ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施しているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!今回はVFRシリーズの3代目モデルとなる「VFR750F(1994年)」の貴重な映像を紹介します!
よりスポーティで快適になった3代目「VFR750F」(RC15)
VFRシリーズの3代目モデルとなる「VFR750F(RC15)」は1994年に登場した輸出専用モデル。
RC30の血を受け継ぐV4ツーリングスポーツで、NR750を彷彿させるデザインを採用しました。
エンジンは748ccの水冷4ストロークDOHC4バルブV型4気筒を搭載し、最高出力は100PS/10000rpmを発揮。
V4エンジンを積んでいるにも関わらず、先代モデルから10kgもの軽量化に成功し、車両重量は209kgと軽量なスポーツモデルでした。
インターパネルは中央に13000回転まで刻まれたタコメーターに加え、左に速度計、右にフューエルメーターを備えています。
また、片持ちとなるスイングアームをエンジンに直付けしたピボットレスの「プロアーム」を市販車で初採用。
ツアラー性とスポーツ性を高レベルで両立させたハイスペックモデルでした。
「VFR750F(RC15)」は輸出仕様のモデルでしたが、サイドのNACAダクトとNRの様なデザインで日本でも憧れのバイクとなりました。
コックピットからの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。
約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!
現行モデルはコレ!『VFR800F』
2014年にラインアップに復帰した「VRF800F」は、アルミツインチューブのメインフレームに800ccの水冷V型4気筒エンジンを搭載したV4スポーツツアラーです。
エンジン回転数に応じてバルブ数を切り換えるホンダ独創のバルブ制御機構「HYPER VTEC」を搭載しているのも特徴。
2017年にサイレンサーの変更などアップデートが施され、2019年には北米のレースシーンで活躍したVRF750F「INTERCEPTOR」をモチーフとしたカラーが追加されました。
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】
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