HondaGO BIKE LAB

遠方でツーリングを楽しむならレンタルバイク!東京から飛行機で九州一周ツーリングに行ってみた

バイクで旅をするのは人生観を変えてくれる素晴らしい楽しみ方です。
日帰りのツーリングも楽しいですが、行動範囲が限られてしまうため限界があります。

泊まりじゃないと行けない場所へ、バイクで行ってみたい!
でもそこまで時間があるわけでもないし、そもそも行くまでも距離がありすぎて大変…。

そんなときこそ、レンタルバイクを活用したツーリングがオススメです。

今回は東京から九州ツーリングに行ってみました!

飛行機のほうが安くて速い

本来なら東京から九州まで自走で行きたいところですが、今回は4泊5日しか時間がないため飛行機で時短することにしました。
過去に一度バイク自走で東京から熊本まで行ったことがあるのですが、朝出発して休憩を少なめにしても深夜に着くかどうかの距離で、普通なら間に1泊挟むべき距離でした。

もう着く頃には疲れ切っていたので、今回は九州ツーリングを存分に楽しみたいからこそ、飛行機での移動にしました。
成田空港から福岡空港までは2時間ちょっとで移動でき、費用は時期にもよりますが、LCCで往復2〜3万でいけるので、自走のガソリン代、高速代よりもお得です。

早朝一本目の飛行機で成田を出発し、やってきたのはホンダドリーム博多。
福岡空港からバスで行ける距離でした。

今回は長距離を走るための余裕のあるパワーと、250ccクラス並みの軽快感を併せ持つCL500をレンタルすることに。
各種説明を受けて出発の準備をします。

【 Honda Dream博多(HondaGO BIKE RENTAL加盟店) 】
 住所:〒812-0016 福岡県福岡市博多区博多駅南3-19-3
 電話番号:0924738192
 営業時間:10:30~18:00 ※レンタル返却は18:30迄
 定休日:毎週水曜日・所定の火曜日
 店舗Webサイトはこちら

用品は自前で用意しよう

今回バイクに乗る際に使うヘルメット、グローブ、ライディングブーツなどのアイテムは自前で持ってきました。
レンタルなどは現状行っていないというのと、レンタルしていたとしても5日間走り続けるなら自分が使い慣れたもので走りたい、というのもあって、多少荷物が嵩みましたが服と一緒に一通り持っていくことに。

飛行機搭乗の際に手荷物だけでは収まらず、バイク用の大きなラゲッジにまとめて預け荷物で運びました。

またしばらくはこの荷物を積んでツーリングするため、バイクに積載できる装備も必要です。
手で持ち運びもできて、バイクにも積載できるラゲッジだと今回のような場合は一石二鳥なのでおすすめ。

レンタルバイクでも返す際に原状復帰できればラゲッジの積載はできるので、長期で大きな荷物を持ってツーリングする際も問題なく利用することができます。
積載ができたらいざ出発!

1日目:まずは長崎まで高速で移動

博多の街を走って高速を使って長崎まで移動します。
自走の場合、東京から博多まで1,100キロ以上あるので、九州を本格的に走り出す前にバイクのメンテナンス面でちょっと心配になります…。

ですが、そこはしっかりメンテナンスされたレンタルバイクなので全く不安は無し!
走り慣れていない地域なので、いつも以上に現地の交通の流れを意識しながら走ります。

やってきたのは道の駅夕陽が丘そとめ。
ここは角力灘に沈む夕日を見れるスポットとして有名な道の駅です。

15時前後に着いてしまったので夕日は見れませんでしたが、ここは地元のライダーススポットとしても人気。

二輪駐車スペースが広く取られているので、様々なライダーたちが集まってバイク談義で盛り上がってました。

道の駅夕陽が丘そとめから見える景色も最高でしたが、近くにある遠藤周作文学館からの景色のほうが、より海に近くて臨場感がありました。

このエリアにバイクで来た際は是非寄っておきたいスポットでした。

現地のワインディングを走りたい

長崎の海を満喫したら、そこから東方面にある雲仙市に向かいます。
そもそも長崎のこっち側まで来たのは雲仙市にある県道128号、通称ドラゴンロードというワインディングを走りたかったから。

九州の人気ツーリングスポットとして知られるこの道は、ヘアピンカーブが続くワインディングと景色を楽しむことができ、龍が舞うようにクネクネと曲がりくねった道を走ることができます。

