バイクに乗る時の服装も、季節によって分ける必要があります。
ヘルメットのようにジャケットの着用義務はありませんが、機能が詰め込まれているバイクウェアは使って初めてその意味がわかるものです。

今回はこれからの季節に着たいバイクウェアをご紹介！
これがバイク用なの？！とひと世代前のウェアからは想像できないほど今のウェアは格好良くなっているんですよっ！

ベンチレーション付きミリタリージャケット

ミッドナイトジャケット　ネイビー（Lサイズ着用）

真夏のライディングでは、走っていても汗をかいてジャケット内部がムレてしまうことがあります。
そんな時に役立つのがジャケット内部に外気を取り込み、ムレを軽減してくれるベンチレーションシステム。

ミッドナイトジャケットはベンチレーションを6箇所搭載することで内部環境を快適に保つことが出来るライディングジャケットです。

ベンチレーション搭載箇所は正面に2つ、上腕に片側ずつあり、ここから走行風を内部に取り込みます。
背面にも両側ベンチレーションが搭載されているので、内部に入った空気はこの背面から排出されます。

高速などではなく一般道レベルのスピードでもベンチレーションを開放しておくと内部に空気が入ってくるのがわかるので、これならジャケットを着たくない真夏でも涼しく着れそうです。

ライディングウェアの特徴として、アップポジションだけでなく腕が前に伸びる前傾姿勢にも対応したパターンになっています。
バイク用ではない一般的なジャケットでは特にこの姿勢が想定されていないため、腕が伸び切らなかったり、脇や肩部分に負担がかかって生地が張ってしまいます。

バイク用として考えられているジャケットは結果的にライディング中のストレスを減らしてくれるんです。

外側に6つのポケットを搭載しており、内側にもインナーポケットを搭載。
一つ一つのポケットのサイズは大きくありませんが、それぞれ分けて貴重品や小物などは十分収納できる容量なので、ショートツーリングくらいなら手ぶらで乗ることも可能です。

標準で肘、肩、背中にプロテクターを搭載していますが、オプションでチェストプロテクターが装着できるようボタンが用意されています。
ミリタリーライクなシンプルな見た目ですが、フルプロテクションできるためロングツーリング時にもおすすめです。

折りたたみ、取外し可能なフードを搭載。

ミッドナイトジャケットは生地自体に撥水加工が施されているため、ライディング中だけでなくアウトドアシーンなどでも活躍できます。
伸縮性に優れていてジャケットに慣れていない方でも着疲れしないので、初めてジャケットを着てみようと考えている方にもおすすめです。

Honda × KUSHITANI レザージャケット

レザージャケット ブラック（Lサイズ着用）

クシタニの名前はバイクに乗っている方なら一度は目にしたこと、聞いたことがあるんじゃないでしょうか。
このジャケットはクシタニとホンダのコラボモデル。
いいモノで格好良く乗りたいライダーへ向けて開発されました。

軽量でしなやかなゴートスキンレザーを採用しているため、革ジャンでよくある硬すぎて動かないということが一切なく、ライダーの体の動きに合わせてフィットしてくれます。
独自の立体裁断パターンによりライディングで想定される体の動きを計算して作っているので前傾姿勢でも負担がありません。

脇下はプリーツ仕様となっており、アップハンドルのポジションも前傾姿勢のポジションも、どちらにも対応した動きやすさとなっています。

ポケットは外側に2つ、内ポケットが1つ用意されています。
Lサイズ着用ですがどちらかと言えばスリムで体のラインが少し出るくらいのサイズ感なので、重ね着というよりシャツ1枚の上に着るイメージ。
このタイトさでも窮屈さを感じない作りは良い革を使ってる証拠です。

一見シンプルなレザージャケットですが、裏地にはチェック柄を採用し、見えない部分のおしゃれも演出。
出先では前開けで着ていてもおしゃれだと思います。

標準で肘、肩、背中似プロテクターを内蔵しており、別売りオプションとしてクシタニメッシュベスト、クシタニミッドインナーベストを着用可能。
使い込んでいくうちにもっと渋みが出てくるのがレザージャケットなので、長く使いたい方にもおすすめです。

サイズ調整可能なダブルレザージャケット

ゴートスキンダブルジャケット ブラウン（ Lサイズ着用）

こちらはDEGNERとホンダのコラボによって生まれたダブルスタイルのレザージャケット。
一見何年も着込んだかのような渋みが出ていますが、これはブラウンカラーのみで真っ黒のブラックもラインアップしています。

肩、肘、背中に取外し可能なプロテクターを標準搭載。
オプションでチェストプロテクターが装着できるようマジックテープが用意されています。

革もある程度分厚く、見た目的にも重そうに見えるかもしれませんが、軽量かつ強度のあるゴートスキンレザーを採用しているため、見た目以上に軽い着心地です。
ダブルスタイルを活かした機能として、ファスナーが2つ設けられており、その日の重ね着具合や気分でサイズ感を調整することができます。

革ジャンは基本1サイズで着て育てていくというのが強いアイテムなので、同じレザージャケットでサイズ調整ができるというのは重宝するはず。
他にもウエスト幅を調整出来るベルトが装着されていたり、何かと使いやすいジャケットなので、重ね着次第で幅広いシーズン活躍してくれそうです。

バイク用ジャケットは徹底的にライディングを想定して作られているため、長時間バイクに乗った際は疲れ具合いが違います。
ただのジャケットでも乗りやすさに大きく関連する部分なので、気に入ったバイク用ジャケットを選びましょう！

【文／佐藤快（外部ライター）】