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新しくなった『スーパーカブ110』ってどんなバイク? 燃費や足つき性、装備などを解説します!【ホンダバイク資料室/Super Cub 110(2022)】

2022年モデルでモデルチェンジとなった『スーパーカブ110』の装備や解説に加えて、実際に走ってみての燃費や跨ってみての感想など、基本情報をお伝えします!

Honda Super Cub 110

シリーズ累計1億台以上が生産され、Hondaを代表するバイクのひとつと言っても過言ではないのはスーパーカブ シリーズ。その原付二種モデルがスーパーカブ110です。

原点となるスーパーカブ C100が1958年に誕生してからちょうど半世紀となる2008年に、それまで原付二種クラスでは90ccだった排気量を110ccに拡大して誕生しました。

それ以来、マイナーチェンジを繰り返して現在に至りますが、この2022年モデルは大きなアップデートを受けています。

2022年モデルでは最新の排ガス規制に対応した新エンジンと搭載し、前後ホイールをキャストホイールに変更。フロントはABS搭載のディスクブレーキとなり、走りだけでなく信頼性の面でも大幅に進化しています。

また、メーター内液晶パネルにギアポジションインジケーターや時計機能が追加されています。

原付二種クラスのバイクとして考えても、極めてリーズナブルと言える価格設定も大きな魅力のひとつです。

スーパーカブ110|メーカー希望小売価格 302,500円(消費税10%込み)

スーパーカブ110のライディングポジションや足つき性は?

ライダー身長/176cm

コンパクトな車体のため男性が乗ると窮屈に思えるかもしれませんが、実際に跨ってみると、驚くほどフィット感のある乗車姿勢に驚かされました。

シートに座りハンドルに手を伸ばすと、ごく自然に背筋が伸び、快適なオフィスチェアにでも座っているかのような『収まりの良さ』を感じることができます。また、この姿勢が長時間の乗車において非常に疲れにくいことが特筆したいポイントです。

ライダー身長/176cm

738mmのシート高による足つき性は小柄な女性でも問題なく扱える安心感を感じさせます。身長176cmの男性ライダーの場合は両足カカトまでべったり接地するのは当然のこと、膝が曲がるほどの余裕があります。

跨った瞬間から感じるフレンドリーさは、このバイクが世界中で愛される理由のひとつと言えるでしょう。

スーパーカブ110の燃費は?

スーパーカブシリーズは燃費の良さでも高い評価を受けるバイクです。今回はトータル212.2kmの距離を走って、合計ガソリン給油量は3.38Lでした。

使用燃料はレギュラーガソリンです。
満タン法で計測した燃費はガソリン1リットルあたり62.78km。110ccのバイクとして考えても驚異的と言うべき燃費性能を発揮しました。

燃料タンク容量は4.1Lなので計算上は1回の給油で250km以上を走れることになります。さすがスーパーカブ、という他にない結果です。

スーパーカブ110の主要装備解説

愛らしさ抜群の丸目1灯LEDヘッドライトと丸いウインカーの組み合わせは、ひと目でスーパーカブとわかる個性です。

ゴージャスな立体エンブレムなどは、このバイクがHondaにとって『特別な存在』であることを感じることができるディテールと言えます。

クラシカルな趣を感じるメーターはスピードメーターがアナログでシンプルながらも安っぽさは皆無です。

今回のモデルチェンジで液晶パネル内に追加されたギアポジションインジケーターは常時表示。カブファン待望の時計機能も新搭載されています。

最新の排ガス規制に対応した新設計の空冷4ストロークOHC単気筒エンジン。従来型よりもロングストローク設計となり、最大トルクを向上させつつ燃費性能もアップしています。

従来型よりもおおらかさを感じる加速フィーリングですが、ローギア1速などの力強い加速感は『カブらしさ』に溢れるものでした。ただし、2速以上のギアは扱いやすいため『はじめてのカブ』あるいは『はじめてのバイク』としてもおすすめできます。

フルカバードのリアサスペンションは豪華なメッキ仕上げで、レトロ感の演出にもひと役買っています。こういったディテールにまで手抜きが無いのがスーパーカブというバイクの特徴です。

乗り心地も快適ですが、しっかりと踏ん張る強靭さも同時に備えたリアサスペンションと言うことができます。

見るからにタフそうなリアキャリアは大きな荷物も簡単に積むことができます。

スーパーカブ110の定員は2名なので人を乗せることも可能ですが、タンデムの場合は純正オプションバーツにあるようなピリオンシートなどを装着するのがおすすめです。

今回のアップデートで新たに採用されたのがキャストホイール。モダンな雰囲気のデザインでスーパーカブのスタイルに調和しています。

フロントブレーキにディスクブレーキが新採用されました。フロントのみABSを搭載。安定したブレーキ性能と電子制御によるセーフティで、これまで以上に信頼性が増しています。

ツートンでお洒落な雰囲気も感じるシートは、硬すぎず柔らかすぎない座り心地。配達業を代表としたビジネスシーンで鍛えられたバイクだけあって、シートの完成度も非常に高く、長時間の乗車も快適に行えます。

レッグシールド内側にはさりげなくコンビニフック(荷掛けフック)を装備するなど、利便性にも配慮されています。

【文:北岡博樹(外部ライター)】

新型『スーパーカブ110』で走ってみた感想はこちら!

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