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本州最南端をツーリング!鹿児島県をバイクで走るなら行きたいツーリングスポットを紹介

九州の南に位置する鹿児島県は観光はもちろん、バイクでツーリングするのも面白いエリアです。
バイク走りに行きたいスポット、走って楽しい道、バイクで行けるグルメなどツーリングを楽しくする要素が詰まっています。

今回はそんな鹿児島県をバイクで走るなら是非おすすめしたいスポットを紹介していきます!

鹿児島のツーリングスポット

佐多岬

本土最南端に位置する佐多岬はバイクで走りに行って楽しめるスポット。
鹿児島県の中でも有名なスポットなので、佐多岬への入口にはゲートがあり、これが目印となっています。

ゲートを潜ってしばらく走ると佐多岬公園駐車場に到着。
バイクや車など乗り物で行けるのはここまで。

本土最南端の地であることを証明する撮影スポットもあります。
位置的には上海やニューオリンズと同じ位置とのこと!

スマホの地図などでも自分が今いる場所を改めて確認すると、日本地図のめちゃくちゃ下の方にいるので「ついにバイクでここまで来た…!」という達成感も味わうことができました。

展望台からは遠くまで澄んだ水平線と、佐多岬を一望することができます。
時間があれば佐多岬まで歩いていっても良かったのですが、撮影の都合上今回は断念。

歩行者専用の道路で楽に歩けるそうなので、気になった方は是非行ってみてください!

佐多岬を見に行くならここに停めて歩いていけますが、バイクで走りに来ただけなら、ここまででも十分満足感はありました。
駐車場が広いのでバイク仲間と複数人で来ても余裕がありそうでした。

駐車場の真ん中には佐多岬公園のシンボルでもある巨大なガジュマルの木があり、ベンチに座って木陰で休憩するのにもいいスポットとなっていました。
バイクで行きやすいスポットなので、鹿児島をツーリングするなら是非立ち寄ってみてください!

佐多岬周辺のワインディングもおすすめ

佐多岬に行くなら、周辺をバイクで走って散策してみるのも面白い楽しみ方かもしれません。
このエリアは曲がりくねったワインディングルートが多く、道もある程度広さがあって走りやすいので、ワインディングの経験が少ない方も走りやすい道だと思います。

自然広がる峠道を抜けたら漁港が見えてきて、それを超えるとまた次の峠道へと続いているので、景色が次々と切り替わっていく様子が楽しめました。

また佐多岬から北上する際に通る海沿いルートも、南国のような雰囲気で気持ちよく走れました。
大きな国道を走っても、脇道に入ってワインディングを走るのも面白いスポットなので、色々バイクで巡ってみるのがおすすめです!

フェリーを活用してツーリング

鹿児島の南は西と東で分かれており、1日のツーリングで両方を走ろうとするとかなり上の方まで戻らなければいけません。
ですがそこをサクッと時短させてくれるのがフェリー。
今回鹿児島では2種類のフェリーを使いました。

フェリーなんきゅう

佐多岬に行った後、海を挟んで反対側に行きたかったので、南大隅町と指宿町を繋ぐ“フェリーなんきゅう”を利用しました。
バイクも車も利用することができ、旅客運賃大人800円と、CL500の排気量は125cc 以上 750cc 未満の枠内なので、二輪運賃1,000円。計1,800円で乗れます。

陸地の高速で戻るよりも時間もお金もお得!

この乗船する瞬間ってなんだか緊張しますよね…。
係員の方が優しく誘導してくれました。

50分ほどで指宿港に到着。
鹿児島の南エリアを走るなら欠かせないフェリーだと思います。
フェリーなんきゅうの詳しい情報はこちら!

桜島フェリー

こちらは鹿児島市と桜島を繋ぐ桜島フェリー。
所要時間15分程度とかなりの短距離ですが、陸で行くより全然速いので利用しました。

しっかりとしたフェリーですが、電車に近いような形で利用でき、料金もCL500の場合は480円、大人1人250円の計730円で乗れます。
乗って出発したらすぐ桜島に到着するので、景色を眺めていたらあっという間に到着しました。
こちらもツーリングルートによってはかなり便利に使える航路なので、是非利用してみてください!

桜島フェリーの詳しい情報はこちら!

