ホンダでは歴代モデルやレーシングマシンが「動態保存」されていて、定期的にマシンを実際に走らせる走行確認テストを実施しているんですが、その映像がホンダのオフィシャルYouTubeで公開されているんです!今回は「V45 MAGNA(1987年)」の貴重な映像を紹介します!
シリーズ最大排気量のV4エンジンを積んだ「スーパーマグナ」
1980年代前半から1990年代後半頃に活躍した、ホンダのアメリカン・クルーザーモデル「マグナ」シリーズの最大排気量モデル。
1987年4月に登場した、こちらの「V45 マグナ」は、初代「VF750マグナ」からモデルチェンジされた2代目で、通称「スーパーマグナ」と呼ばれていました。
「V45 マグナ」は主に海外輸出モデルとして開発されましたが、日本では特別予約販売車としてラインアップ。
モデル名の「V45」はアメリカで750ccの排気量を立法インチで示す「45キュービックインチ」からネーミングされました。
スピードメーターとタコメーターを備えたスポーツクルーザーらしいアナログ二眼メーターを装備。
やや釣り上げられたハンドルは当時の流行でもあった、いわゆる「チョッパースタイル」のデザインを取り入れるため「エイプハンドル」が採用されました。
リアの駆動系はシャフトドライブを採用し、トルクフルなV4エンジンと相まって低速から力強く加速。
ディッシュタイプのリアホイールがデザインの強いアクセントになっていました。
150ミリ幅にアップされた太めのリアタイヤが路面をしっかり捉えて車体をグイグイ押し出してくれます。
また、左右に2本ずつ配された4本出しマフラーがマシンの重厚感や存在感をさらに引き立てていました。
エンジンは748ccの水冷4ストロークDOHC4バルブ90度V型4気筒を搭載し、最高出力は77PS/9000rpmを発揮します。
低速からトルクフルなV4エンジンと、低く長く、力強い「ロー&ロング」スタイルで、日本を問わずアメリカでも人気の大型クルーザーモデルでした。
コックピットからの映像もあり、実際に乗って走っている様な気分が味わえます。
約2分程度の映像ですが、今ではなかなか見ることができなくなった貴重な走行ムービーを是非ご覧下さい!
最新モデルはコレ!『レブル1100』
マグナシリーズと人気を二分していた初代「レブル」がデビューしたのは1985年。
レブルシリーズは惜しまれつつも1999年に生産を一旦終了しますが、2017年に見事復活を果たし、大ヒットモデルの仲間入りを果たしました。
そのレブルシリーズ最大排気量のフラッグシップモデルとなる「レブル1100」が2021年3月11日(DCTモデル)に初売。
また、2021年5月13日にはスタンダードモデルが発売されたばかりのブランニューモデルです。
スタイリングは新型レブルシリーズを継承しつつも「CRF1100Lアフリカツイン」のエンジンをクルーザー用にリファインし、ライディングモードやトラクションコントロールなどの電子制御システムを搭載しています。
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】
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