毎年イタリア・ミラノで開催される世界最大級のモーターサイクルショー、EICMA。
この度Hondaが、EICMA 2023に出展するヨーロッパ向け2024年モデルの二輪車ラインアップを発表しました!
そんな中HondaGO BIKE LABでは、日本での販売も予定されている注目機種をご紹介!
日本でその姿を目にするのは果たしていつなのか…?その時を楽しみに待ちましょう!
CB1000 HORNET
※写真は試作車・海外仕様車につき、量産仕様と一部異なります。
CB1000 HORNETは、2017年型CBR1000RRに搭載された直列4気筒エンジンを最適化し、110kWを超える出力と、100Nmを超えるトルクを発揮するエンジンを搭載しています。
車体には、新開発のスチール製ツイン・スパー・フレームを採用し、フロントには圧縮・伸側ともに調整可能な、ショーワ(日立Astemo株式会社)製41mmセパレート・ファンクション・フォーク・ビッグ・ピストン(SFF-BP)倒立サスペンションと、ショーワ製ユニットプロリンク・リアショックが組み合わされています。
スタイリングでは、超小型デュアルLEDプロジェクターヘッドライトを採用し、HORNETの特徴である燃料タンクは、フロントは幅が広く、リアは細く絞り込まれ、また小さなシートにより特有の細さを表現しています。新しいフレームもさりげなくブラックカラーで統一されデザインの特徴としています。
スロットル・バイ・ワイヤー(TBW)による電子制御に加え、ライダーは5インチTFTカラーディスプレイに表示される3つのライディング・モードを選択できます。
CBR600RR
※写真は試作車・海外仕様車につき、量産仕様と一部異なります。
CBR600RRは、前モデルから大幅に改良された、最高出力89kW/14,250rpm、最大トルク63Nm/11,500rpmのエンジンを搭載しています。
アルミ製スイングアーム付きツインスパー・アルミフレーム、41mm径のショーワ製SFF-BP 倒立フォーク、ショーワ製ユニットプロリンク・リアショック、ウイングレットを装備したカウリングにより、敏捷な旋回性と優れた安定感を両立したハンドリングを実現します。
CBR600RRは、CBR1000RR-R FIREBLADE譲りの6軸慣性計測ユニット(IMU)を採用し、TBW制御、5つのライディング・モード、コーナリングABS、9レベルのHSTC、ウイリー・コントロール、リア・リフト・コントロール、エマージェンシー・ストップ・シグナルを装備。電子制御ステアリングダンパー、アシスト/スリッパークラッチ、クイックシフターも標準装備しています。
NX500(日本ではNX400として販売予定)
※写真は試作車・海外仕様車につき、量産仕様と一部異なります。
ニュー・クロスオーバーのNX500は、ワインディングロードからグラベルトレイル、長距離アドベンチャーまで、多様なシーンで楽しめるように設計されています。
従来のCB500Xをベースに、新たなスタイリングとさまざまな仕様・性能のアップグレードを採用しています。
1.5kg軽量化した新しい5スポークアルミキャストホイールの採用で、合計3kg減の196kgになった車両重量に加え、41mm径のショーワ製SFF-BP倒立フォークのスプリングレートとダンピングの見直しで、ハンドリングダイナミクスとフィーリングが向上しています。また新しいフューエル・インジェクションの設定により鋭い加速を実現しています。
さらに、5インチTFTスクリーン、Honda RoadSync、HSTCを採用。スタイリングは、新型ヘッドライトを中心に一新され、フロントからリアまで新しい樹脂材を採用し、コンパクトなアドベンチャースタイルの使い勝手と堂々としたシルエット、ソリッドなフォルムをミックスしています。
CBR500R(日本ではCBR400Rとして販売予定)
※写真は試作車・海外仕様車につき、量産仕様と一部異なります。
CBR500Rのスタイリングは、CBR1000RR-R FIREBLADEにインスパイアされ、ヘッドライトとテールランプを一新しています。またボディーワークもウイングレット搭載によってフロントエンドのフィーリングを高めています。
新しいフューエル・インジェクションのセッティングにより、低回転域の加速を向上させています。また5インチのフルカラーTFTスクリーンは、Honda RoadSyncのインターフェースとしても機能します。
CB650R/CBR650R
※写真は試作車・海外仕様車につき、量産仕様と一部異なります。
ネオスポーツ・カフェのCB650Rの外観は、しなやかで、よりダイナミックで、よりキャラクターが強く進化しました。
フロントのシャープなアングルの新型LEDヘッドライトは、ラジエーターシュラウドを通して、リアのテールランプを組み込んだシャープなリアカウリングへと流れます。
CBR650Rは、デュアルLEDヘッドライトのデザインを変更し、上下カウリングを一新。再設計されたテールユニットとともに、スリムながら筋肉質なたたずまいを表現。CBR650Rのピュア・スポーツさをアピールしています。
CB650R/CBR650Rともに、Honda RoadSyncの接続を可能にした、5インチフルカラーTFTスクリーンを採用しています。
CB650R/CBR650RはHonda E-Clutchを搭載!
