HondaGO BIKE LAB

【体験レポート】VR空間の「Hondaブース」はツーリング体験もできちゃう!? 絶賛開催中の世界最大級メタバースイベント「バーチャルマーケット2025 Winter」を体験してきました!

2025年12月6日(土)〜21日(日)の日程で開催されている世界最大級のメタバースイベント『バーチャルマーケット2025 Winter』に株式会社ホンダモーターサイクルジャパン(以下、HMJ)が初出展!

今回はメタバース空間でバーチャルツーリングも楽しめる「Hondaブース」の体験レポートをお届けします!

VR空間でCB1000 HORNET SPやスーパーカブC125に乗れる!

インターネットの中に広がる巨大な仮想空間、メタバース──。バーチャルリアリティの世界でバイクの新しい楽しみ方が体験できる時代がいよいよやってきました!
そんな、世界最大級のメタバースイベント「バーチャルマーケット2025 Winter」に、Hondaブースが初出展!12月6日から21日まで絶賛開催中なんです。しかもこのイベント、Hondaだけでなくアース製薬やシャープなど、さまざまな有名企業も参加している“メタバースの祭典”なんです。

このバーチャルマーケットでは自宅のパソコンから24時間いつでも無料で参加でき、アバターとなった自分の視点でバーチャルリアリティの世界に没入できます。リアルなイベント会場に行くのとはまた違ったポップでにぎやかなVR空間が広がっているんです。

※展示車両の3Dモデルは海外仕様車です。一部、日本国内で販売されている車両と異なる場合があります。

今回のHondaブースは、まさにリアルイベント「モーターサイクルショー」の“メタバース版”ともいえる内容で、自宅に居ながらそのままVRの世界へ飛び込めてしまうのが最大の魅力です。アバターになった自分がイベントブースを歩き回ったり、写真を撮ったり、商品や展示物に触れたりと、バイク好きにとってもまさに夢ようなVRイベントなんです。

そして今回のHondaブース目玉は、やっぱり“バーチャルで乗れるバイク”! 大型スポーツネイキッド「CB1000 HORNET SP」と、誰もが知る名車「スーパーカブC125」が驚くほどリアルな3Dモデルで登場。アバターでまたがりハンドルを握ると、「これ、もう試乗体験じゃん!」と思わず声が出るほどの没入感が味わえるんです。

そもそも「メタバース」や「VRChat」ってなに?

なんか未来的でスゴそうだけど……「メタバースやVRChatってなんなの?」という方も多いかもしれません。そもそもメタバースとは、一言でいえば“インターネット上の空間に広がるもうひとつの世界”のこと。自分の分身となる「アバター」を使って空間を歩き回ったり、誰かと会話したり、イベントに参加したりと、現実と同じようなことがバーチャル体験できるのが特徴です。

そのメタバース空間の中でも特に人気なのが「VRChat(ブイアールチャット)」。世界中のユーザーが集まり、自由に交流できる巨大な仮想空間で、今回のバーチャルマーケット(通称:Vket)も、このVRChatのプラットフォームを使ってバーチャル会場が作られていています。

2018年にスタートしたバーチャルマーケットは、基本的にSummerとWinterの年2回で開催され、今回で15回目の開催となります。前回のバーチャルマーケット2025 Summerでは世界中で130万人以上が参加し、ギネス世界記録にも登録されるほど最大級のバーチャルイベントになっているんです。

会場には巨大なモールイベントのように数多くのブースが並び、企業やクリエイターが作ったバーチャル商品や体験コンテンツを自由に楽しむことができます。出展しているのは、個人の3Dクリエイターだけでなく、アース製薬、シャープ、そして今回初参加のHondaモーターサイクルジャパンといった大手企業も勢ぞろい。バーチャル空間を歩いて回るだけで、新商品を見られたり、ミニゲームができたり、限定アイテムが買えたりと、現実の展示会顔負けの“ワクワク”が詰まっています。

しかも、アバターで友達と一緒に来場したり、写真を撮ったり、ブースの中で体験型コンテンツを遊んだりと、楽しみ方は自由自在。リアルでは味わえないスケール感やクリエイティブな世界が広がるのが、バーチャルマーケットの最大の魅力です。VRゴーグルがあればより没入感のある体験ができますし、パソコンだけでも参加できるため、誰でも気軽に“もう一つの世界”に遊びに行ける場所として親しまれています。

バーチャルマーケットのメディア体験会に行ってきました!

