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制限ナシ! 最上級のバイク免許『大型二輪免許』は今も昔もやっぱり憧れ!【バイク免許を取ろう⑧/大型二輪免許 編】

バイクの免許にはどんな種類があり、その免許があればどんなホンダ車に乗れるのかを解説する「バイク免許取得応援」のための連載企画。今回はすべての大型自動二輪(401cc〜)…と言いますか、原付から自動二輪まですべての2輪車の運転を許可する究極(?)の免許『大型二輪免許』について解説します。

かつては“限定解除”が多くのライダーの夢だった

昔話になりますが1965〜1971年の間、バイクの免許は自動二輪と原付免許の2種類しかありませんでした。その後1972年には自動二輪と小型自動二輪(125ccまで)に分かれ、1975年からは自動二輪、中型限定自動二輪(400ccまで)、小型限定自動二輪と、さらに細かく分類されることになりました。

中型限定自動二輪免許は通称「中免」と呼ばれ、1970年代半ばから1995年半ばの約20年間の間、400ccクラスのマーケットを日本市場に築くきっかけとなりました。しかしその当時、排気量制限のない自動二輪免許を取得するためには、各自治体にある試験場で「一発」試験、または中型限定自動二輪の“限定”を外す「限定解除」の試験を受ける必要があったのです。

限定解除試験の合格率は各地の試験場によって差がありましたが、一説には高くて10%くらいと言われたりもしていました。この狭き門を通らないと大型自動二輪車には乗れない「冬の時代」を経て、1995年から「大型自動二輪免許」が制定され、試験所での「一発試験」や「限定解除」以外の取得方法として、教習所での取得が選択できるようになり、今に至っているわけです。

「大型自動二輪免許」はクルマの免許を所有していれば、技能教習18時間・学科教習1時間の受講で、教習所で取得することが可能です。なお教習所によっては安全性の観点から、いきなり大型二輪免許取得する教習を行なっていないケースがあり、まずは普通二輪免許からの取得を勧める例も多いです。

大型二輪免許で「できること」と「できないこと」

大型二輪免許にはAT限定などの“限定”という制約が一切ありませんので、取得者は認可を受けたあらゆる排気量の2輪車を運転することが許可されます。

大型二輪免許で運転できる401cc以上の大型自動二輪車は、いずれのモデルも高速道路・自動車専用道路の走行が可能で、一般道では道ごとに定められている法定速度(最高60km/h)で走ることが可能です。また、数少ないですが「できないこと」といえば、年齢的に20歳以上であり、大型二輪免許または普通二輪免許の取得期間が通算3年以上…という2つの条件を満たしていない場合は、高速道路の2人乗りができません。

401cc以上の大型バイクすべてが選択肢

大型二輪免許取得者はMT車だけでなく、401cc以上のAT車も運転することができます。ゆえに、ホンダ独自のバイク用オートマチック機構DCT(デュアル クラッチ トランスミッション)採用モデルのなかから愛車候補を探すことも可能です。

現在ラインアップされている、大型二輪免許で乗れる401cc以上のホンダ大型車は全25機種(DCTモデル8機種含む)です。ジャンルはスーパースポーツ、クルーザー、アドベンチャー、グランドツアラー、クロスオーバーモデルと様々で、文字どおり「よりどりみどり」で愛車選びを楽しめるでしょう。

【AT限定大型二輪免許で乗れるバイクはこちら】

CB1300 SUPER FOUR / SP

ホンダ製ネイキッドスポーツのフラッグシップモデル。トルクあふれる水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンを、デュアルバックボーンを備えるダブルクレードルフレームに搭載。前後にオーリンズ製サスペンションとブレンボ製ブレーキを採用するCB1300 SP(1,936,000円 ※10%消費税込み)もラインアップする。

■総排気量:1284cc ■最高出力113PS/7750rpm ■最大トルク:11.4kgf-m/6250rpm ■車両価格:1,562,000円〜(10%消費税込み)

