ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施しているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!今回は初代スーパーカブ「Super Cub C100(1959年)」の貴重な映像を紹介します!
1959年からすでに完成度が高かったスーパーカブ(Super Cub)シリーズの元祖「C100」
1958年8月に発売となった初代スーパーカブ『C100』。
いま見てもまったく古さを感じないほどのデザインやマシン完成度には驚かされます。
C100のエンジンは49ccの空冷4ストロークOHV単気筒を搭載し、最高出力は4.5PS/9500rpmを発揮しました。
当時のバイクのほとんどが2ストロークエンジンを積んでいましたが、耐久性や燃費性なども考慮され、スーパーカブC100は4ストロークエンジンを積んでいました。
最高出力が4.5馬力は現在のスーパーカブシリーズと大きく変わりませんが、9500回転もまわる、意外にも高回転モデルだったことに驚きます。
メーターは速度計とODOメーターのみのシンプルなもの。
基本的なスタイルは現在でも受け継がれ、世界中で愛されている唯一無二の存在でしょう。
シートを開けるとキャップが現れる燃料給油は現在と変わらず。
今から60年以上も前のモデルですが、現在でも継承されているのはとてもすごいことですね。
その後「スーパーカブ」シリーズは、2017年に世界販売台数の累計が1億台を突破するほどの大ヒットモデルとなっています。
コックピットからの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。
約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!
現行モデルはコレ!『Super Cub C125』
初代スーパーカブ「C100」を見事に再現しつつも、現代の技術を取り入れ、番人に受け入れられるシティコミューターです。
原付二種モデルにも関わらず、スマートキーやフロントディスクブレーキを採用するなど、カブシリーズのトップモデルのひとつになっています。
2021年モデルはニューカラーがラインアップされています。
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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】