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【動画】GB350のご先祖様? レプリカブーム真っ只中にあえて時代を逆行したレトロスタイルの雄『GB250 CLUBMAN』【ホンダ歴代バイク今昔図鑑/GB250 CLUBMAN(1983年) 編】

ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施しているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!今回は「GB250 CLUBMAN(1983年)」の貴重な映像を紹介します!

最先端を進むCBシリーズと対象的な道を征ったGBシリーズ

レーサーレプリカブームだった1983年に発売された「GB250 CLUBMAN」は、CBX250RSの派生モデルとして登場。

ホンダの「CB」は時代の最先端を進んでいくイメージなのに対し、「GB」はまるで時代に逆行するかのような1960年代風のレトロスタイルのバイクとして誕生しました。

“GB”の名前の由来は諸説ありますが、マン島TTレースが行われるイギリスの正式名称「United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland」の「Great Britain」から付けられたとも言われています。

エンジンは249ccの空冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒を搭載し、最高出力は30PS/9500rpmを発揮。

空冷フィンが美しい単気筒エンジンはホンダのRFVC(Radial Four Valve Combustion Chamber)という新しいバルブシステムが採用されました。

美しい曲線を描くエキゾーストパイプと2本出しマフラーが特徴で、単気筒の心地よいサウンドが楽しめます。

オフロードバイクに採用されるエンジンのようにクランクケースなどもコンパクトで、車両重量は145kgと軽量でした。

メーターはクラシカルなデザインにマッチするスピードメーターとタコメーターの2眼タイプ。

真一文字に近いバータイプハンドルが採用されています。

デザインはレトロなスタイルでしたが、最高出力30PSを誇る当時の最新技術の空冷単気筒エンジン「RFVCシステム」やフロントディスクブレーキなどを採用し、スポーツ性能や総合的な運動性能が高いロードスポーツモデルでした。

GBシリーズは250以外にも、400、500などのラインアップがあり、初期型から5回のマイナーチェンジを重ね1997年まで発売。

「GB250 CLUBMAN」は、ビギナーからベテランまで幅広いライダーに人気のマシンでした。

コックピットからの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。

約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!

最新モデルはコレ!『GB350』

インドで2020年秋に「H’NESS CB350」という名前で発表されましたが、日本仕様はGBシリーズの冠を付けて登場した「GB350」。

水冷エンジンが当たり前の時代に、空冷シングルのバーチカルツインで登場し、発売前から大ヒットモデルの仲間入りを果たしました。

見た目はレトロスタイルですが、LEDヘッドライトやスリッパークラッチ、トルクコントロールなども装備し、最新テクノロジーが惜しみなく投入されています。

新世代のバイクファンはもちろん、GBシリーズの復活を望んでいたライダーには待望のマシンとなるでしょう。

【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】

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