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アフリカツイン アドベンチャースポーツES DCTってどんなバイク? 燃費や足つき性、装備などを解説します!【ホンダバイク資料室/Honda CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission (2020)】

欧州で2022年モデルが発表され、国内正式発表が待たれる「CRF1100L アフリカツイン」。

でも、アフリカツインはタイプが色々あってちょっと複雑!
ここではビッグタンク仕様のアフリカツイン アドベンチャースポーツに『電子制御サスペンションES』と『オートマチック機構DCT』を搭載した最高峰モデルについて解説します。

Honda CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission/アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES DCT

Honda CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission ※トップケース・パニアケースはオプション設定。

1100ccの大排気量エンジンとビッグボディでありながら、本格的なオフロード走行も想定されたリアル・アドベンチャーバイクがCRF1100L『アフリカツイン』シリーズ。

ここで紹介するのはスタンダードのアフリカツインに、容量24Lのビッグタンクやロングスクリーン、コーナリングライトなどを追加しロングツーリング適性を高めた『アドベンチャースポーツ』に、電子制御サスESとオートマチック機構DCT(Dual Clutch Transmission)を搭載したモデルです。

すべてのアフリカツインシリーズの中で最上位機種となり、ホンダが目指した現時点での究極のアドベンチャーバイクとなります。

※トップケース・パニアケースはオプション設定。

ちなみに『アフリカツイン アドベンチャースポーツ』シリーズの仕様は4タイプで価格は以下の通り。

① ベースグレードとも言える最もシンプルなアフリカツイン アドベンチャースポーツは180万4000円。

② 上の①にオートマチック機構DCT(Dual Clutch Transmission)を搭載したモデルが191万4000円。

③ DCTは無しで電子制御サスペンションESを装備したモデルは194万7000円。

④ 電子制御サスペンションESとオートマチック機構DCTを両方とも装備したここで紹介する最上級モデルは205万7000円。

日本国内仕様は基本的にローダウンモデル。

限定モデルとしてロングストロークサスペンションを搭載した<S>が期間限定・受注生産モデルとして存在しますが、2020年11月現在、受注は既に終了しています。

アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES DCTのライディングポジションや足つき性は?

ライダー身長/176cm

圧倒的なビッグボディで、跨ってみてもアドベンチャースポーツの24Lタンクの迫力は相当なもの。けれどもハンドルに手を伸ばすと、位置や幅も違和感が無く、上半身がまっすぐ伸びます。

極めて自然な乗車姿勢で快適。日本仕様はローダウンモデルとなりますが、身長176cmのライダーの場合でも特に膝の曲がりがきついなどの不都合は感じません。

見ているだけよりも、いっそ跨ってしまったほうが安心できるバイクです。

ライダー身長/176cm

その安心感を支えるのは、この巨体からは想像もできないほどの足つき性の良さ。シートは810mm/830mmの2段階の高さ調整が可能で、写真は810mmの状態となります。

この仕様の場合は車両重量が250kgとなりますが、身長176cmのライダーの場合は両足がカカトまでべったりと接地するので、バイクを支えることそのものにまったく不安は感じません。跨ったままのバックも余裕です。おそらく日本人成人男性の標準的な身長があれば問題なく扱うことができるでしょう。

アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES DCTの燃費は?

使用燃料はレギュラーガソリン。アフリカツイン アドベンチャースポーツは容量24Lのビッグタンクを装備しています。

高速道路5割・一般道5割の割合で459.3kmを走り、給油量は23.91Lでした。

満タン法で計測した燃費はガソリン1Lあたり19.2kmとなりました。

アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES DCTの主要装備

並列2気筒エンジンの総排気量は1082cc。最高出力は102馬力を7500回転で発生。全域がパワフルな特性でありつつ、回転の上昇フィーリングも伸びやかで気持ちの良いエンジンとなっています。

オートマチック機構DCTはクラッチ操作が必要ないだけでなく、エンストもしないためストレスフリー。変速ショックも少ないばかりか、ライダーの感覚とズレのないシフトフィーリングは今や驚くべき完成度となりました。バイクはマニュアルじゃなければ……という思い込みを覆されるレベルに達しています。

サスペンションは前後ともSHOWA製電子制御サスペンションESを搭載。ライディングモードに合わせて常時ダンピング特性が変化するほか、乗車人数や荷物の有無など詳細まで設定が可能です。

常に快適な乗り心地を提供してくれるだけでなく、コーナリング中のスタビリティ(安定感)アップにも貢献。前後タイヤの明確な接地感をライダーに伝えてくれるため、どんなシチュエーションでも運転に自信を持つことができます。

LEDヘッドライトに加え、アドベンチャースポーツはバンク角に応じて3段階で切り替わるコーナリングランプも装備しています。夜間のワインディング走行などでは絶大な威力を発揮します。

アドベンチャースポーツはロングスクリーンを装備し、高速道路のクルージングが快適。工具を使わず5段階の高さ&角度調整が可能です。

エンジン下部にはアフリカツイン アドベンチャースポーツ専用のタフなスキッドプレートを装備。オフロード走行においてエンジン下部をガードしてくれます。アドベンチャーバイクらしいタフなディテールです。

見た目のボリューム的にも相当な迫力を持つ容量24Lのビッグタンク。先の燃費計測での結果19.2km/Lだったので、計算上の航続距離は450km以上となります。

安定的に400kmは無給油で走れると思うのでロングツーリングは本当に快適!

シートは810mm/830mmの2段階で高さ調整が可能。座り心地はやや固めですが、1日で300km程度のライディングではお尻の痛みを感じることなく快適でした。

アフリカツインがオフロードに本気であることを証明するのが21インチのフロントタイヤ。チューブレスなので、万が一のパンクの時などは応急処置もしやすく安心感が高い。

スタンダードのアフリカツインも共通ですが、メーターはフルカラーTFT液晶を採用。URBAN・TOUR・GRAVEL・OFFROADの4タイプのライディングモードの他、自分好みのセットを2タイプ保存しておくことができます。

ライディングモードに合わせてエンジン出力特性や電子制御サスペンションの固さが変化。およそ日本のツーリングで考えられるシーンすべてに完全対応します。

USB給電ソケットを装備しているので、スマホの充電も可能です。この他にDC12Vの電源ソケットも用意されています。

日本国内仕様はETC2.0が標準装備となっています。

ホンダ『アフリカツイン アドベンチャースポーツ ES DCT』に乗ってみた感想は?

【文:北岡博樹(外部ライター)】

ホンダ『CRF1100L アフリカツイン アドベンチャースポーツ』シリーズに乗ってみたいなら!

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