ホンダ『クロスカブ110』の装備の解説に加えて、実際に走ってみての燃費や跨ってみての感想など基本情報をお伝えします!
CROSS CUB 110(2020)
スーパーカブ110の派生モデルとして2013年に初登場し、ストリートやアウトドアスタイルを取り入れたクロスオーバースタイルのカブが「クロスカブ110」。
2018年にレッグシールドなどを排してフルモデルチェンジされ、現在のスタイルになりました。
60年以上の歴史を誇るスーパーカブシリーズで培った耐久性や良好な燃費性能、どんな場所でもマッチする唯一無二のスタイルが人気のモデルです。
クロスカブ110(2020)|メーカー希望小売価格 341,000円~(消費税10%込み)
クロスカブ110のライディングポジションや足つき性は?
スタンダードのスーパーカブ110より、アップライトなハンドルとやや肉厚になったシートに加え、少し長めのサスペンションストロークもあり、ライダーからの目線が高く、姿勢の起きたオフロードスタイルに近いポジションになっているのが特徴です。
クロスカブ110のシート高は784mmで、スーパーカブシリーズでは少し高めの設定ですが、172cmのライダーが跨ると両足がカカトまでしっかり着き、膝が軽く曲がるほどの足つき性です。
もしシート高784mmで足つき性に不安があるライダーは、前後14インチのクロスカブ50(シート高:740mm)もラインアップされているのでチェックしてみてください。
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クロスカブ110の燃費は?
今回はトータル133.8kmの距離を走って、合計ガソリン給油量は2.89Lでした。
使用燃料はレギュラーガソリンです。
満タン法で計測した燃費はガソリン1リットルあたり46.2975kmという、小排気量車でなければなかなか出せない数字を記録しました!
燃料タンク容量は4.3Lとやや少なめに感じますが、燃費性能に優れているので問題はありません。
クロスカブの主要装備解説
スーパーカブシリーズのフロントサスペンションと言えば、長らくボトムリンク式のサスペンションが採用されていました。
でも、クロスカブ110はテレスコピックタイプの正立サスペンションを採用しています。
アンダーブラケットのみでフロントフォークを保持するユニットステアになっていて、タイヤはフロント&リア共に17インチのセミブロックのものを履いています。
ブレーキは前後共にドラムブレーキになっていますが、制動性も問題なく、ディスクブレーキより高寿命なのがいいですね。
サイドカバーにはモダンなデザインでクロスカブのコンセプト「CC110 THE CROSSOVER A LIFE AND PLAY」のデカールが。
このサイドカバーはコインでも開けられるプラスネジになっていて、開けると車載工具などが格納されています。
サイドスタンドとセンタースタンドが両方 標準装備されているのが嬉しいですね。
センタースタンドがあればメンテナンス時や坂道での停車にも便利ですから!
ちなみにステップは可倒式になっていて、ダート走行の時などに万が一倒れても破損が少ないタイプになっています。
シートを開けるとこのように給油口が現れます。
シートの開閉にはカギを使わなくても開くので、給油時はキャップのキーを回すだけなんです。
ヘルメットホルダーが備わっているのも何気に嬉しい!
メインキーで開閉できるワンキーシステムです。
頻繁にチェーンをメンテナンスしなくても済むように、スーパーカブシリーズの多くはチェーンカバーでチェーン全体が覆われています。
ダート走行も視野に入れたクロスオーバースタイルのクロスカブシリーズもこれを継承。
走行時の泥はねなどからチェーンを守ってくれます。
また、2018年モデルからタンデムステップが装備され、一人乗り仕様だったクロスカブ110もタンデムができるようになりました!
クロスカブ110のエンジンスタートはセル&キックの併用式です。
万が一、バッテリーが弱っている時でもキック始動できるのは安心ですね!
クロスカブ110は2020年モデルからテールランプの形状が少し変わりました。
これはデザイン的な変更というよりは、二輪車灯火器基準に関する法規に対応したもの。
被視認性に優れ、全体のデザインにもマッチしています。
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】
クロスカブ110に乗ってみた感想は?
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