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【カブ初心者が乗ってみた】原付二種バイク『CT125・ハンターカブ』は市街地からツーリングまで、どこでも一緒の”相棒”です!【バイク初心者デビューガイド/CT125・ハンターカブ インプレ編】

タフな外見と扱いやすいパワー特性で、幅広い層から人気を得ているHondaの原付二種バイク「CT125・ハンターカブ」。

今回はカブ初心者の筆者が試乗した感想をお届けします。

CT125・ハンターカブは初心者でも街乗りからツーリングまで楽しめる?

街中でも見かけることの多い、Hondaの人気原付二種モデル「CT125・ハンターカブ」。カブシリーズをベースにアップマフラーやワイヤースポークホイール、セミブロックタイヤを装着したタフなイメージが特徴の1台です。

2022年12月のアップデートでロングストローク設計の新型エンジンを採用し、最高出力も向上。プリロード調整可能なリアショックの装備など、より走行性能に磨きが掛かりました。

今回はそんな「CT125・ハンターカブ」に試乗したのですが、実を言うと私(石神)はカブシリーズにちゃんと乗るのは今回が初めて

原付二種のカブシリーズに対してはまるきり初心者として、乗ったみた感想を素直にお届けします!

まずハンターカブのスタンドを払って感じたのは圧倒的な軽さです。

スペックを確認すると、車両重量は118kgと非常に軽量。重心も低いためさらに数値より軽く感じ、エンジンが停止した状態での取り回しにも不安は一切ありません。バイク初心者の方で重さに不安がある方でもハンターカブならとっても扱いやすいはずです。

シート高は800mmと数値上アンダーボーンフレームの原付二種モデルとしては少し高めに感じましたが、足を下ろしやすい形状なので、スペックよりもずっと足つき性が良く感じ、車両に跨った状態での取り回しも良好でした。

そして、いざ走り出して驚いたのは低中速域での力強さ!

ローギア1速はアクセルの反応も非常に良く、油断しているとビックリするくらいパワフルに加速します。

低~中速で力強いエンジンなので、走り出してからは回転を引っ張らなくてもトン、トンとペダルを踏みこんでギアを上げれば気持ちよく加速してくれるため、非常に扱いやすく感じました。

ただ正直「自動遠心クラッチ」には、最初は少し手こずりました……。

原因はハンターカブに装着されたミッションペダル。

カブ系のエンジンはニュートラルから始まり、ペダルを踏み込むごとに1、2、3、4速とギアが上がっていくので、普通のバイクとはシフト操作が逆になります。

一般的なロードスポーツに採用されているリターン式の操作が身体に染みついているため、加速時にうっかり間違えてギアを下げてしまい、強烈なバックトルクにびっくり!? なんてことも(笑)

しかし、慣れてしまえば積極的にエンジンのパワーを取り出しやすいので、街中での走行はむしろキビキビと走れるようになります。125ccの排気量があるので時速50~60kmでも余裕をもって、車の流れにもしっかり乗ることができました。

ですがなにより、クラッチ操作が要らない、というのは大きな魅力です。マニュアルバイクにおいて多くの人が最初に躓いてしまうのがクラッチ操作なので『エンストしない』というのは大きな安心材料です。まるで自転車のような感覚でミッション付きのバイクの走りが楽しめるのは大きなアドバンテージだと思います。

……それに正直、通勤や通学にも使おうと思うと、クラッチ操作ってちょっと煩わしいですからね(汗)

そして、ハンターカブは17インチホイールによる安定感のある走りも魅力。

小径ホイールのスクーターに比べてハンドリングは優しく穏やかですが、小回りが効かないという印象は全くありません。

むしろ車体が安定するからこそ安心してタイトなコーナーも曲がることができ、ちょっと荒れた道を通過しても安定感が失われないのはメリットに感じました。

また、17インチのワイヤースポークホイールの恩恵はそれだけではなかったように感じます。

衝撃吸収性の高いスポークホイールは、ダートでの走行を想定し長めのストローク量が確保された前後のサスペンション、肉厚なシートと相まってツーリングでの快適性向上につながります。

今回は200kmほど走ってみましたが、出発する前は長距離だしかなりの苦行を強いられると予想していました。しかしそんな予想に反し、アップハンドルを採用した優しいライディングポジションと合わせて想像以上に快適なツーリング性能を体感することができました。

……ハンターカブに乗っていたら一般道オンリーでロングツーリングにも行っちゃいそう(笑)

最後に、何よりも驚いたのが燃費の良さ。220km走った後で給油したガソリンはたった4.0L……。

燃費は……55km/L⁉

ビックリしてスペックを確認するとさらに驚くべきことに公式に発表されているWMTCモード値の燃費は63.7km/L……。

今回は幹線道路を使うことが多く、車の流れに乗るためにスロットルをワイドオープンしている時間が長かったので、燃費は少し落ちてしまっていたみたいです。……それにしたって、リッター50kmオーバーで走れれば通勤・通学に使うには十分お財布に優しいですよ!

もちろんツーリングにおいてもガソリン代が浮くのは嬉しいポイントですね!

「CT125・ハンターカブ」はバイク初心者でも想像より遥かに街中からロングツーリングまで幅広く楽しむことができるバイクだと感じました。

毎日の通勤や通学、週末のツーリングまでどこに行くにも一緒に行ける「CT125・ハンターカブ」は、初めてバイクに乗るオーナーにとっても“相棒”と呼ぶにふさわしいバイクになると思います!

HondaGO BIKE RENRALで CT125・ハンターカブに乗ってみよう!

HondaGO BIKE RENTAL ではホンダのラインアップするバイクに試乗することができます。

CT125・ハンターカブが気になる方は、是非一度試乗してみてください!

【文:石神邦比古(外部ライター)】

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