CB1300 SUPER BOL D’OR / SP

写真はCB1300 SUPER BOL D’OR SP

高速巡行時に優れた防風効果を発揮するウインドスクリーンと、左右それぞれに1L容量の収納スペースを備えたハーフカウルを装着する大型ネイキッド。ベースとなったCB1300 SUPER FOUR同様に、上級グレードモデルとして CB1300 SUPER BOL D’OR SP(2,046,000円 ※10%消費税込み)が用意されている。

■総排気量:1284cc ■最高出力113PS/7750rpm ■最大トルク:11.4kgf-m/6250rpm ■車両価格:1,672,000円〜(10%消費税込み)

CRF1100L Africa Twin

人気ジャンルである大型アドベンチャーモデルのなかでも、特にオフロードの走破性を強く意識して造り上げられたHondaならではの1台。ウインドスクリーンは固定式ショートタイプを装着し、シートは前後の体重移動のしやすさを重視したスリム&フラット形状を採用するなど、冒険ライディングの楽しみを追求した造り込みが映える。

■総排気量:1082cc ■最高出力:102PS/7500rpm ■最大トルク:10.7kgf-m/6250rpm ■車両価格:1,639,000円(10%消費税込み)

CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES

CRF1100L Africa Twinを母体に、24Lの大型燃料タンク、夜間走行時にコーナリングのバイク角に応じて3段階で切り替わるコーナリングライト、ロングスクリーンなどの装備を採用することで一層ツーリングでの利便性を高めた上級アドベンチャーモデル。シート高は2段階(830/810mm)に調整が可能となっており、大型な車体ながら気後れすることがないのも特徴のひとつ。

■総排気量:1082cc ■最高出力:102PS/7500rpm ■最大トルク:10.7kgf-m/6250rpm ■車両価格:1,947,000円(10%消費税込み)

HAWK 11

CRF1100L Africa TwinシリーズやNT1100をベースに生み出された、FRP製ロケットカウルを身にまとう大型オンロードスポーツモデル。LED式の灯火類、急ブレーキをいち早く後続車に伝えるエマージェンシーストップシグナル、高速道路で便利なETC2.0車載器など、装備も充実している。MT仕様のみのラインアップでワインディングを楽しむために特化した作り込みが為されている。

■総排気量:1082cc ■最高出力:102PS/7500rpm ■最大トルク:10.6kgf-m/6250rpm ■車両価格:1,397,000円(10%消費税込み)

Rebel 1100

CRF1100L系の水冷4ストローク並列2気筒OHC4バルブエンジンを、ダイヤモンドフレームに搭載する「Rebel」シリーズの最大排気量モデル。アクセルを大きく開けた時のフィーリングはかなりのワイルドさ。余計な飾りの無い、シンプルなスタイルのパフォーマンスクルーザーとなっている。そのうえでリーズナブルな価格設定も大きなセールスポイントだ。

■総排気量:1082cc ■最高出力:87PS/7000rpm ■最大トルク:10.0kgf-m/4750rpm ■車両価格:1,100,000円(10%消費税込み)

CBR1000RR-R FIREBLADE / SP

※写真はCBR1000RR-R FIREBLADE SP

世界各国のスーパーバイクレースでも活躍するホンダ製スーパースポーツの最高峰モデル。空力によりダウンフォースを発生させるフルカウルを装着。なお第2世代オーリンズ スマートECシステムなどを採用する上級バージョンであるSP(2,783,000円 ※10%消費税込み)もラインアップされている。最高出力218馬力を誇る、サーキット最速のHondaは間違いなくこのモデル。

■総排気量:999cc ■最高出力218PS/14500rpm ■最大トルク:11.5kgf-m/12500rpm ■車両価格:2,420,000円〜(10%消費税込み)

CB1000R

125馬力の大パワーを誇る「NEO SPORT CAFE」をコンセプトとした新世代CBシリーズのトップモデル。スーパースポーツ譲りの強心臓を、片持ちスイングアームを採用するモノバックボーンフレームに搭載。スタンダードモデルは受注生産。写真のブラックエディション(1,716,000円)もラインアップされている。

■総排気量:998cc ■最高出力145PS/10500rpm ■最大トルク:10.6kgf-m/8250rpm ■車両価格:1,670,900円〜(10%消費税込み)

