GB350は現実的に乗り続けられるクラシカルなスタイルのバイクとして人気があります。
巷では街乗り最強とも囁かれているGB350ですが、バイクの運転に長けたプロが乗ったらGB350はどう感じるんでしょうか?
今回は全日本モトクロス選手権の女王川井麻央選手に公道でGB350に乗ってもらい、感想を聞いてみました!
スピード以外の魅力を持つGB350はプロのモトクロスライダーの目にはどう映るんでしょうか?
バイク歴20年、公道歴3年
川井選手はモトクロスではCRF150R、公道ではCB250Rに乗っている現在23歳のプロモトクロスライダー。
4歳の頃にモトクロスを始めて、きっかけは通りすがりに小さい子がモトクロススクールをしていて、やってみたいと言ったこと。
4歳のことなので本人は覚えていないそうですが、現在ではモトクロス歴は20年、公道バイク歴は3年になります。
全日本モトクロス選手権レディースクラスで何度もタイトルを獲得しており、日本最速のモトクロス女子として呼び声の高い選手です。
現在23歳の川井選手は公道でもバイクに乗っており、CB250Rを通勤や週末のツーリングで使用されています。
普段激しいバイク競技をしているからこそ、GB350のクラシカルなバイクにも興味があって、乗ってみたいという気持ちは以前からあったそう。
身長165cmの川井選手がGB350に跨ってみると、足つきは良好な様子。
両足ともかかとまでついていました。
ここからは川井選手とショートツーリングに出かけ、GB350に乗ってどう感じたかをお聞きしていこうと思います。
重さを感じない乗りやすさ
第一印象から『乗りやすそう』というイメージがあったという川井選手。
実際走ってみて、その印象が間違いではなかったことに気づきます。
GB350のスタイリングは私の好みにマッチしていて、こんなバイクにもいつか乗ってみたいって気持ちはありました。
でもタンクやエンジンの大きさをみると『ちょっと重いのかな?』と思ったんです。
でも乗ってみたら凄く軽快に走ってくれて、バイクの重さを感じませんでした。

車重が重いバイクってコーナリング中にイン側(内側)にバイクが倒れようとしてくる感覚があるんですが、GB350はそれを全く感じなくて素直に曲がっていってくれます。
特にコーナーの角度がキツイ交差点の左コーナーなんかはバイクの重さを感じやすいシチュエーションですが、GB350は変に調整が必要なわけでもなく、思い通りに曲がってくれるので、かなり完成度が高いバイクだと思いました。

ハンドリングも素直で、自分からハンドルをインに切ったり、アウトに切れていくのを補正したりしなくても、自然とうまく曲がることができます。
コーナーの先の路面が荒れていて、そこに侵入しても振動でバイクが横に振られることもないし、サスペンションの設計もレベルが高いと思いました。
早速GB350が好印象の川井選手。
普段激しいレーシングマシンで荒れに荒れた路面を攻めていることもあり、公道でのGB350のクオリティに驚いていました。
Uターンもお手の物
道を間違えてUターンするなんてことはモトクロスの世界ではあり得ませんが、公道でのツーリングではよくあること。
そんなときに頼り強いバイクに乗っているとツーリングがさらに楽しくなります。
実際川井選手にもUターンを試してもらいましたが、スムーズそのもの。
もちろんプロの川井選手だから、というのはありますが、GB350だからこそという部分もあるようです。 
さっきの重さを感じないGB350の特性がUターンにも活きてました。
エンジンの回転もクラッチの微調整もゆるやかでやりやすいバイクなので、Uターン時に倒れてしまうかも…という不安を感じにくいバイクだと思います。
他のバイクでUターンは怖いけど、GB350なら不安なくできるっていうライダーの方も多いんじゃないでしょうか。
こういった細かいところまで徹底的に親しみやすく操れるのがGB350。
どんどん魅力にハマっていく川井選手でした。
心地よい振動とGB350の優しさ
GB350は空冷単気筒エンジンを搭載。
普段激しいレーシングバイクに乗っている川井選手はどう感じるんでしょうか?
このバイク、乗っていると懐の深さを感じます。
いつもモトクロスで乗っているマシンは水冷単気筒のキャブレター車で、レスポンスが激しく、エンジンの回転とスロットル、スピードを合わせて走る必要があります。

