年齢や経験を問わず様々なライダーから支持されている、CT125・ハンターカブ。
今回は普通二輪免許を取得したばかりのライダーに実際に乗っていただき、その感想をお聞きしてみることにしました。
突然バイク熱が膨れ上がって免許取得
今回取材に協力していただいた山口さんのことをご紹介させていただくことにしましょう。
昔からバイクに対して漠然とした興味を持っていた山口さんですが、キッカケがなくてバイクに乗らないまますごしてきました。
大きな転機が訪れたのは2023年の12月。
カスタムバイクのショーを見てバイクのカッコよさを知り、夢中になってしまったのだと言います。
2024年5月に普通二輪免許を取得し、少し前に中古の250ccロードバイクを購入したばかり。
現在は大型二輪免許を取得するため教習所に通っています。
免許を所得したばかりなのでCT125・ハンターカブを目にするのは今回が初めて。
カブというバイクがあることは知っていましたが、それがホンダのバイクだということも知りませんでした（笑）
バイクのことを何も知らないので試乗しても専門的なことは分からないと言う山口さんですが、それくらいで大丈夫。
逆にそれくらい真っ白な方が、CT125・ハンターカブのことを分かっていただけるというものです。
ハンターカブと初対面
今回はHondaGo のバイクレンタルでCT125・ハンターカブをレンタルすることにしました。
自宅近くにあるオートサイクルシマダ松原店でバイクを受け取ります。
クラッチのないバイクに乗るのは今回がはじめて。
スタッフの方からシフトパターンなどに関する説明を真剣に聞いています。
初めて接したCT125・ハンターカブは、予想していたよりもずいぶん逞しく見えるバイクでした。
すごく小さなバイクなのかと勝手に想像していたんです。でも意外に大きくてしっかり作られていた。変な言い方かもしれないけど、ちゃんとしたバイクでした。
今まで知らなかったバイクの楽しさがあった
さっそく街を走り出した山口さん、走行性能の高さに驚いています。
125㏄くらいの排気量だと走りは期待できないのかと思っていたけど、思っていたよりも力があるので驚きました。広い道路も走ったけど物足りなさはまったく感じませんでした。それにクセがなくてとても乗りやすい。まだ少ししか走っていないけど、乗っていてとても楽しいバイクです。
とても気に入ったのがカブ系が採用しているロータリーパターンのミッション。
減速するとき、通常のリターン式のミッションのように1つずつギアを落としていく必要がありません。
ギアの4速で停止した場合、そこからシフトペダルを踏み込むとニュートラル。
さらにもう一つ踏み込むと1速に入れることができます。
※走行中はリターン式で停車時のみロータリー式になるチェンジ機構
ロータリーのミッションって、街を走っているときは本当に楽だし便利ですよね。気に入りました。
これは山口さんが、最近までマニュアルミッションのスポーツカーに乗っていたことも関係しているかもしれません。
クルマのマニュアルミッションだったら、どのギアで走っていても止まったらニュートラルや1速に入れることができます。
そんなクルマのミッションに近い便利さを感じたのも、バイクの経験が少ない山口さんだからこそでしょう。
街を抜けてからは田園風景が広がる郊外の道を走ります。
他の交通も少ないし、気持ちの良い景色だから走っているだけで自然とテンションも上がり気味に。
CT125・ハンターカブは、こういう道がとても良く似合います。
普通のバイクと違って自転車的な気楽さがあるのがいいですよね。自分は初心者だから中型のバイクはまだ『バイクに乗せられている』ような感じがしてしまうんですけど、CT125・ハンターカブは自分が操っている感じがしてとても楽しいです。
面白そうな狭い脇道などが出てきたら、迷わず「行ってみよう」と思えるのもこのバイクの魅力。
知らない細い道はあまり走ったことがありませんでした。行き止まりだったりしたら戻ってくるのが大変そうだからです。でもCT125・ハンターカブは扱いやすい車体サイズだから狭い道でもまったく心配ないし、今まで苦手だと思いこんでいたUターンも簡単にすることができました。このバイクに乗っていると自宅の近所でも新しい発見があるから色々な場所に行ってみたくなります。とっても自由な気持ちになれるバイクですね。
どうやらCT125・ハンターカブが相当に気に入った様子。
せっかくなのでレンタル時間をフルに使って山の方にプチツーリングすることに。
途中、かなり急な坂もありましたが、CT125・ハンターカブはものともせずに登っていきます。
すごい登り坂でも平気で登っていくんですね。力強さに感動してしまいました。
自分の手足のようにバイクが動いてくれるから、タイトなワインディングでも不安なく走り抜けていけると言います。
今回は4時間レンタルバイクを借りて走り回ったのですが、返却時にガソリンを入れたら1リッターも入らず、その燃費の良さにまたビックリ。
すごい経済的なんですね。ふだん乗っているクルマが古いアメ車なので、あまりの燃費の良さに感動してしまいました。
CT125・ハンターカブのインパクトはかなり大きかったようです。
クルマでもバイクでも、こんな気軽に走れる乗り物って今まで乗ったことがありませんでした。大きなバイクに乗ることしか考えていなかったんですけど、125㏄ってとても良いですね。
最終的にビッグバイクに乗りたいという気持ちは変わりません。でもCT125・ハンターカブはセカンドバイクとして置いておきたいと思えるバイクです。
CT125・ハンターカブにビッグバイクとは違った魅力があることを感じられたようです。
もしもこの記事を読んで興味が出てきたら、ぜひCT125・ハンターカブに乗ってみてください。
短い時間でも実際に走ってみたら、山口さんと同じようにその楽しさが分かるのではないかと思います。
【文／後藤武（外部ライター）】