そこで今回は、バーチャルマーケット(Vket)を主催している株式会社HIKKYさんにお邪魔して、実際にメタバース空間のHondaブースを体験させていただきました!

筆者は、常々VRChatをはじめとしたメタバースには興味はあったものの、VRゴーグルなどの機材を持っていないため、普段はYouTubeなどで流れてくるメタバース動画を見て楽しむだけでした。なので、今回が初のVR体験となります。

今回使用したのはスタンドアロン型のVRゴーグル。Facebookを運営しているMeta社の「Meta Quest」や、Pico社の「PICO 4 Ultra」などが有名ですが、VRゴーグルがなくてもVRChatの推奨スペックを満たしているパソコンがあれば誰でも無料でバーチャルマーケットに参加することができます。

一般的なVRゴーグルには、音声が骨伝導で聞こえるヘッドセットや自分の声で喋れるマイクも備わっていて、手や指の動きを感知するセンサーが搭載されたVR専用のコントローラーを両手に持って操作します。

見た目は複雑そうですが、VRゴーグルやコントローラーの操作は至ってシンプルで、左手のジョイスティックで移動、右手のコントローラーで自分の体(アバター)の向いている方向を変えることができ、視界は自分の首を振れば360°周囲を見渡すことができます。基本的な操作はたったこれだけ。

視界が実際の動きと連動する点を除いては、一人称視点の家庭用ゲームに近い感覚なので「Nintendo Switch」や「PlayStation」など、コントローラーを使うゲームで遊んだことのある方なら操作はすぐに慣れると思います。

コントローラーの操作方法などをひと通りお聞きしたら、いよいよバーチャルマーケット会場のHondaブースへ!

まず視界に飛び込んでくるのはHondaロゴと特大の観覧車!しかもこの観覧車は実際に乗ることもできるんです。

VRゴーグルを着けたメタバース空間では、ブースに近づくにつれて展示物が現実と同じようなサイズ感になってきます。建てられたブースパネルや展示されているバイクの3Dモデルも、本当に触れそうなリアリティがあり、例えば、実際に自分の首を振って左右に動かしたり見上げたりすると、現実の世界で自分の見ている視線と同じ空間が広がっているんです。

これはVRゴーグルならではで、パソコンのモニター画面を見ているだけではわからないリアルさやサイズ感ですね。

ちなみに今回のHondaブースは過去のモーターサイクルショーや鈴鹿8耐のHondaブースに加え、鈴鹿サーキットなどもモチーフにしてデザインされているそうなので、ブース内を隅々までチェックしてみるのも面白いかも。

TVモニターに映し出されている映像は、筆者がVRゴーグルを着けて見ている視界が映し出されています。(VRゴーグルがあればモニターは無くてもOK)

HondaブースをVR上で再現したメタバース空間は、目の前に映し出される視界が自分にとっての「リアル」になり、ディスプレイに映し出される映像を見るのとはまるで違う感覚。ブースに設置されているバイクや展示物が浮き出てくるような立体感があって没入感が全然違うんです。

一般的なTVゲームとは違い、自分の首を動かせば見たい場所が見られるバーチャル空間は、本当にモーターサイクルショーなどのイベントに来ているかのよう。コントローラーを持つ手を前に出せば、実際の視界と同じように、アバターの手がそこにあり、本当に自分がVR空間に入り込んだように錯覚するほどです。

メタバース空間に広がるHondaブースでは、展示車両のCB1000 HORNET SPやスーパーカブC125に触れられたり、アバター(自分)が跨って写真を撮ったりと、実に様々なことができるのですが、一番の目玉はコレ!

