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実は250ccの『CB250R』よりデカかった!? 125ccの『CB125R』が完全に原付二種バイクとは思えない……【ホンダの道は一日にして成らず 第19回/Honda CB125R 前編】

2018年に新世代CBシリーズのエントリーモデルとして登場したCB125Rが2021年モデルでリニューアル!……って、見た目はあんまり変わってないんですけど、中身の進化が大きすぎてチョット驚いてしまいました。

『CB125R』は2021年モデルで大きく進化!

改めて少しおさらいしますがホンダの新世代CBシリーズは、このCB125Rの他に250ccのCB250Rと650ccのCB650R、そして1000ccのCB1000Rがラインアップされています。

そんな中でCB125Rは、排気量的にエントリーモデルという位置づけですが、実は逆に注目度が高い1台。

その理由は何かと言うと……

250ccの『CB250R』と車体が共通

CB250R(2020)

上級モデルとなるCB250Rとフレームやスイングアームなどを共有している、からです。

これによって剛性やハンドリングが……という話は後でするとして、何よりものトピックスは

車体がデカい

ということ。

CB125Rは完全に125ccのバイクには見えません。

CB125R(2021)

実を言うと、キャスター角やトレール量、サスペンションの兼ね合いなども含め、なんならCB125RのほうがCB250Rよりデカい。

ちなみに車体の寸法ですが

CB125R:全長2040mm×全幅820mm×全高1055mm

に対して

CB250R:全長2020mm×全幅805mm×全高1045mm

となっているんです。

実は……実際のサイズとして全長・全幅・全高ともにCB125Rのほうが大きい!?

もちろんバイクっていうのは、各部のmm単位のバランスで成立しているものですから、単純にデカいことが性能を表す訳じゃありません。

ですがっ!

やっぱり、デカいバイクってカッコいいじゃないですか!

CB125Rは所有感がハンパない

特にCB125Rは排気量的には125ccで、言うなれば『排気量の小さいバイク』です。

これは私(北岡)の見栄と言われればそれまでかもしれませんが、自分で所有するバイクには堂々としてて欲しいっていう願望があります。

なので個人的にCB125Rのフルサイズ感は、ものすごく好感度高めのポイント!

それでいてCB125Rは『デカいだけ』じゃありません。

灯火類はヘッドライトもテールランプもウインカーも全部、高級感あるLED。フロントフォークはアウターチューブのゴールドがまぶしい倒立フォーク。対向4ポットのブレーキキャリパーはラジアルマウントだし、ディスクローターもウェーブ形状でスポーティ。

そりゃ250ccの『CB250R』と共用のパーツがたくさんあるんだから当たり前でしょ!?と思われるかもしれませんが……

125ccでこのゴージャスさは感動レベル

現実問題として国産メーカーの125ccバイクで、これほど堂々とした体躯と充実装備を備えているのってCB125Rの他にはありません。

逆に言ってしまえばCB125Rは『排気量が125ccなだけ』で、他は250cc以上のバイクと同等のクオリティ。そういう意味でCB125Rは唯一無二の存在なんです。

その『CB125R』がさらに進化

そんなCB125Rが、誕生から3年で大幅に進化した訳ですよ……

なんとエンジンがDOHC化され最高出力が15馬力へアップ。フロントフォークにはSHOWA製のSFF-BPが奢られています。リアサスペンションは応答性の良い分離加圧式ですしね。

バイクの走りの要となる『エンジン』と『前後サスペンション』が強化されたっていうんだから、これはもう注目しない訳にはいきません。

進化した『CB125R』の走りがヤバい

そして、実際に乗ってみての『CB125R』はさらにヤバかった。125ccでここまでやっちゃいましたか……っていう感じ。

続編で気になる『走り』の部分をお伝えしますが、これがもう……クラッチをつないだ瞬間から感動するレベルだったんです!?

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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