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アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES(MT)ってどんなバイク? 燃費や足つき性、おすすめポイントや装備を解説します!【ホンダバイク資料室 /CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES(2022)】

新しい排ガス規制に対応すると同時にマイナーチェンジを受けたMT仕様の『アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES』ってどんなバイク? 気になる燃費や足つき性を実際に触れてみての感想をレポートします。 その他にもおすすめポイントや装備など、基本情報を詳しくお届け!

Honda CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES (2022)

TRUE ADVENTUREをテーマに据え、1100ccの大排気量エンジンとビッグボディを備えながらも本格的なオフロード走行まで想定した本格派アドベンチャーバイクがCRF1100L『アフリカツイン』シリーズ。

そのシリーズの中でも、容量24Lのビッグタンクやロングスクリーン、コーナリングライトなどを追加しロングツーリング適性を特に高めたのが『アドベンチャースポーツ』で、現行モデルは電子制御サスESが標準装備となっています。今回ここで紹介するのはMT仕様です。

アフリカツインシリーズは2022モデルで新しい排ガス規制に対応。デイタイムランニングライトの新採用、スマホとの連携で利便性を高めるAndroid Auto™などの変更も加えられています。

エンジンとしてはFIセッティングが見直され、ライディングモード『TOUR』などでは従来型よりもテイスティな走りを手に入れることに成功。ロングランでさらに飽きないバイクへと進化しています。(※DCT搭載車ではシフトタイミングの熟成も図られています)

また、アドベンチャースポーツはウインドスクリーンの形状にも変更を受け、さらにウインドプロテクション性能が高められました。

■車両価格:1,947,000円(※消費税10%込み)

アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES のライディングポジションや足つき性は?

大型アドベンチャーらしくボディは大柄ですが、実際に跨ってハンドルに手を伸ばすと、ハンドル位置や幅にも違和感を感じることがありません。身長176cmのライダーの場合、上半身がまっすぐ伸び、リラックスできる姿勢です。

日本仕様はローダウンモデルが標準となりますが、特に膝の曲がりがきついなどの不都合は感じません。見た目よりも、実際に触れてみると、思った以上にフレンドリーだと気づかされるバイクです。

迫力のボディサイズからは想像もできないほど足つき性が良いのも魅力のひとつ。シートは810mm/830mmの2段階の高さ調整が可能で、写真は810mmの状態となります。

アドベンチャースポーツのMT仕様は車両重量が240kgとなりますが、身長176cmのライダーの場合は両足がカカトまでべったりと接地するので、バイクを支えることにまったく不安は感じません。おそらく日本人成人男性の標準的な身長があれば問題なく扱うことができるでしょう。

アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES 燃費は?

使用燃料はレギュラーガソリン。アフリカツイン アドベンチャースポーツは容量24Lのビッグタンクを装備しています。

この時は高速道路5割・一般道5割の割合で413.6kmの距離を走り、給油量は21.94Lでした。

満タン法で計測した燃費はガソリン1Lあたり18.9kmとなっています。

アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES の主要装備

2022モデルではデイタイムランニングライトが新採用され、デザイン上のアクセントを強めると共に、被視認性がさらに高まっています。

ヘッドライトやウインカーはLED。アドベンチャースポーツはバンク角に応じて3段階で切り替わるコーナリングランプも装備しているため、夜間走行などで高い安心感を得ることが可能です。

アドベンチャースポーツはロングスクリーンを装備し、高速道路のクルージングが快適。工具を使わず5段階の高さ&角度調整が可能なロングスクリーンは、2022モデルで変更を受けています。

従来型よりも少し高さが抑えられスタイリッシュにもなっていますが、形状の変更によりウインドプロテクション性能の高さはキープ。胴体部分への走行風に関しては従来型よりも快適性が増しているように感じました。

直列2気筒エンジンの総排気量は1082ccで、最高出力102馬力を7500回転で発生します。厳しい排ガス規制に対応しながらも力強さを失うことなく全域がパワフル。回転の上昇フィーリングも伸びやかで気持ちの良いエンジンとなっています。

メーターはフルカラーTFT液晶を採用。URBAN・TOUR・GRAVEL・OFFROADの4タイプのライディングモードの他、自分好みのセットを2タイプ保存しておくことができます。

ライディングモードに合わせてエンジン出力特性や電子制御サスペンションの特性が変化。およそ日本のツーリングで考えられるシーンすべてに対応します。

2022モデルではFIセッティングの見直しが行われています。ツーリングシーンで活躍する『TOUR』モードなどでは、旅バイクとして、さらに味わい深いクルージングを楽しむことができるようになりました。

エンジン下部にはアフリカツイン アドベンチャースポーツ専用のタフなスキッドプレートを装備されています。オフロード走行においてエンジン下部をガードしてくれるパーツで、アドベンチャーバイクとして本気の設計であることが伺えるディテールです。

メーター横にはUSB給電ソケットを装備しているので、スマホの充電も可能です。この他にDC12Vの電源ソケットも用意されています。

サスペンションは前後ともSHOWA製電子制御サスペンションESを搭載。ライディングモードに合わせてダンピング特性が変化するほか、乗車人数や荷物の有無など詳細まで設定が可能です。

常に快適な乗り心地を提供してくれるだけでなく、コーナリング中のスタビリティ(安定感)アップにも貢献。前後タイヤの明確な接地感をライダーに伝えてくれるため、どんなシチュエーションでも運転に自信を持つことができます。

シートは810mm/830mmの2段階で高さ調整が可能。座り心地はやや固めですが、そのおかげで長時間走行でも疲れることがありません。日帰り400km程度のツーリングではお尻の痛みを感じることなく非常に快適でした。

タフ&大型リアキャリアが標準装備されており、大きな荷物を積載することも容易です。

アフリカツインがオフロードに本気であることを証明するのが21インチのフロントタイヤです。

ワイヤースポークホイールですが、チューブレスなので、万が一のパンクの時なども応急処置がしやすく安心感があります。

フロントブレーキはフローティングダブルディスクにNISSIN製対向4ポッドキャリパーをラジアルマウントで搭載。

ABSはオンロード/オフロードの選択が可能。慣性測定ユニット(IMU)と連動しており、車体バンク角や前後輪スリップ率なども加味されてホイールロックが発生しないように制動力がコントロールされています。

オフロード走行の際にはリア側のABSをキャンセルすることも可能です。

急ブレーキをかけるとハザードランプが高速で点滅して、後続車に注意喚起を行うエマージェンシーストップシグナルを装備。

アフリカツインはウインカーにオートキャンセル機構も備わっています。

シート下にはETC2.0が格納されています。

この他にもグリップヒーターやクルーズコントロールなどツーリングに必要な機能が余すことなく装備されているのがアフリカツイン アドベンチャースポーツというバイクです。

【文/北岡博樹(外部ライター)】

2022モデルの『CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES』に乗ってみた感想は?

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