バイクで走って楽しい場所はオンロードだけでなくオフロードにもありますが、オフロードを走るにはオフロードバイクが必要。
そしてかつてはオフロードバイクとスクーターはほぼ対極に位置する存在でした。
しかし、そんなギャップを埋めて超越し2020年に登場したのが、ADV150。
スクーターとしてもしっかり使えてオフロードも走れるという全く新しい形のバイクとして登場し、2022年にはフルモデルチェンジしてADV160。
今回はそんなADV160に今までとは違った新色が追加されました!
深い青緑が目を引く新カラー
こちらが今回の2024年モデルから新たに追加される、パールボスポラスブルー。
青とも緑とも言える独特な色となっていて、ホンダ車のカラーとしては他で見ないカラーです。
このオシャレな新カラーがADV160のキャラクターをより強めてくれています。
スクータータイプはオフロードバイクと違ってカラーリングの範囲が広いというのも魅力的。
オフロード走行で傷が心配な足回りはブラックやシルバーなど落ち着いたカラーで締められており、ライダーの目に入りやすい部分の外装に新カラーなので、しっかり使い込める仕様だと思います。
3つの人気カラーは継続
ADV160にこれまで採用されていた3つのカラーも継続採用となります。
全体的に落ち着いたカラーが多いADV160ですが、おかげで年齢を選ばずどんなライダーが乗っても馴染みやすいスタイルに。
特にパールスモーキーグレーはスクーターとしては定番な色かもしれませんが、近くで見るとパールが微かに光っていて、さりげなくおしゃれ感を演出。
マットガンパウダーブラックメタリックも定番カラーではありますが、外装パーツに流線型のラインだけでなく直角的なラインが多いADV160だからこそ「ただの黒」にはならず、深みのある黒を演出しています。
できないことのほうが少ない160ccクラス
160という排気量は区分的には250cc以下となり、ナンバーも250ccクラスと同じ軽二輪。
だったら250乗ったほうが良いじゃん!と思われがちなんですが、実は160ccクラスでしか出せない魅力があるんです。
まず160ccクラスは125ccクラスの車体と大きさもほぼ変わらず、エンジンが160ccになっているため、乗っている感覚としてはハイパワーな125ccといったイメージ。
しかも125cc超なので高速道路を走ることができ、100km/h巡航もすることができます。
125ccと同じ身軽さは250ccには出せませんが、ADV160は125ccクラスの車体の身軽さでスクーターとして使え、高速にも乗れてオフロードも走れる、という「バイクの中でできないことのほうが少ない」多様性のあるバイクなんです。
またオフロードを走れるというのもオフロードバイクと同じように走れるのではなく、「オフロードも走れるスクーター」だからこそ気軽にチャレンジしやすいというADV160ならではのメリットもあります。
僕(外部ライター:佐藤)は何度かADV160で林道を走ったことがありますが、普段フルサイズのオフロードバイクでできる本格的なエンデューロまでは行けずとも、砂利道や獣道を進むのはADV160のほうが楽しく感じたことも。
同じ場所をオフロードバイクで走ったらそっちのほうが速いんですが、ADV160で走ったときの気軽感と滑りながらも一生懸命前に進んでいく感覚はオフロードバイクには無く、走る林道によってはADV160のほうが楽しい瞬間が多いと思いました。
同じマシンで街ではスクーターとして使えると思うと、なんであんなに楽しませてくれるのか不思議でたまりません……。
機動力抜群のADV160を楽しもう
発売日は2023年12月14日(木)となっています!
新カラーは街でも馴染むカラーだと思いますが、林道や湖など自然との相性も良さそうなカラーです。
休日の午後に遊びがてらフラッと街からオフロードへ走りに行っても日没まで楽しませてくれるマシンなので、色々なところへ出掛けてみてください。
新カラーが気になった方はお近くのHonda二輪車正規取扱店へ、少し気になる!乗ってみたい!という方はHondaGO BIKE RENTALもご活用ください!
ADV160:メーカー希望小売価格 473,000円(消費税10%込み)
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【文/佐藤快(外部ライター)】