HondaGO BIKE LAB

【動画】現地までラクラク自走できる“50cc猿人”を搭載!ホンダレジャーバイクの大先輩『ゴリラ(Gorilla)』【ホンダ歴代バイク今昔図鑑/Gorilla(1998年)編】

ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施されているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!
今回は「Gorilla(1998年)」の貴重な映像を紹介します!

10年間の“冬眠”から目覚めた12Vゴリラ

今回紹介するのは1998年に登場した「ゴリラ(Gorilla)Z50J-W」です。

ホンダのレジャーバイクは「モンキー」や「エイプ」「ダックス」など、いわゆる「動物名シリーズ」として人気ですが「ゴリラ」は1978年にモンキーの兄貴分として初登場しました。

1978年に登場した初代ゴリラ(Z50J-Z-3)

初代「ゴリラ」はフロントキャリアも標準装備され、大容量の9Lガソリンタンクや肉厚なシート、長距離走行も運転しやすいアップタイプのバーハンドルなどが特徴でした。

50ccの原付一種モデルにも関わらず、これだけ豪華装備になっているのは、モンキーは「車に積み込んで目的地で遊ぶ」というコンセプトで登場したのに対し、ゴリラは「目的地までの自走」を前提に開発されたからとも言われています。

1998年に登場した4代目ゴリラ(Z50J-W)

1978年に登場した初期型「ゴリラ(Gorilla)」から数えると4代目となるこちらのモデルは、メンテナンス性に優れたCDI点火のエンジンに加え、12Vバッテリーを搭載しているため、ファンの間では「12Vゴリラ」とも呼ばれています。

1988年に3代目となる6Vバッテリーの最終モデルが登場したのを最後に一度ラインアップから姿を消しますが、1998年に約10年ぶりに待望の復活を果たしたモデルです。

エンジンは49ccの空冷4ストロークOHC単気筒で、最高出力は3.1PS/7500rpm。

乾燥重量は67kgと軽量で、大人なら1〜2人くらいで持ち上げられるくらいの重さなので、モンキー同様、クルマなどに積むこともできました。

クラッチ形式はマニュアル式の4速リターンで、本格的な走りが楽しめる50ccエンジンを搭載。

空冷フィンが美しく、前方に傾いたシリンダーヘッドは低重心かつ車体のスリム化に貢献してくれます。

メーターは速度計とODOメーターのみのシンプルなもの。

ヘッドライトケースやフェンダーなどは豪華にメッキ仕様になっていました。

砂利道などが多いレジャー施設などでの走行も視野に入れブロックタイヤを採用。

タイヤサイズは前後とも3.50-8の小径タイヤでコロコロと転がるようにコーナリングできます。

メッキタイプのマフラーガードが印象的なサイレンサー。

ちょっとしたオフロードの走行もできるように、マフラーはアップタイプのものを採用していました。

可愛らしい車体サイズが故に、大人が乗るとやや窮屈に見えますが、見た目以上に乗りやすく、しっかりと運転ができるのはさすがの一言です。

ライダー目線からの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。

約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!

【Gorillaの動画はコチラから】

最新モデルはコレ!『Monkey 125』

■ホンダ「モンキー125/ABS」:407,000円/440,000円(消費税10%込み)

遊び心溢れるスタイルに、ひと度走り出せば本格的なバイクに引けを取らないほどの走りでライダーを楽しませてくれる「モンキー」シリーズの原付二種モデル。2017年に125ccクラスへリニューアルされました。

街乗りやツーリング、レジャーバイクとしての使い方はもちろん、自分好みにカスタムして楽しむライダーも多いファンバイクです。

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

『モンキー125』をHondaGO BIKE RENTALで体感しよう!料金など詳しくコチラから

関連記事

最近チェックした記事