遊びを組み合わせるとバイクの楽しさは大きく拡がります。
今回は千葉県勝浦市に住む田井さんにダックス125を普段の生活と趣味のサーフィンで使っていただくことにしました。
果たしてどのような印象を持ったのでしょう?
房総暮らしにピッタリのサイズ感
まずは今回登場していただく方をご紹介しておくことにしましょう。
田井智之さんは俳優として活動していたことがあり、国内のみならずフィリピンのドラマにも出演していました。
サーフィンが好きで以前から外房に通っていたのですが、コロナ禍をキッカケに勝浦市へ移住。
勝浦塩研究製作所を起業します。
理想の塩作りを追い求め、たどり着いたのが昔ながらの平窯式という製法。
組み上げた海水を60時間もかけてゆっくりお塩にしていきます。
工場のある鵜原は日本の渚百選にも選ばれた美しい海。
太古から積み重ねられた地層から豊富なミネラルが海に溶け出しています。
月の引力によって海水の混ざり方が異なることから、新月と満月のときの海水を使ってお塩を作っているのです。
最近ではピラミッドの形に結晶したピラミッドソルトの研究を行っています。
Webサイト:勝浦塩製作研究所
▼田井さんの勝浦塩製作所に訪れた記事はこちら
外房生活にピッタリなバイク
実は田井さん、ホンダの原付二種の購入を検討しているところでした。
勝浦の町って細い道が多いから小回りのきくバイクが欲しいと思っていました。仕事で移動するときも便利そうです。天気が良い日に海沿いを走ると気持ちがいいでしょうね。
現在の候補はクロスカブ110とのことですが、今回ダックス125を見て、かなりグラグラしてしまった様子。
懐かしいスタイルそのままですね。作りも良くて高級感があります。
広いバイパスを走っていただきましたが、予想よりも動力性能が高いことに驚いています。
思っていたよりもパワーがあるんですね。乗っていて楽しいです。
田んぼの畦道をノンビリ走ってみました。
ダックス125はこういう道に良く似合います。
波を待つ間はカフェでノンビリ
波が良い日は、仕事の前に必ずサーフィンをするのだという田井さん。
最近ハマっているのがハンドプレーン。
小さなボードを手のひらに装着するだけのサーフィンです。
使用するフィンも小さいので、バッグにハンドプレーンとフィンを収納することができてしまいます。
これならバイクでも簡単に持ち運びすることができます。
ただ、この日の朝の波は小さくてハンドプレーンが使えるほどではありませんでした。
潮位からお昼前後に波が出てくるだろうと予測。
それまではお友達のカフェでノンビリすることにします。
向かったのはブラックラムズ。
こちらのご家族も勝浦に移住してきたのだとか。
マスターは田井さんとサーフィン友達。
ご自身で作られたという店舗は南国感に溢れています。
キャンプ場の木陰が涼しいということで、こちらで少し早めのランチを取ることにしました。
ブラックラムズで人気なのは奥様の作るブリトー。
オーダーしたのは豚の肩ロースをホロホロになるまで低温調理したカルアピッグです。
食後のデザートはアイスクリーム。
大多喜町にあるアイスクリームの名店”山猫”と田井さんのお塩がコラボした塩アイスクリームがブラックラムズにあったので、これをいただくことにしたのです。
ミネラルを含んだお塩の味が生かされたアイスクリームは夏の暑い時期にピッタリでした。
ハンドプレーンでサーフィン
そろそろ波も出てきただろうということで海岸に移動します。
良いポイントは混み合うこともありますが、バイクだと駐車スペースにあまり気を使わなくて良いところもメリット。
ただ、この日の波だとあまりハンドプレーンには向いていないということでした。
今日は良い波が少ないんですよ。ハンドプレーンは浮力がないので波待ちしている間、ずっと泳いでいないといけないから、ちょっと疲れるかもしれないですね。
ちなみにハンドプレーンは片手にのみ装着。
沖に出ていくときも一見すると普通に泳いでいるような感じ。
小さな波でしたが上手に捕まえてサーフィンを楽しんでいます。
ハンドプレーンはボードの浮力を利用してボディサーフィンをします。
シンプルなだけに独特の面白さがあり、奥が深いんだとか。
もう少し波が大きなときだったら、色々なアクションもできたかもしれません。
20分ほど海にいて、何度か波に乗って砂浜に戻ってきました。
泳ぎっぱなしだから20分も海に入っているとけっこう疲れます。でも楽しいですね。
ダックス125があれば遊びの幅が拡がる
実際にダックス125に乗ってみて、田井さんはバイクの購入を進めようと考えた様子です。
便利だしバイクで走るのは楽しいですからね。ハンドプレーンならバイクですぐに出かけることができるので、波のコンディションが良かったらすぐに海に行くことができます。ハンドプレーンを持って海を見ながらツーリングして、面白そうな場所を見つけたらサーフィンをするという使い方をしても楽しそうです。
仕事と趣味に全力投球の田井さん。
ダックス125はそんな田井さんにピッタリのバイクでした。
【文/後藤武(外部ライター)】