本州最南端の駅「西大山駅」

最南端の岬、佐多岬に行ってフェリーで指宿町まで来たので、せっかくならということで本州最南端の駅である西大山駅にやってきました。
駅と言っても、のどかな田園風景の中にぽつんとある無人駅なので、そこまで賑わっている駅ではありません。
撮影時も電車に乗る人より、西大山駅に観光しに来た方のほうが多かった印象でした。
ホームの端まで行くと日本最南端の駅と書かれた看板と、バックに後ほど紹介する開聞岳がきれいに見えます。
記念写真を撮るならココなので、入れ代わりながら色んな観光客の方が撮影されていました。

電車の駅ですが、駐車スペースがあって車もバイクも駐車できるので、バイクで観光がてらにも行きやすいスポットです。
幸せを呼ぶという黄色いポストも西大山駅の観光スポットの一つとして親しまれていました。

景色がいいというよりも日本最南端というのが強い場所ですが、バイクでツーリングしていて駅に行くことってほぼ無いし、地方の無人駅に来ると「旅してる感」が感じられるので、近くまで来たなら是非寄りたいスポットでした!

開聞岳

開聞岳は行って楽しむスポットというより、各地から見て楽しむ物に近いですが、鹿児島の指宿周辺を走っていると見えるのが開聞岳。
綺麗な山の形をしていて、関東育ちの僕はなんだか見覚えあるような…?と思いましたが、別名「薩摩富士」と呼ばれており、富士山のような迫力のある形をしています。

かなり遠くからでも見え、遠くからのほうが富士山感は強いかもしれません。
バイクや車で登ることはできず、登るなら登山ルートを行くことになるので今回は登りませんでしたが、登山好きの方はバイクで麓まで行って登ってくるのも面白いかも。

このエリアのシンボル的な山なので、近くを走る際は意識しながら走ると綺麗に見えるスポット、バイクと開聞岳の写真が撮れるスポットが見つかるかもしれません。

南さつま市海沿いのワインディング

海沿いをバイクで走るのは気持ちいいですが、基本は真っ直ぐな道が多いと思います。
一方山の中のワインディングはタイトなコーナーが多いですが、海沿いの開放感はありません。

そんなお互いの良いところを同時に楽しめるのがこのルート。
〇〇ロードなどと名前はありませんが、バイクで走るなら是非おすすめしたいルートです。


地図を見てわかるように、海沿いを走れますが道は左右に曲がりくねっています。
これがワインディング好きにはたまらない楽しさがあるルートでした。

一部道が細くなっていたり、路面が荒れていたりするので、車やワインディング未経験の方はおすすめできません。
ある程度バイクに慣れた中級者以上の方が楽しめるルートだと思います。

スピードを出して楽しむのではなく、次々に迫ってくるコーナーに対し、バイクを体全体でコントロールしながら曲がっていく感覚は、真っ直ぐな海沿いを走っているだけでは味わえない楽しさがあります。

全域ではありませんが、横を見ると標高の高い位置から海を見下ろせるので、道も景色も楽しいスポットなんです。

そのままワインディングを抜けて海沿いを走っていると、途中から大きく開けてタイトなコーナーは無くなり、真っすぐで走りやすいルートに変わります。

特に日没の時間帯は、海に沈む夕日を横目に見ながらバイクで走ることができます。
海沿いにはいくつか展望台などもあり、夕日を見るなら是非立ち寄りたいスポット。
ワインディングが苦手な方は、内陸のルートから迂回して海沿いに出てみてください!


鹿児島はバイクで走って楽しいスポット様々

今回紹介したスポットは基本南鹿児島エリアをベースに紹介しています。
あくまで今回走った個人的な感想ですが、熊本の阿蘇のようにどこを走っても絶景!という感じではなく、探すと各地にスポットがある、という印象でした。
だからこそ、素晴らしいスポットを見つけたときの喜びは大きかったと思います。
車でドライブ、となるとまた少し違うかもしれませんが、バイクなら楽しめるスポットが多いので、ツーリングを楽しみたい方にはおすすめしたいエリアです。

今回紹介したスポットも回ろうと思えばフェリーを駆使しながら1日で回りきれるので、是非ツーリングを楽しんでみてください!

【文/佐藤快(外部ライター)】

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