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19歳の専門学校生が語る、クロスカブ50がある生活

クロスカブ50が大好きだという篠原さんは19歳の専門学校2年生。
高校時代に購入したクロスカブ50を今でもずっと乗り続けているのは、このバイクが大好きだからだそうです。

19歳のライフスタイルにクロスカブ50がどのように溶け込んでいるのかを聞いてみることにしました。

クロスカブ50に乗りたくて原付免許取得

篠原さんがバイクには乗りたいと考えるようになったのは高校2年生のときでした。
バイク通学が許されていた高校だったのでバイクに乗っている友達が多かったのだと言います。
そんな様子を見ていて「自分も乗りたい」と思い、バイクのことを調べるようになりました。

バイク雑誌を見てみると特集がスーパーカブ。

その中で紹介されていたクロスカブに目が惹きつけられることに。
「色々なカブが取り上げられている中、クロスカブ50が一番カッコいいと思いました。特に気に入ったのがライトやハンドル周辺のデザインです。タフなのに可愛い感じがしたんです」

すぐに気持ちは決まり、クロスカブ50に乗るため原付免許を取得します。

「友達の多くはスクーターに乗っていたましたが、ボクはスクーターに乗りたくなかったし、クロスカブ50が気に入ったのでコレ一択です。110があることは知っていますが免許もないし、特に110のことは気になりませんでした」

そして無事に免許を取得してクロスカブ50の中古車を購入します。
「跨った時に『すごく大きいんだな』と思いました。バイクとは無縁だったので、比較対象が自転車しかないせいでしょうね。でも実際に見たクロスカブは写真で見るよりもかっこよくて、手に入れられたことが素直に嬉しかったです」

初めての原付に夢中

初めて体験するクロスカブ50は、感動の連続でした。
「原動機付自転車っていうくらいだから漕がなくても進む自転車くらいの乗り物を想像していたんです。でもまったく違いました。とても楽しかったんです。原付でもこんなに力強く走るんだなって思いました。バイクを操る感覚も面白くて、風を強く感じることに夢中になりました」

その日からクロスカブ50といつでも一緒。
毎日の通学に使い、休日は友達と遠出したりしました。

「友達もほとんど原付でした。原付同士で走るのがとても楽しかったですね。県をまたいで知らない川に行って、皆で川遊びをしたことを今でも覚えています。凄く楽しいオモチャみたいな感覚で夢中になっていました」

クロスカブ50が手元に来てから、出かけるのが楽しくなったと言います。

「クロスカブ50は便利なだけでなく、移動する時間を喜びに変えてくれる乗り物でした。新しい景色を見せてくれるし走っていると気持ちがいいので、夏も冬もクロスカブ50で走っていました」

専門学校に進学してもクロスカブ50と一緒

専門学校に入学し、八王子に引っ越したときもクロスカブが一緒。
バイク通学が許可されているので毎日の通学に使用しています。
「燃費が良いのでガソリン代もかからないし、好きなときに好きな場所にでかけていくことができます。クロスカブ50があって、本当に良かったと思います」

通学のときはリュックサックに勉強道具一式を詰め込んでいきます。
「ボクの使い方だと移動距離が少ないから、普段キャリアに荷物を積むことはしません。もしもツーリングに行くことがあったらキャリアも活躍しそうな気はしますが」

専門学校生になってから、遠出する回数は減りましたが、友人と一緒に山梨を往復したことも。

「山梨の友達が『バイクで八王子に行くから一緒にツーリングしようぜ』と言ってきて盛り上がったんです。ボクだけ八王子から山梨まで行って現地で合流。一緒に戻ってきました。自分の感覚では、これが唯一のツーリングです」

今のところ、これがクロスカブ50で1日に走った最長記録。
1日中乗りっぱなしでしたがシートも快適でおしりが痛くなるようなこともありませんでした。

バイクでスマホは使わない

最近は多くのライダーがバイクでスマホを使っていますが、篠原さんはスマホホルダーもつけていません。

「スマホをつけるのがあまり好きではないんです。それに振動で故障したり、落としたりすることだってありますよね? ボクは普段走る道を覚えているし、遊びに行ったときも知らない道を見つけて走ったりすることが多いからナビが必要だと思うことはほとんどないですね。どうしてもナビが必要なときは止まって確認すれば良いですし、知らない場所に行かなければならない場合は、スマートウォッチで確認しながら行くようにしています」

ちょっとした冒険気分を楽しみながら、知らない道を走ってみるというのが篠原さんのクロスカブ50の楽しみ方。
「ここはどこなんだろう?」と考えながら走るのが好きなんだとか。

言ってみれば迷子になることを楽しんでいるわけで、そうなるとスマホの案内はジャマになるのかもしれません。

「本格的にオフロードを走ったことはありません。でも出かけた先に凸凹道があったら気にせず走ってしまいます。そういうところを走れるのもこのバイクの良いところだと思います」
と言って、撮影時も小さな廃道を走ってくれました。

特に乗り方を勉強したわけではないのに危なげなく、しかも楽しそうに走れてしまうのは遊んでいるうちにクロスカブの乗り方が身についてきたからでしょう。

クロスカブ50のサイドカバーに刻まれたコンセプトを、そのまま地で行くような使い方をしていいました。

学校の課題でもクロスカブ50がテーマ

授業の課題で出た小冊子の製作で篠原さんが選んだテーマは、もちろんクロスカブ50。
乗ったことがない人に、どうやったらクロスカブ50の魅力が伝わるかを考えながら写真撮影を行い、冊子の構成を考えています。
高校時代からバイク雑誌を参考にしようとしたたところ、その大変さが分かったと言います。

「今まで漠然とバイク雑誌を読んでいましたが、作る側になってあらためて見てみると色々と考えて作られていることが分かりました。勉強しないと同じようなものは作れないですね」

自分が高校の時、なぜクロスカブに惹かれ、どうやって楽しんでいるのか、そんなことを一つ一つ思い起こしながら小冊子を制作しているようです。

これからもクロスカブ50で走り続けたい

走行距離は10,000キロを超えたところ。
今後はカスタムにもトライしてみたいんだとか。

「ハンドルとかステップを少し変えてみたいなと思っています。でもクロスカブ50のデザインが好きなので、元のスタイルを崩すようなことはしません」

バイクの楽しさを知ったことから、もう少し大きなバイクに乗ってみたいとも思うようになり、今後は中型免許取得も検討中。

「別なバイクにも乗ってみたいとは思いますが、乗り換えるつもりはありません。最初のバイクで愛着もあるからクロスカブ50はずっと手元に置いておきます。もし大きなバイクを買ったら、本格的にクロスカブ50のカスタムをしようと思います」

篠原さんのライスタイルには、クロスカブが完全に溶け込んでいました。

バイクに特化するのではなく、あくまで自然体のつきあい。
仲の良い友達であり、忠実な愛犬のような存在なのかもしれません。

【文/後藤武(外部ライター)】

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