バイクの価値基準は人それぞれですが、スペックやスピードじゃない部分の『目には見えない価値』に重きを置くバイク乗りには、心の底からおすすめできる1台です。
型にはめるなら『1100ccの大型ネイキッドバイク』だけれども……
CB1100 EXをシンプルにジャンルで区分けするなら『クラシックな趣のある大型スポーツバイク』となります。
だけど、実際のCB1100 EXはそんな単純な表現で説明できるバイクではありません。
その理由は、このバイクが『数値化できない魅力』の塊だからです。
CB1100 EXには『自己満足の境地』がある
バイクの中には短時間、ちょっと乗っただけじゃ本質が見えてこないバイクもありますが、CB1100 EXはそうじゃありません。
例えばHondaGO BIKE RENTALで言うと最短2時間のショートプランで軽く乗ってみるだけでも伝わるものがたくさんある。でも長く乗れば乗るほどに、魅力が次々と発見できるので、長時間乗ってみて欲しいとも思います。
エンジンを掛けてサウンドを聞き、クラッチをつないでゆっくりと走り出す。
走り始めて5分、10分。テイスティなバイクを好むライダーだったら、それだけでも得るものがあるはずです。
そして、もうひとつ。
CB1100 EXを見て『自分だったら、こういうスタイルで乗りたい!』ってイメージが湧いてしまった人も、絶対に乗ったほうがいい。
イメージしたスタイルでCB1100 EXに跨り、街中のショーウインドウに映る自分を見かけた瞬間に満足することは間違いありません。その上でスタイルだけではない、このバイクの快感性能に包まれれば、ライダーとしてかなり幸せな気持ちになれることは保証します。
CB1100 EXは乗り手も『奥ゆかしい人』が似合う?
ただし『バイクに乗ることで人から注目されたい』と考えている人には、CB1100 EXはあまり向かないかも。
CB1100 EXは1000ccオーバーの大排気量車とは思えないほどに楚々としていて、これ見よがしに存在をひけらかすことがありませんから、派手さを好む人には物足りないかもしれません。
でも逆に、上品さを静かにたしなむ人にはおすすめ。どこまでも深く『バイクと自分だけの世界』に没入できます。
インカムなどで仲間との会話に興じながら走るのも楽しいことですが、CB1100 EXは『ソロ』が似合うバイクかもしれません。
流れる景色と風の音をゆるりと楽しみ、バイクと対話する。
それはある意味、自己満足の境地。
バイクで走る喜びを純粋に噛みしめることができるライダーに、CB1100 EXというバイクを選んでみて欲しいと思います。
【文/北岡博樹(外部ライター)】
ホンダ『CB1100 EX』に乗ってみた感想は?
奇跡の空冷4発『CB1100EX』をレンタルバイクで体験してみて!
HondaGO BIKE RENTALならリーズナブルに体感!料金など詳しくコチラから