CB1000F SEの魅力は充実した装備品もだけど、やっぱりそのスタイリング! だけど、そうは言っても気になるでしょう? SEに装着されたヘッドライトカウルは実際、どれくらいの『実用性』を備えているのか!?
CB1000F SE『ヘッドライトカウル』のウインドプロテクション性は?
トラディショナルなCB1000Fのスタイリングに洗練のデザインが施されたヘッドライトカウルを追加することによって『新感覚スポーツネイキッド』といった“まとまり感”を見せるCB1000F SE。とはいえライダー人情としては「そのカウルがどれくらいの性能を持つのか?」という部分が大いに気になります。
なので今回は、実際に高速道路に乗ってみての感想をお届け!
大前提として言っておきますが、CB1000F SEのヘッドライトカウルは全体のシュッとしたスタイルを崩さないために「かなり小ぶり」です。また、私(北岡)は仕事として色んなタイプのバイクに乗るので経験として言いますが『このカウルは単純にデザインです』というケースもけっこうあったりする。
Hondaの公式WEBにおいてCB1000F SEのヘッドライトカウルは『トラディショナルなプロポーションをさらに引き立てる』という記述のみ。ウインドプロテクション性については特に言及されていません。さて、実際はどうなのか……

今回は結論を先に言ってしまいますが『思ったより優秀』というのが私の率直な感想です。
ヘッドライトカウル自体のサイズから考えると相当がんばってると思う。ライダーの体格にもよりますが、具体的に言うと私の体格(身長176cm)の場合で胸あたりまでの走行風をきちんとカットしてくれます。もちろんツーリング特化型のバイクのようにライダーの上半身を完全ガード! みたいなことにはなりません。
だけど走ったのが真冬だったこともあり、そのありがたさは言葉どおり『骨身に染みる』ものでした。

冬のこの時期、純粋なネイキッドバイクの場合は走行風がライディングジャケットを直撃します。そうなれば当然ジャケットの中に蓄えられた温かい空気は冷える一方、逃げていく一方。時間の問題で身体の芯まで冷え切ります。
だけどCB1000F SEは違った。この時は片道で高速道路を120km程度、時間にして2時間弱。その距離を身体が芯まで冷え切ることが無いまま『走り続けていられた』んです。

ちなみにこのヘッドライトカウルですが、上の写真をご覧ください。特に黒い樹脂のウインドスクリーン部分の『上端』に注目。おわかりでしょうか? すこし角度が「立っている」んです。わずかな形状の変化にも見えますが、おそらくこれがけっこう効いてる。小ぶりなサイズのヘッドライトカウルですが、その防風性能を底上げしていると思われます。
もちろんこれは寒さだけの問題じゃありません。ライダーの疲労感だって大幅に抑えてくれます。それに実体験としてスタンダードのCB1000Fよりも、SEのほうが「楽しい気持ち」のままで高速道路を走り続けていられたことは報告しておきたいと思います!

加えてCB1000F SEはスポーツグリップヒーターが標準装備でしょう? ツーリングシーンにおいては鬼に金棒!
CB1000Fシリーズがもともと備えているエンジンの味わいとサウンド、優しい乗り心地も手伝って90km/h~100km/hで穏やかにクルージングを続けることができます。これならある程度以上のロングツーリングにも対応できると確信……CB1000F SEは「旅バイク」としても優秀な相棒になってくれそうです!

となると……次に気になってくるのが「ワインディングではどうなの?」ということですが……
これまた少し長くなりそうなので続きは【③ワインディング編】で!
フロントフォークにヘッドライトカウルという「重量物」が装着されたことによって走りはどう変わるのか? その感想をお届けさせて頂きます!
【文/北岡博樹(外部ライター)】



















