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【動画】GB350の前にもあった! ホンダ流の空冷単気筒400ccの味わいシングルスポーツ『CB400SS』【ホンダ歴代バイク今昔図鑑/CB400SS(2001年)編】

ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施しているのですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!今回は「CB400SS(2001年)」の貴重な映像を紹介します!

色褪せないトラディショナルなスダンダードシングル

今回紹介するホンダの歴代マシンは、2001年に登場した「CB400SS」です。

諸説ありますが、車名の「SS」は「Standard Single(スタンダード・シングル)」の略という意味を持たせて登場しましたが、2003年以降のマイナーチェンジモデル以降は「Single Sports(シングル・スポーツ)」という意味合いに変更された、というような逸話も残っています。

このCB400SSのルーツは、1998年9月に登場したスクランブラースタイルのCL400の後継モデルとして登場しました。

400cc単気筒エンジンの心地よい鼓動感とホンダの伝統的なデザインを感じさせるベーシックなスタイリングは、今見ても全く色褪せることがありません。

エンジンは空冷4ストロークOHC4バルブ単気筒で、最高出力は7000回転で29馬力を発揮。

また、車両重量が400ccモデルとしてはとても軽量な153kgで、オフロードバイク並みに軽かったのも特徴です。

このエンジンのルーツとなったのは、オフロード競技専用モデルだったXR400のエンジンを公道用に改良して搭載したCL400(スクランブラー・1998年)のものがベースになっています。

メーターはアナログ二眼メーターで、ODOメーターやトリップメーターもシンプルなダイヤル式を採用。

3000〜4000回転くらいの回転域で、淡々と走るのが気持ちいいシングルらしいエンジンが魅力でした。

キックアームが装備され、ふた口に別れた排気パイプと空冷フィンが美しい400ccの単気筒エンジン。

2001年の初期型モデルはキック始動のみでしたが、2003年のマイナーチェンジ後は、キック・セルの両方が装備されるようになりました。

タンクからタンデムシートにかけて、あまり凹凸のない直線的なデザインも特徴的。

また、エンジンにはバランサーを搭載されているため、フレームに過度の補強が不要となり、軽量化にも貢献していたんです。

誰が見てもバイクらしい普遍的なデザインも魅力で、2009年公開の大鶴義丹監督の映画「私の中の8ミリ」で、主人公のミハルが乗っていたことでも知られています。

ライダー目線からの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。

約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!

Honda Collection Hall 収蔵車両走行ビデオ HONDA CB400SS(2001年)

最新モデルはコレ!『GB350』

■ホンダ「GB350」:550,000円(消費税10%込み)

日本ではGBの名を受け継いで登場した「GB350」が、CB400SSの現代版とも言えるでしょう。

2021年7月15日に、よりスポーツ性能を高めた「GB350 S」も発売されました。

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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