ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施しているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!今回はピボットレス仕様のアルミツインチューブにRC45譲り水冷V4エンジンを搭載したハイテクツアラー「VFR<RC46>(1998年)」の貴重な映像を紹介します!
水冷V型4気筒エンジンを搭載したハイテクツアラー
水冷V4エンジンを搭載した初代「VFR<RC46>」は1998年に登場。
超高性能バイクVFR750R(RC30)やRVF750(RC45)といったレーサーレプリカの先進技術も盛り込みつつ、ツーリングも楽しめるハイテクツアラーとして人気を博しました。
レースシーンで活躍したRVF750(RC45)系のV4エンジンをベースに、ストロークアップで排気量を781ccにまで拡大。
V4エンジンを積んだ車両重量は233kgとスポーツバイクとしてはやや重めでしたが、低速からトルクフルなエンジンの最高出力は80PS/9500rpmを発揮しました。
今では一般的になったインジェクションシステム「PGM-FI」や、前後連動のコンビブレーキ「DCBS」などの電子制御システムを初めて採用。
また、片持ちとなるスイングアームをエンジンに直付けしたピボットレスの「プロアーム」を市販車で初採用。
ツアラー性とスポーツ性を高レベルで両立させたハイスペックモデルでした。
サイドカムギアトレインやPGM-FIなどエンジンはレースベースモデルのRVF/RC45の作りがフィードバックされています。
コックピットからの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。
約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!
現行モデルはコレ!『VFR800F』
2014年にラインアップに復帰した「VRF800F」は、アルミツインチューブのメインフレームに800ccの水冷V型4気筒エンジンを搭載したV4スポーツツアラーです。
エンジン回転数に応じてバルブ数を切り換えるホンダ独創のバルブ制御機構「HYPER VTEC」を搭載しているのも特徴。
2017年にサイレンサーの変更などアップデートが施され、2019年には北米のレースシーンで活躍したVRF750F「INTERCEPTOR」をモチーフとしたカラーが追加されました。
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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】