バイクに乗るために装着することが義務付けられているヘルメットですが、その中にはフルフェイスタイプやジェットタイプといった種類があります。自分の乗っているバイクや使い勝手にあったヘルメットをチョイスしてみましょう!
ヘルメットの種類と特徴を理解して自分に合ったものを選ぼう!
バイクライフが始まる時、ジャケットやグローブなどいろいろと装備が必要になります。
中でも重要なのは、バイクに乗る際に装着が義務付けられている「ヘルメット」。
これからバイクに乗り出す方は、どれにしようかと悩んでいるかもしれません。基本的には乗っているバイクに適合する規格のものを被っていれば問題ありませんが、ヘルメットにもバイクや使い方に合わせた種類があります。
今回はそんなヘルメットの種類や特徴を紹介するので、是非、ヘルメット選びの参考にしてみてください!
フルフェイスタイプ
名前の通り、シェルが頭全体を覆っているタイプのヘルメット。
使用するライダーも多く、サーキット走行やレースシーンでも使われます。
スーパースポーツモデルやネイキッドモデルなどスポーティーなバイクによく似合うタイプのヘルメットです。
一番のメリットはやはり安全性の高さ。
口元までをカバーするため強度が高く、顎を守るチンガードがあるため、万が一転倒してしまった場合でも、顎などを怪我をする可能性が低くなります。
また、高速域での空気抵抗が少なく、呼吸もラクなため、高速道路クルージングでの快適性が高いのも特徴。
フルフェイスヘルメットの中でも、スポーツ向きのものやツーリングユースで快適性の高いもの、インナーバイザーを内蔵した機能的なモデルなど様々なタイプが用意されています。
ただ、防御力が高い反面、頭全体を覆っている都合上、ジェットタイプのヘルメットに比べると、どうしても視界が限定されます。すぐに慣れるレベルですが、足元が見えないことを気にする人もいるようです。
また、熱がこもりやすいため夏のツーリング時などは熱中症の注意が必要。逆に冬場は暖かいというメリットもあります。
HondaGO BIKE GEAR では、Hondaのバイクに似合うフルフェイスヘルメットを紹介しているので、チェックしてみてください!
▶▶▶ Honda フルフェイスヘルメットのラインアップはこちら!
ジェットタイプ
フロント部に可動式のウィンドシールドを備えたヘルメットをジェットタイプと呼びます。
メリットは圧倒的な視界の広さ。
良好な視野は安全運転にもつながり、ツーリングでは広い視界で景色を楽しむことができます。
フルフェイスヘルメット同様、中にはインナーバイザーを搭載した機能的なものもあります。
また、口元を覆う帽体が無い分軽く、夏場は涼しい点も特徴。街乗りからツーリングまで快適に被ることができます。
反面、チンガードがないためフルフェイスタイプやオフロードタイプに比べると安全性の面では一歩譲ります。
オンロードバイク、オフロードバイク、スクーター問わず多くの車種との親和性が高いので、様々なシチュエーションで快適なヘルメットをお探しの方にはオススメです。
▶▶▶ Honda ジェットヘルメットのラインアップはこちら!
オフロードタイプ
ダート走行を想定したオフロードモデルや、アドベンチャーモデルに似合うヘルメット。
チンガードがフルフェイスヘルメットより張り出し、バイザーを標準装備したモデルが多いです。
チンガードが長いのは、オフロード走行など激しい運動をする際に、呼吸のための空気を取り込みやすいようにするため。
“ひさし”のようなバイザーは日光を遮断するものではなく、本来はオフロード競技において、前を走るバイクが跳ね上げる泥がゴーグルやシールドに付着するのを防ぐためのものです。
ただし、その形状から“ひさし”として副次的に機能することも事実なのでツーリングも快適。オフロードバイクには非常にマッチしたデザインです!
写真はウィンドシールドを備えたタイプのヘルメットですが、本格的なオフロードシーンではゴーグルを装着するタイプが主流です。
それぞれメリットが異なるので、自分に合ったものをチョイスしてみてください。
オフロードシーンでは機能的なヘルメットですが、バイザーの関係上、走行風の抵抗を受けやすいため、高速走行時の快適性はフルフェイスタイプやジェットヘルメットタイプに比べるとやや劣ってしまいます。
でも冒険バイクやオフロードバイクには、やっぱり「こういうスタイル」を合わせたいですよね!
HondaGO BIKE GEAR ではCRF250Lやアフリカツインに似合うヘルメットを紹介しているので、オーナーさんはチェックしてみてください!
▶▶▶Honda オフロードヘルメットのラインアップはこちら!
ハーフキャップタイプ&ビジネスヘルメット
上記のヘルメット以外にも、気軽に被れるハーフキャップタイプのヘルメットが存在しますが、乗れるバイクは125ccまでと制限があります。
便利な反面、フルフェイスやジェットタイプに比べ防御力に劣るので、できればジェットヘルメット以上のしっかり頭を覆うタイプのものを被った方が安全性は高くなります。
また、ジェットヘルメットの中にもビジネスシーンで使われる比較的リーズナブルなものがあり、Hondaでも125ccまでの排気量制限を設けたモデルをラインアップしています。
バイクに合った自分好みのヘルメットを選ぼう!
他にも、ジェットタイプとフルフェイスタイプのメリットを組み合わせた「システムタイプ」がありますが、基本的には上記で紹介したものがスタンダードなタイプとなります。
自身のバイクや使い方に合わせて最適なヘルメットを選んでみてください!
ただし、ヘルメットはバイク乗りのファッションのひとつでもありますが、忘れてはいけないのは「命を守るための装備」であるという点。
規格などを確認し、しっかりと安心して使えるものを選びましょう!
▶▶▶Honda ヘルメットラインナップはこちら!
※本記事に掲載してるヘルメットの一部は、HondaGO BIKE GEARではお取り扱いしておりません。
【文:石神邦比古(外部ライター)】