いろいろなカテゴリ―があるバイクですが、一般的に「スポーツバイク」と呼ばれるモデルは、どういうバイクのことでしょうか?
スポーツバイクの特徴と、Hondaのラインアップするモデルをまとめてご紹介します。
スポーツバイクはどんな特徴を持ったバイク?
スポーツ、ネイキッド、オフロード……バイクには色々なカテゴリーがあるので、バイク選びの際にはイロイロ迷ってしまいますよね。
見た目が気に入って「これだ!」と心に決めたバイクを選ぶことは何よりも正解ですが、自分の好きなバイクがどんな特徴を持っているかを買う前に知っておいても損はないはず。そこで今回は、多岐にわたるカテゴリーの中から「スポーツモデル」の特徴について解説します。
本格的な走りを楽しむスポーツモデル
主にバイクのレースで使用されるレーシングマシンを彷彿とさせるフルカウルに身を包んだ人気カテゴリーが「スポーツモデル」です。
サーキット走行などにおいてストレート(直線)で身体を伏せやすく、コーナリングでスポーティなライディングフォームが取りやすいセパレートハンドルが装着されているのが、このカテゴリの特徴のひとつとなります。
その他にもニュートラルなハンドリングを生み出すために前後17インチのホイールが採用され、高速走行に特化したラジアルタイヤを装着しているモデルが多いのも特徴。
そのうえで、スポーツバイクとしてより走りの性能を磨き上げたCBR250RRやCBR600RR、CBR1000RR-Rなどは「スーパースポーツ」とも呼ばれ、徹底的な軽量化が図られた上でハイパワーなエンジンや最先端の装備で完全武装。
HondaのCBR-RRシリーズは徹底的に走りを追求しています。
走りの性能を最重要視するため、ライディングポジションは上半身が前傾するモデルが多く、長距離のツーリングなどではツーリングバイクに比べ、どうしても疲れが出る場面があります。
ですがそれは、より純粋な走りを楽しむための大きなメリット。他では味わえないエキサイティングな走りがスポーツバイクの真骨頂です。
ただし実際に乗ってみると、前傾姿勢がそれほどではなく、見た目以上に運転しやすいベーシックなスポーツバイクも存在します。それらはもちろんアップハンドルを採用したネイキッドやオフロードバイク、クルーザーモデルに比べれば快適性は一歩譲りますが、フルカウルのスポーティなスタイルのまま快適に街乗りやツーリングを楽しむことができるモデルとなっています。
Hondaでは『CBR400R』や『CBR650R』がそれに該当。市街地走行やロングツーリングでも扱い易いエンジン特性&ライディングポジションになっていて、スポーツモデルがはじめての方でもイージーにスポーツモデルの醍醐味を味わうことができるようになっています。
本格的なスポーツライディングを楽しみたい人や、レーシーなスタイリングに憧れている人におすすめのジャンルなので、気になったらまずは「HondaGO BIKE RENTAL」で試乗してみましょう!
Hondaでラインアップしているスポーツモデルはこちら!
2023年9月現在、Hondaでラインアップしているスポーツバイクはこちら!
注)本記事で紹介するカテゴリおよびバイクは、Honda公式サイトで紹介されているカテゴリーとは異なります。
Honda CBR250RR
普通自動二輪免許で乗ることのできる人気の250ccフルカウルスポーツモデル。
最高出力42PSというハイパワーを発揮するDOHC4バルブ直列2気筒エンジンを搭載し、サーキット走行やレースシーンでも人気のある「スーパースポーツ」に分類されるモデルですが、重量の軽さやスポーツモデルとしては低めのシート高790mmという設定により、街乗りからツーリングまで幅広く楽しめるフレンドリーさも備えています。
2023年モデルで一新されたシャープで切れのあるスタイリングも魅力。250ccスポーツモデルのハイエンドモデルでありつつ、エントリーモデルともいえる1台です。
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Honda CBR400R
400ccクラスのスポーツモデル『CBR400R』は、レーシーなフルカウルを纏っていますが、シート高が785mmとやや低く、セパレートハンドルも高めの位置に装着されているので、スポーツモデルとしては優しい設定になっています。
スーパースポーツに比べると上半身の疲労が少ないので、市街地走行やツーリングにも向いているフレンドリーかつベーシックなスポーツモデルと言えるでしょう。
低~中速域でのエンジンの特性も扱い易く、ビギナーでもバイクの力強さを感じながらスポーツモデルらしい走りを楽しむことができます。
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Honda CBR600RR
空力特性を重視したレーシーなフルカウルを纏った『CBR600RR』はサーキットやレースシーンでも活躍する本格的なスーパースポーツモデル。
力強い印象のフロントマスクには急加速時などにフロントタイヤがリフトしないよう、空気抵抗で地面に前輪を押し付けるウィングレットを装備。センターアップマフラーなど、外見的にも他とは一味違う個性を感じる1台です。
各部に高性能なパーツが装備され、高度な電子制御システムも搭載。ライダーの好みに合わせて設定可能なライディングモードも採用されています。
DOHC4バルブを採用した599cc直列4気筒エンジンは最高出力121PSを14,000回転という高い回転域で発生。特性的には少しピーキーと言えるかもしれませんが、その分本格的な走りや高い性能を存分に味わえるモデルとなっています。
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Honda CBR650R
『CBR650R』は『CBR400R』同様に「CBR-RR」シリーズのようなスーパースポーツモデルに比べて、ツーリングユースでも扱いやすいベーシックスポーツモデルです。
ただし、スポーツモデルらしいアグレッシブな走りも楽しめるようコンパクトな設計がされていて、648cc直列4気筒エンジンは街中で扱いやすくワインディングではキビキビとした走りを実現するセッティングになっています。
ライダーが4気筒エンジンの官能的なサウンドを楽しめるようマフラーの設計がされているのもポイント。ベーシックスポーツと言えど、Hondaの『CBR』の名に相応しいポテンシャルを秘めたバイクとなっています。
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Honda CBR1000RR-R FIREBLADE
Hondaのラインアップするスーパースポーツ「CBR-RR」シリーズのフラッグシップモデルであり、最高峰レースでも活躍するポテンシャルを備えた『CBR1000RR-R FIREBLADE』。
200馬力オーバーの強力なエンジンによる力強い走りを支えるため、最先端の電子制御はもちろん、各部には厳選された高性能なパーツが組み込まれています。
レーシーなイメージを強調するシャープなスタイリングも旗艦スポーツモデルならではの上質で高級感のあるデザインとなっている、まさしく『ハイエンド』な1台です。
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Honda HAWK 11
フルカウルではないので例外的な扱いとなりますが、FRP製の美しいロケットカウルをアイコンとする『HAWK 11』を、あえてカテゴライズするならば『スポーツ』です。スタイリングの印象からクラシカル&トラディショナルなバイクだと勘違いされやすいのですが、その設計方針は純粋な大排気量2気筒スポーツとなっています。
『CRF1100L Africa twin』シリーズや『NT1100』にも採用される1,082ccDOHC4バルブ直列2気筒エンジンを搭載。走りを存分に楽しむために軽量で扱いやすい車体に設計されています。
上質な乗り心地を実現するためサスペンションなどの足まわりにもこだわり、高い走行性能を実現。ロケットカウルの造形の美しさに配慮し、特殊なステーでミラーが取り付けられているなど、乗っても眺めても楽しい1台に仕上げられています。
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【文:石神邦比古(外部ライター)】