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CB1300SF SPってどんなバイク? 燃費や足つき性、装備などを解説!【ホンダバイク資料室/Honda CB1300 SUPER FOUR SP(2019)】

ホンダの大型スポーツバイクの中で、CBシリーズのフラッグシップに位置づけられるCB1300SF(CB1300 SUPER FOUR)の上級グレード『SP』の特徴や装備を解説します!

Honda CB1300 SUPER FOUR SP(2019)

ホンダ伝統の直列4気筒エンジンを搭載する大排気量ネイキッドで、CBシリーズを代表するフラッグシップモデル。

原点は1992年のCB1000 SUPER FOURにあり、1998年に排気量を1284ccへ拡大してCB1300SF(CB1300 SUPER FOUR)へと進化しました。そこから20年以上の時間をかけて熟成される中、2018年に上級グレードとして登場したのが、前後オーリンズ製サスペンションとブレンボ製のモノブロックブレーキキャリパーを装備した『SP』となります。

エンジンやシャシーの構成は基本的にスタンダードのCB1300SFと共通となりますが、ホンダのエンジニアにより、CB1300SFで『公道を走ること』を主眼とした足まわりのセッティングが施されているため、その走りはスタンダードが霞むほどの上質さとスポーティさになっています

日本を代表する大型バイクのひとつです。

■車両価格(10%税込) 1,936,000円

CB1300SFのライディングポジションや足つき性は?

ライダー身長/176cm

基本的にはスタンダードのCB1300SFと同じ乗車姿勢になりますが、極めて快適なライディングポジションです。

シートは座面が広いので自由度が高く、前方に座れば上半身はほぼ直立させられます。しかし、座る位置を後方にズラせばやや前傾のスポーティな姿勢もとることができる万能ポジションです。

車体が大柄なこともあり、膝の曲がりにも余裕があるのでロングツーリングも快適。

『疲れないライディングポジション』のお手本と言ってもいいほどにリラックスできます。

ライダー身長/176cm

車体は大柄ですが、シート高は780mmと低めなので、身長が176cmのライダーの場合は両足カカトまでべったり。

車両重量が266kgと重めなのですが、この足つき性の良さがあるため、車重はほとんど気になりません。跨ったままバックできるのも嬉しいポイントでした。

日本人成人男性の平均身長168cmがあれば、問題なく扱えるバイクでしょう。

CB1300SF SPの燃費は?

CB1300SF SPの燃費は基本的にはスタンダートのCB1300SFと同じになるはず……なのですが、前後オーリンズサスがもたらす圧倒的なスタビリティがあるため、ワインディングなどでスタンダートと比較すると、より高回転で走ってしまうかもしれません(笑)

使用燃料はレギュラーガソリン。燃料タンクは21Lの大容量を確保しています。

この時は高速道路7割、一般道3割くらいのイメージで走行距離が673.9km。総給油量は37.51Lでした。

満タン法で計測した燃費はガソリン1リッターあたり17.96キロとなっています。

CB1300SF SPの主要装備解説

パワーユニットはスタンダードのCB1300SFと共通。総排気量1284ccの直列4気筒エンジンは最高出力110馬力を7750回転で発生します。

このエンジン最大の特徴は4気筒にも関わらず、低速からトルクが太いこと。最大トルクは11.4kgf・mを6250回転で発生しますが、圧縮比が9.6と低いため、低回転域でも粘りがあり、低速から湧き上がるようなトルク感を堪能することができます。

また、それに付随して吐き出される4気筒サウンドはかなりの迫力。

ホンダのCBは優等生……なんていうのは昔の話で、腹に響くアイドリングの重低音や、高回転域の乾いた4気筒サウンドはライダーを恍惚とさせてくれます。

このサウンドだけでもCB1300SFに惚れてしまうかもしれません。

CB1300SF SPに乗って最も大きく感動するのがオーリンズ製の正立フォークです。作動性に優れる正立フォークっていうところが重要なポイントで、ここからもCB1300SF SPは、あくまで公道を走るストリートバイクとして位置づけられていることが伺えます。

動きは驚くほどしなやか。乗り心地はツーリングバイクも真っ青の快適さ。

ですが、スポーティな走りにおいても急激な姿勢変化を起こさず、コーナリング中にギャップを踏んでもあっという間に収束します。

この走りは、もはや感動以外の何物でもありません。

リアサスペンションは2本サスで、こちらもオーリンズ製を装着しているのがSPの特徴。

写真を見るだけでもわかるように、かなりストローク量が長めにとられていて『よく動くサス』です。

しかし、ソフトに感じるからと言ってフワフワな訳ではありません。

しっとりを落ち着いた理想的な動きで、リアタイヤの接地感を明確にライダーに伝えてくれる秀逸のセッティングになっています。

フロントのブレーキキャリパーはブレンボ製の対向4ポットモノブロックキャリパー。

ブレーキが効き始めるためにはサスペンションのセッティングも関係してくるのですが、先の前後オーリンズサスのおかげで瞬時にバイクがブレーキ態勢に移るのも感動レベルです。

ブレーキを『いま、どれくらいの強さでかけているのか』が手に取るようにわかるほど繊細なコントロールが可能。ブレンボ製キャリパーの真髄を体感することができます。

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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