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ツーリング特化型じゃないけど『GB350』は立派に旅バイクです!【ホンダの道は一日にして成らず 第14回/Honda GB350 ツーリング編③】

何は無くとも、普通に走っているだけで楽しくなれる。そんなGB350で遠出をしてみれば、旅先には『情緒』が待っています。

ツーリングというより『旅』だと感じる

GB350は、普段の暮らしの中でも十分な幸せを感じさせてくれるバイクです。

だったらその『普通に走るだけで楽しいバイク』でツーリングをしてみたら?

見ての通りですけど、GB350はアドベンチャーバイクやツアラーではないので、大型のウインドスクリーンや快適装備で完全武装している訳じゃありません。

なのに、なかなかどうして……GB350はツーリングが楽しいんですよ。

先を急がない『旅』がいい

ただ、ツーリングって言っても高速道路メインで1日に何百キロもの距離を走るようなスタイルじゃありません。

高速道路を使うにしても、街を抜け出すための片道100km、もうすこし遠出するにしても片道200km程度までだと思います。

GB350で高速道路はちゃんと走れる?

ちなみに最高出力20馬力のGB350での高速道路ってどうなの? って思う人もいるかもしれませんが、そこは排気量348ccのバイクですからぜんぜん余裕。

速さを求めるバイクじゃないとはいえ、日本の高速道路のペースくらい何てことはありません。

クルージングにゆとりがある

もちろんウインドスクリーンがある訳じゃないので走行風は直撃しますけど、実際の話、時速100kmくらいまでならライダーがちゃんとした装備に身を包んでいれば、それほど苦にならないもの。

前後サスペンションもしなやかで、乗り心地が良いから平和に走れます。

それより何より、GB350って高速道路のペースでも『ゆっくり走ること』が苦痛じゃないんです。特に身体に馴染みやすいのは時速90kmくらい。なんなら時速80kmでもライダーの心は穏やかなまま。

仮にのんびり走るクルマに前を塞がれても、それを追い越そうっていう気にすらなりません(笑)

こういうのってバイク側のゆったり気質がライダーにも伝播したりするんでしょうか? GB350も乗り手もゆとりを失わず、鼻歌まじりでトコトコと走り続けられる。先を急がない旅なら、むしろちょうどいい!

GB350と二人三脚で走る

その後に高速道路を降りて、ワインディングに差し掛かってもGB350の余裕は変わりません。

ていうか、コーナーを目の前にしてもアグレッシブに飛び込んでいこう! という気にならないのが逆にスゴい。

走りに不安を感じるとかじゃないんですよ? バイクは自体は深めに寝かせても十分に安定しています。

だけど、ふんわり走りたくなる。

なぜそうしたくなるかって、答えは簡単です。そのほうが楽しいから

GB350と呼吸を合わせて、スルリとコーナーへアプローチ。スロットルは早めに開けて、湧き上がってくるようなトルクを後輪一輪に乗せて曲がる。

バイクと一緒に、二人三脚で走る感じ。

ライダーだけががんばっても意味が無いし、バイク側に無理をさせても楽しくない。

だけどGB350と息がピッタリ合うと、コーナーを駆け抜けていく間ずーっと爽快感に包まれます。

速くはない、だけど気持ちいい。GB350はそういう走り方をするバイクなんです。

GB350は『旅するバイク』だと思う

高速道路もワインディングも、GB流儀でおだやかに。

旅先で風情ある景観に出会えたら、それを満喫するのはGB350の得意分野です。

そして、時には愛車を眺めつつ、旅先の空気感に浸るのもおすすめ。

わかりにくいニュアンスかもしれませんが、GB350でのツーリングは『旅をしている』っていう感覚を強く得ます。

土地の風情、人の温かさを肌で感じるような昔ながらの旅。そのスタイルがGB350には良く似合う。

そういう意味で言えば、GB350は立派に旅バイクでしょう。

毎日を豊かにするような幸せを感じさせてくれるGB350は、その穏やかさと味わいをどんなシチュエーションでも失いません。

そしてそれは『どこまで走り続けたい』っていう気持ちにつながるんです。

風の吹くまま、気の向くまま。

映画の寅さんじゃないけど、そこにあるのはきっと『バイク旅の本質』ってやつじゃないでしょうか?

【文/北岡博樹(外部ライター)】

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