冬はライダーにとって過酷な季節です。
外にいるだけで寒いのに、その気温の中バイクに乗ったらライダーの体感温度はマイナスに達することもよくあります。
しかし!そんな気温の中でもしっかりバイクを楽しめるように世の中には様々な冬用バイクウェアがリリースされているんです。
今回はHondaGO BIKE GEARの中から冬のライディング時におすすめしたいジャケット4選をご紹介していきます!
※本記事の着用画像はサンプル品のため、販売商品と仕様が異なる場合がございます。
中綿入りインナー装備のパーカージャケット
ブラストプロテクトパーカーは冬のライディングにも対応したスペックがありながらも、フード付きでカジュアルに見せるパーカスタイルジャケットです。
基本はブラックベースの色使いですが、前面と背面のHRCロゴとワンポイントのトリコロールがアクセントとなっているのがおしゃれなポイント。
ジャケットほどゴツい物着たくないな、という時におすすめしたいアイテムです。
前を閉めるとシュッとした体のラインですが、実は中には中綿入りインナーが入っているため、冬場でもかなりの暖かさ!
内部では中綿入りインナーとジャケットがズレないよう、ボタンロックが複数箇所に用意されています。
ツーリングの休憩時やバイクを降りて歩く時はパーカースタイルジャケットを脱いでダウンのみでも使うことができます。
冬の寒さは中綿入りインナーで対抗できますが、よく言われるのは袖口や裾、首元から冷気が中に入ってきてしまうこと。
それを防ぐために首元と裾にはライダーに合わせて締め付けができるコードを備え、ライダーの体型や昼夜などシュチュエーションに合わせて調整することができます。
またバタつき防止としてウエスト部にはサイズ調整タブが付いているため、寒さをしっかり遮断する高いフィット感を実現します。
ポケットはジャケット側に3つ用意されており、内ポケットも装備。
軽いデイツーリングなら手ぶらで行けるくらい、貴重品類の収納場所はしっかり用意されています。
フードはボタンで取り外すことができ、外でバイクを前に話すときや小雨が降る可能性がある時などは役に立ちますが、バイク乗車中は使えないため、バタつきや膨らみが気になる方は必要に応じて取り外して使いましょう。
ライディングジャケットとして必要なプロテクション(肘、肩、脊椎)もしっかり装備されており、オプションで胸部プロテクターも装着可能。
防風もしっかりできて、中綿入りインナーで保温もできるため、冬でもガンガン外で走ったり仲間と集まったりしたい方におすすめのパーカースタイルジャケットです。
価格:28,930円 3L,4Lのみ 30,030円(消費税10%込み)
サイズ:S、M、L、LL、3L、4L
カラー:ブラック/ホワイト、ブラック
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防寒だけじゃない、スポーツHRCジャケット
フルカウルスポーツ系のバイクはカジュアルなスタイルよりも、ある程度ライダー自身のファッションもバイクに寄せたライダーらしいスタイルのほうが似合うバイクです。
プレストライダーズジャケットは防寒性能もしっかり備わったジャケットですがそれだけではなく、スポーツライディングがやりやすいライディングジャケットそのものの性能も両立させています。
中綿入りインナーは取り外し可能で単体でも使用可能。
ジャケットと合わせた際に内部でダウンがズレないように、ボタンでロックできます。
単体で着てもかなりの暖かさです。
ジャケット側の内装は肌触りの良いメッシュとなっており、中綿入りインナーを取り外してジャケットだけでも使用できました。
プロテクターはジャケット側に装備されているため、秋や春の少し肌寒い時期なら中綿入りインナーは夜間や寒い時に着るように持っておいて、日中はジャケットでツーリングというのも快適に過ごせそうです。
防寒性能は中々のものですが、ジャケットそのものも機能もしっかりしていて、全体にストレッチ素材を使用し、転倒時に衝撃が加わりやすい部分には防弾チョッキなどにも使われるコーデュラ素材を使用することで耐久性を向上させています。
プロテクターは肩と肘にCEハードシェルプロテクターを装備し、脊椎にはソフトプロテクターを使用。
オプションで胸部プロテクターも装着可能です。
バタつきや風の侵入の防止として、ウエスト部にドローコードを装備。
スポーツライディングという意味でも、防寒という意味でもフィット感の高さは重宝します。
また袖口ではインナーの親指を引っ掛けてグローブ内部に袖口を巻き込むサムホールを装備することで袖口からの風の侵入、袖のずり上がりを防止します。
アウターのポケットは外側両サイドと内ポケットにファスナー式とマジックテープ式をそれぞれ用意。
こちらも軽いツーリング時に収納しておきたい貴重品類は収納できるようになっています。
寒い時期でもスポーツライディングを存分に楽しみたい方におすすめのジャケットです。
バイクを選ばない透湿防水ジャケット
