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125ccなのに超パワフル!? 原付二種でもここまでできる!ってことを『CB125R』は証明した!【ホンダの道は一日にして成らず 第19回/Honda CB125R 中編】

125ccとは思えない堂々としたビッグボディに豪華装備を持つCB125RのエンジンがついにDOHC化。実際の走りはどう変わった?

その差は歴然! 従来型『CB125R』と比較できない……

デカいボディに豪華装備で2018年の登場から存在感が抜群だったCB125Rが、2021年モデルでアップデート。

エンジンがDOHC化されたことで最高出力が2馬力アップしています。

たかが2馬力なんて思っちゃいけません!例えば100馬力のバイクが102馬力になっても、出力は2%アップに留まりますが小排気量車の2馬力は訳が違いますからね。

『CB125R』は最高出力15%アップ!

そういう考えかたで新型の2馬力アップを見てみると従来型が最高主力13馬力だったので、新型は従来型に比べ15%もパワーアップを果たしていることになるんです。

これが100馬力のバイクだったら115馬力にパワーアップしているのと同じこと。

しかも加速の力強さに大きく関係する最大トルクは従来型に比べ20%もアップしているんです。個人的にはこちらの進化に驚きました。

それでいて、最高出力と最大トルクの発生回転数は従来型と同じ。

このあたりのメカ的な話は省きますが、これはもう純粋に高性能エンジンによって動力性能が底上げされていると言ってしまって良いと思います。

それが証拠にこのエンジン……超楽しい!

クラッチをつないだ瞬間から

え? 125ccってこんなにトルクあったっけ? って軽い衝撃です。それでいてけっこう高回転も綺麗に伸びる!

一般的に125ccっていうとトルクの細さから発進でエンストしないように気を使いそうなものですが、CB125Rにそんな不安はありません。

最大トルク発生回転数は8000回転と高めにも関わらず、発進してすぐに十分な力強さを発揮。単気筒エンジンらしくトルクの立ち上がりが早い!

それでいて全域がパワフル。低~中速域だけ、とか高回転域だけ、みたいな偏りがありません。

高回転で本領を発揮するDOHCエンジンと単気筒エンジンの低~中速域の力強さがうまくバランスしてるんです。

排気量125ccとは思えない『後輪が路面を蹴って加速する感』がかなり気持ちいい……

従来型も決して悪くなかったんですが、ちょっとこの新型とは比較になりません。あまりにも新型のDOHCエンジンが優秀すぎる。比べてしまうと、従来型のエンジンはちょっと加速感がぼんやりしているようにすら感じるはず。

これ、もし私(北岡)が従来型CB125Rのオーナーだったら、けっこう衝撃を受けると思う。そして次に『これは……買い替えか?』と考えてしまうのを避けられないと思う。

それくらいに違うんです。逆に何らか悪くなった部分は無いのか! とアラを探してみても、まるきり見当たりません。

強いて言うなら新型CB125Rは従来型に比べて車両重量が3kg重くなってます。が、そんなのパワーアップで完全に相殺。相殺どころか、重量増を補って余りある力強さを感じます。

単純な『速さ』だけでは終わらない

そして何よりも……新型CB125Rのエンジンが『楽しい』ということを伝えたい!

発進からスロットルを開けていって、街乗りだと7000回転くらいを目安にポンポンとシフトアップ。特に5000~8000回転あたりの加速フィーリングが秀逸で、走らせることにものすごく充実感があるんです。

しかもスロットルレスポンスも良くて、スポーティ感も強い。マフラーからのサウンドもなかなかの迫力で乗り手を楽しませてくれます。

いや、これは参った……

新型CB125Rのエンジン、ちょっと完成度が高すぎっ!

これほどのスポーティさと気持ち良さを併せ持った125ccのエンジンはなかなか無いと思う。

新型CB125Rは前後サスペンションも大きく進化してますが、まずエンジンが衝撃的でした。

すごい! いいぞ新型CB125R!

125ccだから……なんて甘えは一切ない。このエンジンは確かに、ホンダ『CB』に搭載されるに相応しいクオリティです。

CB125R、ここまできたかっ!?

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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