ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施しているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!今回は『アフリカツイン』の名を世界に知らしめた「初代アフリカツイン」の貴重な映像をご紹介!
ビッグオフを超えたアルプスローダーとして登場した初代アフリカツイン
初代『アフリカツイン(XRV650)』は今から30年以上も前の1988年に登場しました。
世界一過酷なラリーといわれるパリ・ダカールラリーで、1986年〜1988年まで3年連続優勝を成し遂げたワークスマシン「NXR750」をフィードバックさせた公道仕様モデルです。
エンジンは647ccの水冷4ストロークOHC3バルブV型2気筒を搭載し、最高出力は52PS/7500rpmを発揮。
長距離も難なく走れるようにアップライトなハンドルに加え、24リットルの大容量燃料タンクを搭載し、夜間でも明るいデュアルヘッドライトなどを装備していました。
また、大きな荷物の積載に便利なリアキャリアや、長時間のライディングでも疲れない厚めシートを標準装備。
ちなみに、キーで開閉できるサイドパネルには車載工具が入っていて、すぐに取り出せるようになっていました。
フロントは21インチ、リア17インチのオフロードタイヤを履き、スクリーンやハンドガード、大型アルミ製アンダーガードなどを装備しています。
現代のいわゆる“アドベンチャースタイル”は30年以上も前にすでに確立されていたんです。
コックピットからの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。
約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!
現行モデルはコレ!「Africa Twin Adventure Sports」
1999年に惜しまれつつも生産終了となったアフリカツインですが、実に17年ぶりとなる2015年に待望の復活! 現代のアドベンチャーブームの火付け役になりました。
そこから毎年のようにマイナーチェンジを受け、2020年モデルでさらにフルモデルチェンジ。スタンダードモデルの「CRF1100L Africa Twin」とグレードアップモデルの「CRF1100L Africa Twin Adventure Sports」や電子制御サスペンション搭載の「ES」などバリエーションが増えました。
また、大型AT免許で乗ることができる、オートマチックシステム『DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)モデル』もラインアップされています。
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【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】