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新型になった『クロスカブ110』はスーパーカブ110やCT125・ハンターカブと何が違う?【原付二種で楽しむホンダのバイク! 第9回/CROSS CUB 110(2022) 前編】

ホンダのスーパーカブ・シリーズの中でいちばん楽しみかたの幅が広いのって、実は新型になった『クロスカブ110』なのでは?

スーパーカブともCT125・ハンターカブとも違う、もうひとつのカブ

世界中で愛されるスーパーカブ50/110、そして125ccクラスのエンジンを搭載したスーパーカブ C125や、復活以来大きな人気を集めているCT125・ハンターカブなど、Hondaの『カブ』シリーズには魅力的なバイクがたくさん揃っています。

そんな中で、実は影の実力者なのがクロスカブ110。

スーパーカブ110をベースにカジュアル&アウトドアテイストのスタイリングを与えられた、もうひとつの『カブ』です。

ちなみにクロスカブ110の良いトコロってなに? って聞かれたとしたら、私(北岡)は『なんか自由な感じがするから!』って即答します。

これはもう個人的な感覚の話なんですけど、スーパーカブやCT125・ハンターカブって、ある程度の『イメージ』が既に出来上がってるように思うんです。スーパーカブで街乗りするならカジュアルで、CT125・ハンターカブならアウトドア感のあるスタイルで、みたいな感じ。

もちろんそれは悪いことじゃないんですけど、クロスカブには良い意味でそれが無い。

カジュアルな装いでも、アウトドアスタイルでも、それこそガチのライディングジャケットだって何でもアリ。乗る人の個性を全部受け入れてくれるフリースタイルなバイクだと思ってるんです。

そんな自由度MAXのクロスカブ110がスーパーカブ110と同時にモデルチェンジ! 新しいエンジンを搭載して新登場となりました。

見た目としてはワイヤースポークホイールからブラックのキャストホイールになったことが大きな変更点。これによってスタイリングから感じるアウトドア感、もしくはオフロードテイストが弱くなっちゃうかな? とすこし懸念していたんですが、実車を見たら、そんなことは全然ありませんでした。

なんならワイヤースポークホイールよりも『しっくりきてる感』すらある。このあたり、都市型SUVに通じるスマートさがあるのかもしれません。

それにガチ系オフロード&アウトドアの分野には、今ではCT125・ハンターカブっていう本格派がいますからネ。新しいクロスカブ110はこれでいいんだ!って、わりと素直に納得できるスタイルになってました。

『クロスカブ110』と『スーパーカブ110』は同じじゃない

そして、ココが(個人的には)けっこう大事!

クロスカブ110とスーパーカブ110は、乗ってみると『けっこう違うバイク』だっていうことです。

エンジンは同じだけど、実際に走らせてみると印象がまるで違うのです!

フィーリングで言うなら、クロスカブ110のほうが、スーパーカブ110よりもさらに気軽に楽しめる感じ。

ヒラヒラと動く軽快さは確実にスーパーカブ110以上です。シート高がスーパーカブ110より46mm高いから、それに伴ってライダーの乗車位置も高くなるし、前後サスペンションの違いによって最低地上高やホイールベースも変わってくる。それによってバイクの動きかたは、全然違うものになってるんです。

そこに加えて、軽いオフロード走行も想定されたサスペンションのおかげで、乗り心地が抜群に良いのもクロスカブ110の良いトコロ。

クロスカブ110の軽快なハンドリングと快適な乗り心地は、スーパーカブ以上に気取らず、気負わずに『バイクで走ること』を楽しませてくれるんです。

そして、そこに今回のモデルチェンジで搭載された新エンジンがジャストフィット!

率直に言って、従来型以上にクロスカブ110が持つフリーダム感が拡がったと感じているのですが、それがどんなものなのかは続編で。

新型クロスカブ110、これまで以上に『ゆるーく楽しめるバイク』になってるんですよ!?

【文:北岡博樹(外部ライター)】

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