VFR800F

80〜90年代の、ホンダのロードレース活動で技術を培った水冷4ストロークV4エンジンを搭載するスポーツモデル。車体色はヴィクトリーレッドとパールグレアホワイト(写真)を設定。後者は、80年代に米AMAで活躍したVFR750F(RC24)にインスパイアされたトリコロールのグラフィックを採用している。ツーリングバイクのように捉えられがちだが、乗ってみるとスポーティさが際立つキャラクター。

■総排気量:781cc ■最高出力107PS/10250rpm ■最大トルク:7.9kgf-m/8500rpm ■車両価格:1,445,400円〜(10%消費税込み)

VFR800X

水冷4ストロークV4エンジンを搭載する個性的なクロスオーバーモデル。5段階に位置調整が可能なウインドスクリーンと自由度の高いライディングポジションにより、ロングツーリングも快適にこなすことが可能。なおVFR800Fとともに、令和2年排出ガス規制により2022年10月で生産終了する。

■総排気量:781cc ■最高出力107PS/10250rpm ■最大トルク:7.9kgf-m/8500rpm ■車両価格:1,500,400円〜(10%消費税込み)

NC750X

前傾した水冷4ストローク並列2気筒OHC4バルブエンジンを、スチール製ダイヤモンドフレームに搭載するクロスオーバーモデル。NC750XのMT(マニュアルトランスミッション)モデルは600cc以上のホンダ製大型バイクの中で最もリーズナブルな価格設定となっているが、スロットルバイワイヤシステムによるライディングモードを含めた電子制御も充実しており、コストパフォーマンスは信じられないほどに高い。

■総排気量:745cc ■最高出力:58PS/6750rpm ■最大トルク:7.0kgf-m/4750rpm ■車両価格:924,000円(10%消費税込み)

CBR650R

648ccの水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブエンジンを、ツインチューブ形式のスチールフレームに搭載するベーシックスポーツ。エマージェンシーストップシグナルや盗難抑止機構「H・I・S・S」を採用するなど、装備も充実。あらゆるステージで扱いやすさを発揮するオールラウンドな走りが大きな魅力となる1台。

■総排気量:648cc ■最高出力:95PS/12000rpm ■最大トルク:6.5kgf-m/8500rpm ■車両価格:1,056,000円〜(10%消費税込み)

CB650R

新世代CBシリーズの650ccバージョン。エンジンとフレームは基本設計をフルカウルのスポーツモデルのCBR650Rと共用するが、カウルを持たないシンプルな構成とマスの集中化によって、より一層、軽快感のある走りを楽しむことができる。Hondaならではの4気筒フィーリングを、気兼ねなく、存分に味わうことができるモデル。

■総排気量:648cc ■最高出力:95PS/12000rpm ■最大トルク:6.5kgf-m/8500rpm ■車両価格:979,000円(10%消費税込み)

CBR600RR

アジアロードレース選手権や全日本ロードレース選手権で活躍中の水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブエンジンを搭載し、600ccながら121馬力のハイパワーを他叩き出すスーパースポーツ。フレームは中空アルミダイキャスト製ツインチューブ形式を採用。電子制御方式の油圧ステアリングダンパーを備え、高速走行時は路面からの外乱を抑制し、低速走行時は軽快な取りまわしを実現している。

■総排気量:599cc ■最高出力:121PS/14000rpm ■最大トルク:6.5kgf-m/11500rpm ■車両価格:1,606,000円(10%消費税込み)

Rebel 500

クルーザーの人気シリーズ「Rebel」の500ccバージョン。豊かなトルク感とおおらかなクルージングを水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブエンジンを搭載。大型車ビギナーでも持て余すことなく楽しめる、扱いやすいパワーとコンパクトな車格も魅力。なおホンダ製の大型バイクとして、最もお手頃な新車価格が設定されていることも見逃せない特徴のひとつだ。

■総排気量:471cc ■最高出力:46PS/8500rpm ■最大トルク:4.4kgf-m/6500rpm ■車両価格:799,700円(10%消費税込み)

【文/宮﨑健太郎(外部ライター)】