今の時代の若者には遊ぶ物がたくさんあります。
ほぼスマホで完結してしまっていますが、スマホがあればゲームもできるし、友達と会話もできるし、買い物だってできる世の中。
しかしバイクに乗って味わえる感情はスマホでは代替えできません。
今回はそんなバイクでしか見えない世界に足を踏み入れた、24歳社会人ライダーをご紹介します!
車が先で後からバイクに
バイク歴3年のタクヤさんは現在会社員の24歳。
元々バイクにはほとんど興味がなかったそうで、車の免許を取って友達とドライブに行ったり、彼女と車でデートしたりとクルマライフを満喫していました。
しかし21歳の頃、ネットサーフィンしている途中に発売されたばかりのレブル250のSエディションに出会います。
「それまでバイクをマジマジと見ることもありませんでしたが、なぜかレブルだけは凄くかっこよく見えて、それでバイク屋さんに見に行ったんです」
レブルは人気モデルのためお店に現車は無かったそうですが、取り寄せてもらい、現車を見て購入を決意。
タクヤさんのレブルは純正オプションパーツを取り付けたSエディション。
Sエディション発売時のマットアクシスグレーメタリックカラーです。
「色、形、スタイルどれを取ってもかっこよくてこれが一目惚れなんだなと思いました。クルーザーっぽい形のバイクは他にもあったんですが、なんかピンとこなくて。このSエディションのスタイルだけが自分に刺さったんです」
レブル250 Sエディションはヘッドライトカバーやフォークブーツなどノーマルのレブルをベースにオプションパーツが装着され、車体と同色にブラックアウトすることで迫力あるスタイルを実現しています。
アクセントとなるダイアモンド柄のブラウンシートもSエディションならではのパーツ。
この当時のSエディションにあったマットブラックのカラーリングもタクヤさんが気に入っているポイントの一つです。
中でも一番の気に入ってるポイントは悩んでいましたが、シートからタンク、ハンドルにかけての立ち上がっていくラインが好き、というさすがレブルに一目惚れしただけあるマニアックな回答でした。
遊びの幅を自然と広げてくれた
普段は通勤に使ったり、職場の先輩とツーリングに出かけたりしてバイクライフを楽しんでいるタクヤさん。
バイクに乗るまでは普通の遊び方をしていましたが、バイクに乗ったことをきっかけにアクティブな遊びが増えたといいます。
「一目惚れしてバイク買ったは良いけど半分勢いだったので最初は家の周りを乗ってるだけでしたが、職場にバイクで出勤したらそれまで挨拶する程度だった先輩もバイクに乗っていて、仕事が休みの日は一緒にバイクで遊びに行くようになりました」
「先輩と一緒に走ってたらバイクで誰かと一緒に走るのって楽しいことに気づきました。それと同時期に地元の友達も免許を取ってバイクに乗り始め、今ではお互いに車を持っていてもバイクで集合する日もあります」
バイク乗りに悪いやつはいない、というセリフはバイク漫画でよく見るセリフですが、バイクに乗っているというだけで友達になったという話はよく聞くのであながち間違いではないかもしれません。
タクヤさん自身、元から交友関係は広かったようですが、バイクに乗ったことをきっかけに新しい人と出会ったり、知り合い程度だった人ともっと仲良くなれたり、乗り始める前よりも仲のいい人が増えたそうです。
おかげで自然とツーリングに行ったり外で友達とバイクで集まったり、これまで全くしてこなかったバイクならではの遊び方ができるようになったといいます。
走りも楽しめるレブル
レブル250はクルーザースタイルのバイクですが、一般的なクルーザーよりも走りを楽しむことのできるバイクです。
実際タクヤさんも最近バイクで移動する楽しみよりも走る楽しみも少しづつ感じてきたそう。
「乗り始めて最初の頃はバイクで走り出して風を感じるだけで気持ちよくて、でもバイクに慣れてきたら今度はバイクでいい景色の中を走るのが気持ちよく感じるようになりました」
「でも最近思うのが、クネクネした峠みたいな道を流すだけでもバイクって面白いんだなって感じます。買う前に詳しい人にレブルのこと聞いたら、クルーザーだからバイク倒して曲がれないし直線をゆったり流すもんだよ、と教えられましたが、実際乗ってみると結構倒してもステップ擦ったりしないし、他のバイクにおいてかれることもなくて結構スポーツも楽しめるんですよ」
いわゆるザ・アメリカンのようなスタイルではないレブルですが、タクヤさんの場合はスタイリング然り、走り然りプラスになったようです。
峠はまた別のバイクで楽しむものと考えていましたが、レブルで十分楽しめるので春になったら峠ツーリングに行きたいそう。
バイクがライフスタイルを広げてくれた
「一目惚れから始まってバイクに乗り始めて、最初はこんなに楽しめるものだと思ってませんでしたが、今では当時の想像以上に満喫していると思います。でもまだまだ理想形って意味では途中で、ここからもっと自分好みにカスタムもしてみたいんです。ツーリングも楽しいけどカスタムも楽しそう…。全然まだまだ未開拓の楽しみはあるはずなので、いろんなバイクの楽しみ方を見つけていきたいです」
タクヤさんのように車を最初にとってその後バイクを取るというパターンは少し珍しいかもしれません。
大体最初にバイクを取ってその後車に乗ったらバイクは降りてしまう、というパターンが多いですが、タクヤさんの場合は車を知った上でバイクに乗ったので本当にバイクという乗り物が性格やライフスタイルに合っていたんだと思います。
まだこれからバイクの新たな楽しみ方を見つけようとしているタクヤさん。
彼のバイクライフはこれからもっと充実していきそうな未来が見えるものでした。
【文/佐藤快(外部ライター)】