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1000kmなんて簡単すぎる。アフリカツインに乗ると日本が狭くなる!?【ホンダの道は一日にして成らず 第16回/Honda CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission ツーリング編】

オフロードでの『冒険』すら快適なものに変えてしまう。そんなバイクでアスファルトの道を走ったら? オフロード重視だから、アスファルトはちょっと苦手……なんてことが、ホンダのバイクに限ってある訳ない!

【オフロード編】からの続きです

高速道路があまりにも快適すぎて……

冒険ツーリングの概念を変えてしまう。

今回乗った仕様のアフリカツイン(CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission)はそういうバイクです。

だけどその性能はオフロードを中心とした、冒険力だけにとどまりません。

オフロード重視だから、オンロード性能はすこし妥協している……なんていうことは1ミリも無いんです。

例えば、日本である程度の距離をツーリングする時に、必ず使うと言っていい高速道路。

オフロードの冒険も快適でしたが、その基本性能の高さは高速道路で輪をかけて発揮される。しかも、冒険シチュエーションでは感じとれなかった魅力が発見することができます。

ライディングモードは『TOUR』にセット。

おだやかなパワーフィーリングですが、排気量1082ccのエンジンにおいてパワー不足なんて感じる訳がありません。

1560mmというホイールベースによる直進安定性に加えて、240kgという車両重量も安定感に変換。オフロードもこなす足周りは電子制御により、しっとりと快適。

日本の高速道路における巡行速度100kmなんて、余裕も余裕です。

ちょっとくらいのギャップや路面のうねりを拾ったところでビクともしません。

その穏やかなクルージングを楽しんでいると、ふと気づくことがあります。

アフリカツインは先代の1000ccモデルよりも、現行1100のほうが、エンジンに味わいがある?

回転フィーリングの豊かさと並列2気筒エンジンの鼓動感。

先代モデルも悪くありませんでしたけど、1100はそれをさらに堪能できる仕上がりになっているんです。

特に鼓動感は明確になりました。こういう味わいって、飽きずに走るためには重要なこと。

しかも、クルーズコントロールまで備えているアフリカツインです。

これなら片道500kmくらい高速道路を走っても、全然大丈夫でしょうね。1泊2日で1000km走っても、まだ余裕が持てるはず。

今回は片道200km前後の高速道路だったので、高速道路区間はあっけなく終了してしまいました。

その時には『ちょっと走り足りないナ』と感じていたくらいです(笑)

アフリカツインはすべてにおいて『隙』が無い

そして、高速道路を降りた後も、アフリカツインの絶対性は揺らぎません。

さすがにオンロードのコーナーを走るにはフロント21インチタイヤを少し頼りなく感じるのでは……と思うかもしれませんが、それすらない。

しかも今回はフルパニア状態で車体後方が重くなります。

21インチのフロントタイヤにとっては、まずます条件が厳しいはず。

だけど電子制御サスペンションESを『ライダー1名+パニアケース』に設定して走れば、むしろケースの存在を忘れそうになります。

機械式サスに慣れたライダーとしては、もはや魔法のレベル……

ここでも良い意味で、何もする必要はありません。

スポーティ感を味わうために、すこしイン側に身体を入れてもいいですけど、それほど違いは感じませんでした。

だけどDCTはマニュアルトランスミッション車のような、スロットルを開ける楽しみをきっちりと感じさせてくれる。

バイクを操る悦びのカナメは『ライダーの楽しみ』として残されているんです。

どんなシチュエーションでも完璧すぎる。ぐうの音も出ません。

純粋に『旅の楽しさ』だけを抽出するアフリカツイン

すべてのシチュエーションでアフリカツイン(CRF1100L Africa Twin Adventure Sports ES Dual Clutch Transmission)はライダーを力強く護るんです。

そして、その先にある『バイク旅の感動』だけをライダーに体験させる。

バイクの旅って、クルマに比べたらある程度は『キツいもの』だと考えるのが一般的ですが、このアフリカツインはそうじゃありません。

目指すものはオンロードでもオフロードでも同じこと。

ひとりでも多くの人に、旅の感動を。

アフリカツインさえあれば、どこへだって走っていける。

そういう気持ちにさせてくれる。それこそが、このバイクの真の価値なんだと思います!

【文:北岡博樹(外部ライター)】

NEXTGO! いつかは……と、憧れるバイクとして相応しい。

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