会場の中央に大きなハンドルが展示されていて、エントリーパネルに触れるとVR空間のバイクツーリングに出掛けられるんです!

爽快な高原道路や紅葉の道、桜トンネルなど、四季折々のステージを「CB1000 HORNET SP」と「スーパーカブC125」で走ることができ、対向車のライダーにはヤエーの挨拶をすることもできちゃいます(笑)

視界を流れていく風景は、3Dグラフィックで作られた美しく煌びやかなものですが、VRゴーグルによって高まった没入感により、現実のツーリングで絶景に出会ったときのような体験ができます。

ディスプレイ画面だと、良くも悪くも「作り物」っぽく見えるモデリングが、このVRゴーグルをつけると急に違和感なく「世界」として認識できてしまうのがスゴい……。

首を回して景色を見渡したり、対向車線を走るライダーに手を振ったりでき、ライダー目線でみても、実際の「ツーリング感」を味わえるものとなっていました。

近年の暑すぎる真夏や凍えるような真冬、あいにくの雨の日など、バイクで出かけるのを躊躇ってしまう日でも、メタバース空間なら気軽に「バーチャルワールド」という異世界に出かけることができ、VRはアウトドア派が多いライダーにも意外とマッチした文化だと思います。

ちなみにVR空間で展示されている「CB1000 HORNET SP」と「スーパーカブC125」は、持ち上げたり、ひっくり返したりして細部を観察することができるのですが、これはまさに現実離れしたVRゲームらしいアクション。Hondaが実際に製作したものをもとに作られた車両の3Dモデルは、細部の素材の表現にいたるまで再現度が高く驚きました。

バーチャルツーリングで訪れる目的地にはVR風の「Honda Dream Cafe」もあって、休憩もできますし、自動で撮影したバーチャルツーリング中の自分(アバター)を、カフェのディスプレイで見ることもできちゃいますよ。

今回は空間内を一人で体験しましたが、複数人で遊ぶとさらに多くの楽しみや発見があるでしょう。文章やキャプチャー画像ではどうしてもVRゴーグル内に広がる視界の臨場感を表現しきれないので、この機にぜひ体験してみてほしいです。

この先「VR×「バイク」の分野が進化していけば、近い未来にもっと楽しいバーチャルバイクライフが体験できる日が訪れる予感がします!

メタバース空間は写真や文章だとどうしても伝わりにくい部分もありますので、是非こちらの動画もチェックしてみてください。

バーチャルマーケット2025 Winter「Hondaブース」を動画でチェック!

実際にアバターでHondaブースを歩き回り、バイクにまたがり、視界がどのように変わるのか──その一連の流れを映像で見るだけで、臨場感がぐっと増して感じられるはずです。特に、バイクに近づいたときの立体感や、ハンドルを握ったときの距離感は、静止画ではなかなか伝わらないポイント。動画なら、まるで自分がその場に入り込んだような気持ちで体験できます。

また、バーチャルマーケット特有の“会場の広がり”や、他の来場者がアバターで自由に動き回る様子など、メタバースならではの空気感も映像なら一目で理解できます。リアルの展示会とも、ゲームの中の世界とも違う、新しいエンタメ空間の面白さを感じていただけると思います。

さらにVRゴーグルを着けるとこの空間が3Dで見えるので、より直感的で“メタバースってこういう感じ!”が伝わる内容になっているので、これから参加してみようかなと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。動画を見てから実際に会場に入ると、よりスムーズに、そして何倍も楽しく体験できますよ!

バーチャルマーケット2025 Winterに参加するには?

バーチャルマーケットに参加するには、まず無料の仮想空間プラットフォーム「VRChat」をPCまたはVR対応機器にインストールします。イベント当日は、VRゴーグルを使うと没入感が高いですが、PCでも参加できるので「まずは試してみたい」という人でも大丈夫です。

「バーチャルだから無理かも…」と思う必要はありません。慣れていない人でも、VRゴーグルなしのPCモードなら操作も簡単。自宅から、「あなただけのメタバース体験」に気軽に飛び込めるんです。さあ、あなたも画面の向こうで“バーチャルツーリング”を体験してみませんか?

