プロレーサーとして活躍する選手がサーキットで乗っているバイクは1分1秒、コンマ数秒の世界で戦うスポーツバイクです。
しかし、バイクはそういった側面だけでなく、気軽にいつでも何処へでも行ける相棒として楽しめる一面もあります。
今回紹介する伊藤元治選手は第一線で活躍するレーシングライダーですが、実家のバイク屋出身ということもあり、レースがないオフの日はバイクでツーリングに行くこともあるんだとか。
そんなバイクの様々な面を楽しんでいるプロライダーがGB350シリーズに乗ったらどう感じるのか、お聞きした感想を詳しく解説していきます!
3歳から教習所を走っていたプロライダー
伊藤元治選手
伊藤選手が初めてバイクに乗ったのはなんと3歳の頃。
実家がバイク屋さんで、定期的に教習所などを貸し切り、お店のイベントをやっていた関係で3歳の頃からバイクに乗り始め、サーキット出身ではなく教習所出身という異色の経歴を持つライダーです。
バイクの免許を取得したのは16歳で、高校2年生からレース活動をスタートさせました。
そんな伊藤選手は2023年まで全日本ロードレースのST600クラスに参戦しており、2024年からはST1000クラスへステップアップし、レース活動に励んでいます。
2026年は世界耐久ロードレース(FIM EWC)にTeam Étoile(チーム・エトワール)のライダーとして、スーパーストック(SST)クラスへの参戦が発表されています。
日本だけでなく、世界を股にかけて戦うレーシングライダーです。
GB350は乗ってみたいバイクだった
実家のバイク屋さんでお客さんからGB350の注文があり、その際に初めてGB350の実車を目の当たりにしたという伊藤選手。
普段前傾姿勢の速いバイクに乗っているイメージですが、GB350のようなクラシカルなバイクはどう映ったのでしょうか?
普段サーキットでは全然違うタイプのバイクに乗っていますが、実はこういうバイクにも興味があります。
それこそGB350は以前見たときから気になっていたので、今回乗ることができて嬉しかったです。
見た目からはシックでインテリな印象ですね。
クラシカルな見た目だけど中身は新しいというのも興味を持ったきっかけの一つです。
早速、ということで試乗スタート。
まずは街中から走ってみることにしました。
実際乗ってみても乗る前にイメージしていた印象は間違ってなかったと思います。
とにかくひとつひとつの動作が楽で、クラッチはどこで繋がるのか、半クラッチ領域がどこまでなのか掴みやすいフィーリング。
繋がってからは低い回転から抜群のトルクで引っ張っていってくれるので、全く難しさを感じないバイクだと思います。

僕は身長170cmで足も長くはないんですが、GB350は思っていたより足つきが良くてびっくりしました。
跨ってみないとこの足つきの良さは伝わりづらい部分じゃないかな…。
街中の狭い路地や車通りの多い交差点なんかでも操りやすいハンドリングのバイクですが、そういうのがまだ掴めない初心者の方でも足つきが良いので不安を感じにくいんじゃないでしょうか。
体格が小さい方や女性の方にもおすすめできるバイクだと思います。
いい意味で鼓動と加速が合ってない
しばらくGB350に乗ってみた伊藤選手から聞いた意見として面白かったのがGB350の加速していく様子のこと。
色んなバイクに乗ってきたからこそ感じる部分だと思います。
僕も排気量の大きい4気筒レーシングバイクだけでなく、練習で小排気量の単気筒エンジンにも乗ることがあります。
その上でGB350に乗って感じたのは、加速していく時にエンジンから発せられる『ドッドドド…』という排気音と、実際に加速していく様子が噛み合っていないこと。
普通の単気筒エンジンでこの加速の仕方をすると車体が前後に振られるような、ギクシャク感が生まれます。
でもGB350はギクシャク感が一切なく、低回転からでもスムーズに加速していきます。
これは普通の単気筒ならあり得ないことで、GB350ならではの加速の仕方だと思いました。
伊藤選手が感じたように、GB350のエンジンは同じ単気筒エンジンとは思えないほど完成度の高いエンジンになっています。
それは速さや加速という面ではなく、心地よくエンジンの鼓動感を感じながらもスムーズに加速していける部分。
回転をある程度上げてクラッチを繋げば普通の単気筒でもスムーズな加速ができますが、低回転であればあるほど鼓動感を強く感じられるため、低回転で発進してトルク感を楽しむというのは本来大型バイクの単気筒や2気筒エンジンに言えること。
GB350は普通自動二輪免許のクラスでありながら、こういった鼓動感を楽しむ加速の仕方ができるため、様々なバイクに乗ってきたプロが乗るとこの部分にいい意味で違和感を感じるわけです。
景色に、自分に浸れるバイク
街から峠まで移動して様々なシチュエーションでGB350を伊藤選手に楽しんでもらいました。
実際に色々走ってみて感じる部分として、面白い意見を聞くことができました。
GB350は懐の深いバイクなので、どういう乗り方をしてもバイク側が許容してくれる部分があります。
レーシングバイクにはそういうのはないので、セッティングして自分が乗りやすいように仕上げていきますが、最初から誰が乗っても乗りやすいGB350は貴重だと思いました。

GB350で走っていると流れる景色とかその場の空気とか、普段乗っているバイクでは感じられないバイクならではの良さが見えてきます。
これならロングツーリングも最高だと思うし、『バイクって何が面白いの?』っていう方が乗っても、バイクの楽しさを感じやすいんじゃないでしょうか。

もしGB350を人に例えるなら『そっと横にいてくれる、安心できる友達』だと思います。
喋ってなくても居心地が良くて、言葉以外の部分で会話できるバイクだと思うので、免許を取って1台目に乗ったとしても、すぐに寄り添ってサポートしてくれる、そんな優しいヤツです。
GB350なら楽しく乗れるバイクが好きになって、それに跨ってバイクライフを楽しんでいる自分も好きになれる、そんないいバイクだと思います。
様々なバイクに乗ってきた伊藤選手だからこそ、GB350の性格には敏感に反応していました。
乗るならGB350 Cがお気に入り
今回の企画ではGB350、GB350 S、GB350 Cの3台全てに試乗してもらいました。
最後に伊藤選手にお気に入りの1台を聞いてみると、GB350 Cをチョイス。
3台に大きな違いがあったわけではありませんが、それぞれ少しだけ乗り味が違っています。
僕個人的には峠を一番楽しく走れたGB350 Cがお気に入りですね。
乗った感じだけでなく、クラシカルな見た目もタイプです。
今回語って頂いたGB350の良さは決して伊藤選手が上手いから感じたのではなく、誰でも感じられるもの。
一度GB350に跨って走り出せば、見ただけではわからないGB350の良さを感じる事ができます。
気になった方はぜひ一度レンタルを活用して試乗してみてください!
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【文/佐藤快(外部ライター)】



