でもGB350は意識することなく、どこからでも滑らかに吹け上がってくれるし、加速していく振動も心地良い。
低いスピードで3速や4速などの高いギアに入れて、エンジンの振動と低音が効いた排気音と一緒に加速していく感じはなんだかドラマチックです。
スピードがいきなり出るようなバイクじゃないけど、それ以上に良さを感じるバイクだと思います。

どういう乗り方をしても乗れちゃう懐の深さはGB350の凄いところだと思います。
誰でも安心して乗れて、スピードや技術はバイクの難しい一面じゃなくて、純粋にバイクに乗って楽しいと思う感情が湧いてくるので、免許を取って1台目にGB350を選んだら、きっとスポーツバイク以上にバイクの運転をしていて楽しい部分を感じれると思いました。
レースの世界では乗りやすいように『作る』
モトクロスを始め、レースの世界で活躍するレーシングバイクはGB350とは正反対で、普通なら乗りにくいほど激しいマシンを自分が乗りやすいセッティングに作っていく必要があります。
GB350のように誰が乗っても最初から乗れてしまう、乗りやすいバイクというのは貴重なんです。
何もしなくてもGB350がライダーに寄り添って支えて、バイクを楽しませてくれる、というGB350の優しさが川井選手にも響いていました。
一番のお気に入りポイントはマフラーと音
改めて川井選手にGB350の一番気に入ったポイントを聞いてみました。
私はエンジンからマフラーエンドまで外に出ていて、流れが見えるGB350のマフラーが好きです。
見た目もメッキでかっこよくて好きなんですが、実際の排気音も好き。
うるさくないけど低音が効いていて、加速しているときもヘルメット越しに排気音が聞こえてくるので、乗っていて音でも楽しめてます。
シーソーシフトペダルも乗りやすい
GB350のシフトペダルは従来のバイクと同様に足先をペダルの下に入れてシフトアップすることもできますが、後ろ側にもペダルが伸びているため、シフトアップ時は後ろを降ろし、シフトダウン時は前側を降ろす、というシフト操作が可能です。
この点も川井選手は気に入っていて、足首が疲れないため長時間のライディングもサポートしてくれます。
靴の足先も汚れにくいので、街乗りでも重宝すると思います。
人だったら絶対いいヤツのGB350
今回様々なシチュエーションをGB350で走った川井選手ですが、GB350を人におすすめするならどういうライダーにおすすめなのか聞いてみました。
私がGB350を一番おすすめしたいのは免許を取って1台目のバイクを探している初心者ライダーの方です。
とにかくどこでも乗りやすくて、未経験の状態で色んな道や場所を走っても、運転で危険さを感じないバイクなので、ツーリングやバイクに乗ること自体がお手軽に感じれて乗るのが好きになっていくと思います。

女性ライダーにもおすすめしたくて、力に自信がなかったり、身長が低くて乗れるバイクに悩む女性ライダーも多いかもしれませんが、GB350なら最初から乗りやすいはずです。
安全にバイクを楽しみたいなら絶対おすすめしたいと思います。

ベテランライダーにGB350をおすすめするなら、これまでやってきたバイクの楽しみ方とは全く別の魅力がGB350にはあるってことを伝えたいです。
速かったり軽かったりそういうのじゃなくて、ゆったりトコトコ揺られながらGB350を運転しながら見る景色はこれまで見てきた景色とは違うはず。
私自身、こういうバイクの楽しみ方もあるんだってGB350が教えてくれた気がします。
仮にGB350が擬人化したら誰からでも好かれて悪口も言われない、友達が多いタイプのいいヤツだろうと語る川井選手。
最後にはGB350とスロットルを通して会話しているように見えました。
そんなGB350に一度は乗っておいたほうがこの先のバイクライフが豊かになる方は多いはず。
是非レンタルを活用して一度乗ってみてください!
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【文/佐藤快(外部ライター)】



















