールドを省いたスマートなスタイリングには、遊び心とアクティブなイメージが感じられます。

『スーパーカブ110』に比べ、やや瞬発力を重視した設定で、街中からツーリング先まで元気の良さを発揮。

一見『クロスカブ110』は『CT125・ハンターカブ』の下位互換に見えてしまうかもしれませんが、ハンドリングの軽快感からエンジンのフィーリングまで、得意分野はまったく別の場所にあり、単純に優劣のつけられるものではないように感じました。

『クロスカブ110』は「スーパーカブ」の機動力と「レジャーバイク」の走破性を絶妙なバランスで良いとこ取りしたモデルと言えるでしょう。

日々の移動をより楽しく、たまにちょっとしたレジャーを楽しみたい人には『クロスカブ110』こそが最も良い相棒になるかもしれません!

そして、万能さが際立った『クロスカブ110』に対し、『CT125・ハンターカブ』は林道でのトレッキングやアウトドアレジャーに焦点を当てたモデル。

「日常での扱いやすさ」に「レジャーの使い道」をプラスしたのが『クロスカブ110』だとするならば、「レジャーに特化した各種性能」が逆説的に「街中での扱いやすさ」に繋がっているのが『CT125・ハンターカブ』と言えるでしょう。

同じ125ccモデルでは比較的、高回転域でのパワフルさとクルージングの快適さが自慢の『スーパーカブ C125』に対し、低速から力強いトルクを発揮し、林道トレッキングも楽しめるようセッティングされた『CT125・ハンターカブ』は、「オフロードバイク」に近い印象を受けます。

それに加えて、趣味の道具を満載できる特大キャリアも装備。こうなるとやはり『CT125・ハンターカブ』こそが最強レジャーバイク仕様であることに間違いはないでしょう。

125ccモデルで目いっぱいアウトドアレジャーを楽しみたいならば『CT125・ハンターカブ』一択。このバイクがあれば、より充実した休日を過ごせると思います!

今回ご紹介した4台は、カタチは違えどすべてHondaの「スーパーカブ」シリーズです。ですが、ベースが同じだとしてもそれぞれ得意分野や乗り味はまるで違いました。

筆者も実際に乗ってみるまでは「そんなに違いなんてあるの?」なんて思っていましたが、乗ってみた後はまるで異なるキャラクターに驚かされました。

「案ずるより産むがやすし」ではありませんが、ラインアップを眺めて悩むよりも、実際に乗ってみた方がピンとくると思います。原付二種クラスはレンタル料金もリーズナブルなので、気になる人は是非「HondaGO BIKE RENTAL」で試乗してみることがおすすめ!

自分のライフスタイルに合った「カブ」を選べば、毎日がもっと楽しくなると思いますよ!

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【文:石神邦比古(外部ライター)】

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