HondaGO BIKE LAB

あふれるパワーをどう扱う? レブル1100<DCT>のアソびかた!【ホンダの道は一日にして成らず 第29回/Honda Rebel 1100<DCT> 中編】

街乗りだけでも楽しいレブル1100(Rebel 1100)だけど、やっぱりワインディングを走りたい気持ちが止められない!
改めて乗ったDCT仕様のレブル1100、前回よりも『走らせ方』が分かってきたかも?

DCT仕様のレブル1100(Rebel 1100)は高速道路がイイ感じ!

街から飛び出して高速道路を1時間。

さすがに1,100ccの大排気量エンジンを搭載しているだけあって、高速道路に乗るとレブル1100がノビノビと走る!

レブル1100も高速道路くらいのペースで走れると嬉しいんだろうなぁって、ライダー独特の感覚でバイクのことを思ってみたり(笑)

それにしてもDCT仕様のレブル1100はやっぱり快適の極みです。

ライディングモードはキビキビ走りたいなら『STANDARD』で。

まぁ、個人的には『RAIN』でのんびり走るのがけっこう好きなんですけどネ(笑)

レブル1100シリーズは1,000ccオーバーのクルーザーとして考えると車体がコンパクトだけど、ホイールベースは1,520mmも確保されているので直進安定性に申し分はありません。

ちなみにDCT仕様だと重量が10kgほどMT仕様より重いのも、高速道路では逆に武器のひとつ。

その重さが安定感となって、クルージングに一層の平和を与えてくれます。

もちろんクルーザーのスタイルなので、走行風はそれなりに受けるけど、そこはまぁクルーザーとして『風を楽しむ』程度の心の余裕がライダー側に欲しいところ。

それにDCT仕様だとギア比がMT仕様よりも高速道路のクルージングに向いた設定になっているので、心穏やかに走ることができます。

うーん。高速道路の快適性だけで言うなら、MTよりもDCTのほうが一枚上手かな?っていうのが正直な感想です。

そして、待ちに待ったワインディング!

荒ぶるパワーはDCTでも健在なので・・・

ところで先ほど『DCTはギア比がクルージングに向いている設定』と書きましたけど、DCT仕様のレブル1100はMTに比べると、ギア比がいわゆる『高速型』です。

なのでアクセルを開けた時の加速は、MTよりちょっとだけ穏やか。

だけど、ここで勘違いしてはいけないのが、レブル1100DCTの走りがMTに比べて手ぬるいという訳じゃないことです。

むしろMT仕様が突出してパワフルだと考えてください。

それが証拠に。と言えるかどうか微妙ですが、私(北岡)の腕前では、ライディングモードを『SPORT』にした状態で、下り坂のコーナーはビビってパワーを開放できません。

電子制御がフォローしてくれることを頭ではわかってるつもりなんだけど、本能的にためらう。

DCT仕様にも、その程度の力強さは健在だってことです。

幸いにしてフロントフォークが良い仕事をしてくれるので、成り行きで走っても、不安なくコーナーはクリアできちゃうんですけどね。

その優秀なフロントフォークがあるためブレーキングには不安なし。シフトダウンはDCTが(私より上手に)やってくれるので、コーナー手前での車速のコントロールは極めてイージーです。

そして、一般的なクルーザーの場合は、直線できっちり減速してからのコーナー進入が鉄則ですが、レブル1100はそのあたりが『クルーザーらしからぬ』ところ。そのまま薄くブレーキを残して、フロントタイヤに荷重を掛けながらコーナーへ飛び込んでいくような、ロードスポーツ然として走りまで許容範囲です。

フロントから曲げていくなんて芸当ができるクルーザーは、世の中にそう多いものじゃありません。そして、それがまた何とも楽しい!

ちなみにですが、レブル1100<DCT>を走らせるにあたって今回『けっこう大事だな』と改めて感じたのは車体のホールドです。

シート自体のホールド力もかなり高くて、ライダーをがっしり受け止めてくれる感はあるのですが、なにせパワーがあるし、強いブレーキもできちゃうので・・・

スポーティに走らせようと思うと、もうすこしバイクを強くホールドしたくなる。

そこから試行錯誤の末、たどり着きました。

個人的レブル1100必勝法?

続編でそれをお伝えしようと思います!

【文/北岡博樹(外部ライター)】

NEXT▶▶▶ 電子制御で『自分モード』の走りを作る!

ホンダ『レブル1100<DCT>』のレンタルバイクを探してみる!

HondaGO BIKE RENTALならリーズナブルに体感!料金など詳しくコチラから

関連記事

最近チェックした記事