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ブレーキレバーの調整ってどれくらいにすればいい? 安全に運転するためにコントロールしやすい位置にセッティングしよう【Safty】

安全にバイクに乗るために欠かせないブレーキレバーの調整ってどのくらいにするのがいいの? ブレーキレバーの調整について解説します。

ブレーキレバーを調整しよう

みなさんの中に、ブレーキレバーがちょっと遠い、または近すぎると悩んでいる方、いらっしゃいませんか?

そういった人にはブレーキレバーの位置の調整がおすすめ。

ブレーキ操作は安全にバイクを運転する中で非常に重要な部分です。

なんだか操作がしづらいな……と思ったら自分に合った位置に調整してみましょう!

安全にブレーキングできる位置に設定しよう

人によって手の大きさは異なる他、フィーリングにも好みがあるためブレーキレバーに“適切な位置”というのは明言するのが難しいです。

ですが、レバーが遠くて指が届かなかったり、逆にレバーが近すぎて過度に握り込んでしまうといったことは運転をする上で危険を伴う場合があるので、それぞれに合った調整が必要です。

わかりやすいものとしては、ブレーキレバーの位置を調整できるダイヤルを備えたものが代表的です。

そういったモデルの場合はこのダイヤルを使用して簡単にレバー位置(ブレーキレバーを引いて、ブレーキが効き始める位置)を調整できるので、是非活用してみてください。

ただしダイヤル式以外の調整方法を有した車種も多くあります。そのようなバイクでは調整に知識が必要な場合がありますので、困った際は無理せずHonda二輪車正規取扱店のスタッフなどプロに相談して調整してもらうといいでしょう。

では、レバーはどのくらいの位置に調整すればいいのか。

冒頭でも説明した通り、手の大きさや走行シーン、個人の好みによってブレーキレバーの位置調整は変わってきます。

なので今回は、こうなっているとちょっと操作しづらい、もしくは危険かも? というポイントを紹介します。

まず、ブレーキレバーの位置が遠すぎる場合。

ブレーキレバーが遠いと、指が届かずに緊急時に素早くレバーを引けなかったり、指がすっぽ抜けたり、力が入りにくくしっかりブレーキをかけられないといった危険に繋がります。

その逆にレバー位置が近すぎると、とっさにブレーキを掛ける際、必要以上に強く握り込んでしまい、繊細なコントロールがしづらくなってしまいます

自分の手の大きさに対してレバーが遠すぎたり、近すぎたりしない。この2点には特に注意して調整しましょう。

そして、「何本の指でレバーを引くか」によってもレバーの位置は変わってきます。

4本指で操作する場合は多少レバーの位置が近くても問題ありませんが、スポーティな走りを楽しむ際に2本指でブレーキを操作する場合は、レバー位置が近すぎると問題が起きる可能性があります。

人差し指・中指の2本指でブレーキを引いた際に薬指・小指が干渉してしまい、それ以上ブレーキレバーを引くことができなくなってしまうのです。

2本指で操作したい場合は、ブレーキが最も強くかかる位置までレバーを握り込んだ時、薬指、小指に干渉しないことを確認しましょう。

レバーを引く指の本数に関して、教習所ではブレーキレバーは4本で引くことを推奨しています。

それがなぜかというと、4本指で操作するとブレーキレバーを引く際に、誤ってスロットルを開けてしまうことを回避できるからです。

逆にスポーツシーンなどでは素早いスロットル操作にも対応できるよう2本指で操作する場合が多く、2本の指で操作する方が繊細なブレーキ操作ができるとも言われています。ですが、まだバイクに不慣れなビギナーライダーや、運転に自信が持てない人は、安心のために4本指でしっかり操作できる位置に調整するのがおすすめです。

ブレーキレバーの角度も確認しよう

ブレーキはレバーの距離だけでなく、角度も運転に影響します。

スロットルを戻してレバーに指をかけている状態で、手首がなるべく真直ぐになる位置に角度を調整すると、レバー操作がしやすく疲れも軽減します。

もしも自分のバイクでレバーの操作に違和感がある場合は、角度にも注意してみてください。ただし、この調整に関しては工具も必要となるため、安全のためにもHonda二輪車正規取扱店のスタッフなどプロに調整してもらいましょう。

自分にとっての最適なブレーキレバーの位置を探そう!

文中で説明した通り、レバーを調整する際「これが正しい」という明確な基準を示すのは難しいです。

ですが、レバーの位置が遠すぎたり、近すぎたりすると操作がしづらい上、安全に走行できなくなってしまいます。

ちょっとブレーキ操作しづらいな、と思ったらHonda二輪車正規取扱店などプロのいるお店に相談し、ブレーキの調整をすることをおすすめします。

自分が一番安心してブレーキコントロールできる位置が見つかると、これまで以上にバイクの運転が楽しくなると思いますよ!

【文:石神邦比古(外部ライター)】

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