バイクウェアは合わせる車両によって合う、合わないが極端なものがあります。
ベクターA/Wパーカはマウンテンパーカーのようなスタイルで、しっかり防寒性能がありつつも、どのスタイルのバイクにも合わせやすく、気軽に使いやすいジャケットです。
表生地に透湿防水素材を使用し、縫い目にはシーム加工を施すことで、外部からの水を弾き、内部のムレを外に逃がす透湿性も持ち合わせています。
一般的なファスナーは防水ではないため、生地が防水でもファスナーから浸水してしまうことがありますが、前面のファスナーやポケット部のファスナーは止水ファスナーとなっているため、ここもしっかり防水仕様となっています。
内部には取り外して単体で使用できる中綿入りインナーを装備。
ジャケット本体と中綿入りインナーを合わせるボタンもあり、季節と気温に合わせて使い回すことが可能です。
プロテクターはアウター側に付いており、肘と肩はCEハードシェルプロテクターを装備し、脊椎にはソフトプロテクターを装備しています。
風や雨水が入ってきやすい袖口や首元、ウエスト部にはサイズ調整タブを設けることでバタつきを防止し、着心地のいいフィッティングを実現します。
フードは取り外し可能となっており、雨の際は役立ちますが、走行中はバタつくこともあるため、シュチュエーションに合わせて取り外して使い分けましょう。
また中綿入りインナーを取り外してパーカーのみでの使用も可能。
しっかり防風防水してくれるので、冬場以外でも使い道がありそうです。
防水性能だけでなく防寒性能もしっかり兼ね備えた上でライディングに対応しているジャケットなので、複数台バイクを持っている方でも1着持っていると便利だと思います。
価格:27,280円 3L,4Lのみ 28,380円(消費税10%込み)
サイズ:WM、M、L、LL、3L、4L
カラー:ダークグレー、カーキ、ブラック
▶ 製品詳細はこちら
バイクウェアに見えないミリタリー防寒ウェア
ミリタリージャケットをバイク用として使う方は多いですが、当然バイク用としては設計されていないため、プロテクターが無かったり、乗車姿勢で負担がかかったり、着心地や性能で言えばライディングジャケットには敵いません。
アンビットミリタリーパーカはミリタリージャケットをベースにライディングに対応した性能を持たせたパーカーインスタイルのジャケットです。
GB350などカジュアル路線のバイクとの相性は抜群!
これまで紹介したジャケットは中綿入りインナーを採用していましたが、アンビットミリタリーパーカはジャケットとインナーパーカーそれぞれ独立して使えるウェア。
ジャケット側にプロテクター(肘、肩、脊髄)が装備されていますが、取り外してパーカー側にも同じようにプロテクションを装備することができます。
どちらもしっかり単独でライディングに対応した機能を持っているため、重ね着する冬以外の肌寒い季節にも使いやすいウェアだと思います。
ジャケット側のポケットは外側両サイドと上腕部に1つ、内ポケット2箇所を装備。
外側両サイドのポケットはグローブを装着したままでも操作しやすいように、ファスナーのタブに指を引っ掛けやすい形状になっています。
背面にはさり気なくリフレクターを装備し、夜間でも後続車に存在をアピールします。
またジャケット側のフードは取り外しはできませんが、長時間のライディングでバタつきが気になる際には、折りたたんで固定できるベルトが装着されています。
またインナーパーカー側もしっかりライディング用となっています。
ライディング時に負担のかかりやすい脇の下周辺の生地に余裕を持たせることで、ライディングポジションを楽にとることができ、ライダーに負担がかかりにくくしています。
プロテクターも装備できるので、暖かい時期はこのパーカーだけでも使いやすいと思います。
ジャケットとパーカーを重ね着すると、本格的な冬場にも対応した防寒性能だということがわかります。
泊まりのロングツーリングや長時間の走行など多機能の本格的なウェアとは少し違う立ち位置ですが、街中やデイツーリングをこのくらいのカジュアル感で楽しめるのは大きいと思います。
それぞれ独立してバイクウェアとして使えるので、季節を選ばずウェアを着回ししたい方にもおすすめです。
しっかりした防寒はバイクをもっと楽しめる
真冬にバイクに乗ったことがある方なら誰もがわかると思いますが、ライディング中に感じる寒さは外を歩いてる時や、車で感じる寒さとはレベルが違います。
せっかく楽しいバイクに乗っているのに楽しむ以前に「寒い」が勝ってしまって、思う存分バイクを楽しめないことも。
冬のライディングを想定したバイクウェアはしっかり防寒してくれるため、一般的な暖かそうな服でバイクに乗るよりも格段に暖かく乗ることができ、結果的にバイクを思う存分楽しめるはずです。
真冬用のウェアは一個持っておくといざという時助かるので、愛車と相性のいい防寒ウェアで冬バイクを楽しみましょう!
※記事内で着用のジャケットはサンプル品のため、発売中の商品と一部仕様が異なる場合がございます。
【文/佐藤快(外部ライター)】