CB650RとCBR650Rには、Hondaが開発した世界初の二輪車用有段式マニュアルトランスミッションのクラッチコントロールを自動制御するHonda E-Clutchを採用しました。
Honda E-Clutchは、ライダーのクラッチレバー操作なしでアップ・ダウンシフトが可能。ライダーは、シフトペダルを操作するだけで、まるでクイックシフターのように素早く、確実にギアシフトすることができます。また、ハーフクラッチ、燃料噴射カット、イグニッション・コントロールを調和させた組み合わせで制御するため、シフトショックを排除してスムーズな走りを実現します。
発進時や停止時にもクラッチ操作は不要です。Honda E-Clutchは、エンジン始動と同時に作動し、発進・停止をスムーズにこなし、またライダーが望めば、クラッチレバーを通常通り操作することも可能です。
CBR1000RR-R FIREBLADE/FIREBLADE SP
※写真は試作車・海外仕様車につき、量産仕様と一部異なります。
2024年モデルのCBR1000RR FIREBLADEとそのSPバージョンは、エンジンとギアボックスの改良により、中速域の性能を大幅に向上させ、スロットルレスポンスを改善することで、さらなる進化を遂げました。
CBR1000RR-R FIREBLADE SPの113Nmのトルクと160kWの出力は、HRCの開発力とノウハウにより、トップエンドのパワーと同時にコーナー出口での加速を生み出すために、より低いギア比とプライマリドライブが大幅に変更されました。さらに新しいウイングレットを備えたミドルカウリングのデザイン、軽量でしなやかなフレームを採用しました。
2モーターのスロットル・バイ・ワイヤー(TBW)の採用により、ハーフ・スロットル制御が向上し、エンジンブレーキの増幅も可能になりました。クランクケース、クランクシャフト、コンロッドの軽量化、バルブタイミングの変更、圧縮比の向上により、CBR1000RR-R FIREBLADE SPは、すべての燃焼サイクルにおいてより高いパフォーマンスを引き出します。また標準装備のAKRAPOVIĆ(アクラポヴィッチ)製マフラーにも変更を加え、排気音量を5dB低減しました。
またオーリンズ製第3世代の新型スマートエレクトロニック43mm S-EC3.0(SV)NPX USDフォークを採用しています。インストルメントパネルを介して、ライダーが自身の車両をセットアップするために開発された「デジタル・スプリング・プリロード・ガイド」も特長です。新しいブレンボ製スタイルマR4ピストンラジアルマウントブレーキキャリパーは、一貫して高いブレーキ性能を発揮します。
CRF1100L Africa Twin/Africa Twin Adventure Sports
※写真は試作車・海外仕様車につき、量産仕様と一部異なります。
CRF1100L Africa Twin/Africa Twin Adventure Sportsは、両モデルともに圧縮比、バルブタイミング、吸気ポート、ECUセッティングの変更により、最大トルクが7%向上(従来よりも750rpm低い回転域で発生)。デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)は、新しいエンジン性能に合わせて、ダウンシフトが早まり、コーナリング検出性能が向上、さらには発進および1−2速間のシフトがより自然になるなどの改良が施されています。
さらに、チューブレスタイヤの採用や、大型で5段階の調整が可能なスクリーンが追加され、実用性も向上しています。
CRF1100L Africa Twinには、6.5インチタッチスクリーンディスプレイを介してリアスプリングプリロードを変更できるほか、あらゆるライディングコンディションで最適な減衰力を提供するショーワ製電子制御式ライドアジャストメント(Showa EERA™)を初めてオプション設定しました。
CRF1100L Africa Twin Adventure Sportsのオンロード走行性能は、新しい19インチフロントホイールとワイドなフロントタイヤによって向上。また広くなったフロントカウリングと大型スクリーンでライダーへの走行風などの影響をより効率的に軽減するだけでなく、シートにより厚いパッドを採用することで、より高い快適性を実現しました。
日本での公開をお楽しみに!
今回ご紹介したバイクたちは、日本での販売も予定されています!
実車の公開を楽しみに待ちましょう!乞うご期待!
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