距離自体はそこまで長くないですが、関東をメインで走ってきた僕にとっては、走る意味のある新鮮なワインディングでした。
スピードを出して楽しむのではなく、次々に迫りくるコーナーをクリアしていくのが楽しい道。

特にCL500のような軽快感のあるハンドリングのバイクは楽しみやすいスポットだと思います。
道も綺麗なのでワインディング初心者の方にもおすすめできます。

雲仙のワインディングを堪能したら暗くなる前に港へ向かってフェリーで熊本まで渡ります。

旅にトラブルは付き物

夕焼け空になり始めたくらいの時間に目的地、島原港に着きました。
「あとはフェリー乗って熊本のホテル行くだけだ〜」なんて余裕をぶっこいていたんですが、周りを見ると出港前だと言うのになんだか静か。

誘導員の方に聞いてみると、なんと熊本行きの今日の最終便は終わっているとのこと…。
事前に調べたフェリーの最終時間は土日のみで、平日の最終便はもっと早い時間で終わってしまうらしく、「今日熊本まで行かないと色々ヤバいんです…」と事情を説明したところ、少し離れた多比良港ならまだ最終便があるとのこと。
この情報がなかったら高速で上まで戻って熊本まで行かなければならなかったので、しっかりお礼を伝えて多比良港まで急ぎます。

無事最終便の受付に間に合い、とりあえずひと安心…。
調べが甘かったのはアホでしかありませんが、バイク旅はこんなこともたまーにあり、現地の方に助けてもらったことが今回に限らず今まで何度かありました。

しっかり調べよう、というのと長崎の人たちはめっちゃ優しい、ということを学んだまさかのトラブルでした。

バイクでフェリーに乗ると仲間ができやすい

無事フェリーに乗船し、ひと安心していたところ、後から来たハンターカブのお兄さんと友達になりました。
お互い1人で乗っていたということもありますが、フェリーの中で知り合ったライダーと仲良くなるというのは“バイク旅あるある”だと思います。

バイクの話だったり今後の旅路だったり、色々お話していたらあっという間に熊本県長洲港に到着。
「またどこかで会いましょう!」と爽やかな別れでしたが、こんなセリフが似合うのも同じバイク旅を楽しむ同士だからこそのもの。

ライダーはただでさえ仲間意識が強いので友達は作りやすいですが、フェリーに乗るとより一層強くなるのでこういった出会いもあるかもしれません。

2日目:阿蘇の大自然を走る

熊本市のホテルに宿泊し、2日目は西のライダーの聖地、阿蘇を走ります。
この日は別部隊の撮影隊と合流して一緒に行っていたので、荷物は降ろしてます。

阿蘇のバイクで走って楽しいスポットはこちらの記事でまとめているので、こちらもご覧ください。

阿蘇はとにかくバイクで走ると最高の一言に尽きます。
景色は常に絶景が続き「こんな場所走ったことない」という道が続きます。

気分としては海外ツーリングに来ているのと大差ないと言えるほど、日本では中々見れない景色の中を、整った道で走ることができます。

大草原の中には馬や牛が放牧されていて、まるでハイジの世界に入った気分になれる場所も。

道のレイアウトも角度がきついコーナーなどは少なく、道幅が広くてある程度緩やかなコーナーが多く、景色よりも楽しい道を走りたい!というライダーも大満足できるスポットだと思います。

実は僕自身阿蘇をバイクで走るのは2回目で、前回も1日中阿蘇を走り回ってましたが、同じ道を走っても時期によって違う感動があるのが阿蘇の面白いところ。
道も飽きないし、前回は見れなかったエリアも今回走ることができました。

気軽に走りに来れるエリアに住んでいるライダーが羨ましい……。
ライダーなら一度は走ってほしい阿蘇ツーリングを満喫できた2日目でした。
また数年後来て同じ道を走っても同じ感動ができるくらい、ライダーにとって素晴らしい場所でした!

鹿児島、宮崎へ続く!

無事九州ツーリングを満喫し始めました。
なんだかんだスタートしてから2日間で約600kmほど走ってますが、仮に東京から自走で来ていたらこんな余裕はなかったと思います。

博多から普通のツーリングをしている距離なので疲れ具合もまだまだ余裕。
出発する前は自分の愛車で走りたいという気持ちも多少はありましたが、この余裕があって各スポットを満喫でき、メンテナンスの心配も一切ないならレンタルバイクで大正解だったと思います。

次回記事では鹿児島、宮崎、大分を回って九州ツーリング完結編をお届けします!

【文/佐藤快(外部ライター)】

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