125ccのバイクが維持費の安さで人気なのはご存知かと思います。
経済的なだけじゃなくて、走りの楽しさや利便性など多くの魅力があります。
ただ、実際に乗ってみないと、どんなに素晴らしいバイクなのかわからないものです。
そこで今回は都内在住のパパライダーにCT125・ハンターカブを使っていただき、どんな魅力が感じられたかを語っていただくことにしました。
キャンプツーリングに行けるバイクが欲しい
金沢さんは奥さん、息子さんと3人で暮らしています。自宅があるのは都内の住宅街です。
以前はGB250 クラブマンを所有し、通勤で使用していましたが最近売却してしまったのだとか。
住んでいるのが都心部だから交通手段は電車とバスでまったく問題ありません。でもやっぱりバイクには乗りたいんですよ。キャンプに行きたいのでキャンツーに使えるバイクがないかと思って物色しているところです。
冒険の相棒にピッタリ
そんな金沢さんにCT125・ハンターカブを試乗していただくことにしました。
原付のスーパーカブには昔乗っていたことがあったけど、CT125・ハンターカブは雰囲気が違いますね。オシャレだし高級感があります。
一人息子の侑圭君も乗り物好き。
クルマよりもバイク派なのだそうです。
自然と冒険が大好きだという侑圭君、CT125・ハンターカブが「冒険に使えるバイク」だと説明したところ興味津々な様子。
お父さんにエンジンのかけ方や、スロットルの操作の方法を教えてもらって夢中になって遊んでいました。
いつか侑圭君が免許を取ったら、親子でキャンプツーリングに行く日がくるのかもしれません。
予想以上の高性能
家族みんなでCT125・ハンターカブで遊んでいただいたあとは、いよいよ金沢さんが試乗します。
走るのは普段の買い物や通勤などで走るルート。
ところが様子を見ていると発進してからの加速が妙に遅かったり、ギクシャクしています。
おかしいと思ったら最近まで乗っていたGB250 クラブマンと同じようにシフト操作をしていました。
CT125・ハンターカブは走行中はリターン式で停車時のみロータリー式になるチェンジ機構なので、ペダルの前を踏み込んでシフトアップしていきます。
でも以前スーパーカブ50に乗っていたときのことを思い出してからは快調そのもの。
とても楽しそうに走っています。
自宅周辺は住宅街で一方通行や一時停止が多いのですが、こういう場所では軽い車体と自動遠心クラッチが威力を発揮。
頻繁なゴーストップでもストレスがなく、小さな曲がり角でも軽快にクリアしていくことができます。
片側二車線の幹線道路を走ってもパワーにはまったく不足は感じなかったと言います。
けっこう良いですね、このバイク。思っていたよりもずっとパワーがある。3速での加速が素晴らしいです。気持ちよく走ることができます。
金沢さんが3速の加速が素晴らしいと感じたのはギア比に関係があります。
CT125・ハンターカブのエンジンは、とてもトルクがあるので、高いギアにしたときも力強い加速力が発揮されるのです。
もちろん他のギアでも同じなんですが、1速、2速だと短い時間で吹けきってしまうし、4速だとスピードが出すぎてしまいます。
だからストリートだと3速がエンジンの力強さやフィーリングを一番感じ取りやすかったのでしょう。
都心だから光る実用性の高さ
CT125・ハンターカブがあったら日常の生活で一番活躍するのは買い物かもしれません。
最寄りのスーパーは金沢さんの自宅から歩いて5分ほどの距離にあります。
通常の買い物であれば特に不便は感じないのですが、大きくて重いものを買ったときは大変。
スーパーの配達サービスを利用すれば買った商品を自宅に届けてもらうことができますが、その場合は若干時間がかかりますし、荷物を受け取るまでの数時間は自宅で待っていなければなりません。
そんなときはCT125・ハンターカブが大活躍します。
CT125・ハンターカブだったら、お米とか大きな買い物をしても積んで帰ってこれるし時間の制約もない。それに配達サービスがないお店もありますからね。都内の生活にはとても便利かもしれません。荷物もタップリ積めるし、クルマと違って車庫や駐車場の出し入れにも気を使わないから気軽に買い物に行くこともできそうです。
乗ってみたら気になる存在に
これまで金沢さんはCT125・ハンターカブの存在は知っていたものの、特に意識したことはなかったそうです。
でも実際に乗ってみて、その魅力に気付かされた様子。
思っていたよりも走行性能が高くて驚きました。都内を走るのだったらパワーは十分で不足はまったく感じないし車体もシッカリしている。荷物も詰めるから普段の買い物だけじゃなくてキャンプツーリングにも行ける。燃費もいいんですよね? 色々な魅力が詰まったバイクですね。」
税金や保険料、燃費などの点で様々なメリットがあるだけではありませんでした。
気軽に扱える車体サイズでありながら快適性も兼ね備えていて、エンジンのパワーも都内を走るのにちょうど良い感じでした。
様々な点でバランスが取れているバイクだということに気がついたようです。
実は金沢さん、最近大型二輪免許を取得したばかり。
昔からホンダが好きなんです。一度ホンダの大きなバイクに乗りたいし、キャンプツーリングにも行きたいから、CRF1000L Africa Twin 〈s〉(アフリカツイン)が欲しいと思っていました。
今回CT125・ハンターカブに乗ってみて、今後のバイクについて考えさせられることがあったんだとか。
自分の体格だとビッグバイクは苦労するのかなとか考えてしまう部分もあるんですよ。CT125・ハンターカブだったらサイズ的にも扱いやすいし、十分な性能を持っている。気軽に使えるから、そのことが楽しさにつながるような気もします。
大型二輪免許を取得したので、まずは憧れのCRF1000L Africa Twin〈s〉に試乗してから考えると金沢さんは言います。
ピッグバイクと比べても負けない魅力がCT125・ハンターカブにあるということなのでしょう。
ビッグバイクにするか、CT125・ハンターカブにするかで迷いだしたとしても、根っからのホンダ好きだという金沢さんなので、次の愛車もまたホンダのバイクにすることだけは間違いないようです。
【文/後藤武(外部ライター)】