【VRChatを遊ぶために必要なPCのスペック

  • OS: Windows 10またはWindows 11
  • プロセッサー: Intel i5-4590 または AMD FX 8350 またはそれ以上
  • メモリ: 最低4GBRAM
  • グラフィックカード: NVIDIA GeForce GTX 970 または AMD Radeon R9 290 またはそれ以上
  • APIDirectXのバージョン11以上
  • ネットワーク: ブロードバンドインターネット接続(25メガビット/秒以上推奨)
  • ストレージ: 21.5GB(アプリケーション用に1.5GB、残りはコンテンツキャッシュ用)

バーチャルマーケット2025 Winter来場方法はこちら

アンケートやSNS投稿でマグカップや3Dマフラーがもらえる!

Hondaブース内のアンケートにご参加いただいた皆さまには、Hondaロゴが入ったマフラーの3Dモデルをもれなくプレゼントします!

さらに、マフラーはブース内で試着できるだけでなく、そのままツーリングへ出かけることも可能。友達同士でおそろいにして、バーチャル空間でのツーリングや記念撮影をぜひ満喫してください。

加えて、ブースで撮影した写真にハッシュタグ「#VketHonda」を付けてXへ投稿し、Honda二輪公式Xアカウント『Honda Bike(ホンダ バイク)』をフォローしていただいた方の中から、抽選で10名様にウイングマグカップが当たるSNSキャンペーンも開催中です。

このほかにも魅力的なコンテンツを多数ご用意しています。どうぞ『バーチャルマーケット2025 Winter』Hondaブースへお立ち寄りください!

HondaモーターサイクルジャパンとVRCバイク乗りの集会の対談動画はこちら!

「なんでHondaがバーチャルマーケットに?」そのきっかけとなったのは、VRChatコミュニティ「VRCバイク乗りの集会」とのコラボでした。この動画では、ホンダモーターサイクルジャパンの担当者:新田さんと、VRChatでバイク愛を爆発させているコミュニティ「VRCバイク乗りの集会」の代表が、ズバリ本音でトークしています。

動画を見れば、Hondaがバーチャルマーケットに出展したキッカケや、仮想空間でどんな可能性を見ているかが丸わかり!「リアルでバイクに乗らない世代とも繋がりたい」「未来のバイクライフってどうなる?」――そんなHondaの新しいチャレンジ精神が垣間見えます。

さらに、VRCバイク乗りの集会ならではの視点で、コミュニティ側のリアルな声や楽しさも深掘り!

この記事を読んで「VRツーリング面白そう!」と感じたあなたへ、バーチャルとリアルを繋ぐHondaの熱いビジョンと、未来のバイク遊びのヒントが詰まった超充実の内容です。ぜひチェックして、Hondaブースの体験を何倍も楽しんでくださいね!

バーチャルマーケット2025 Winter開催概要

名 称:バーチャルマーケット2025 Winter

主 催:株式会社HIKKY

会 期:2025年12月6日(土)~21日(日)(計16日間)

参加費:無料

企業出展VRChat会場:パラリアル新宿/パラリアルシンガポール

【公式SNS】

X
https://x.com/Virtual_Market_

YouTube
https://www.youtube.com/c/vketchannel

Instagram
https://www.instagram.com/vket_official/

来場方法:https://vket.com/access

VR機器及びゲーミングPCから、VRChat内特設ワールドにご来場いただけます。

開催期間中は24時間いつでも無料で来場いただけます。

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バーチャルマーケットとは株式会社HIKKYVRChat上で主催するイベントです。一般クリエイターだけでなく企来地方自治体が参加しています。バーチャルマーケットは株式会社HIKKYの登録商標です。

※VRChatは、VRChat Inc.によって運営が行われているソーシャルVRプラットフォームです。VRChat」はVRChat Inc.の商標または登録商標です

【文:岩瀬孝昌/石神邦比古(外部ライター)】

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