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EICMA2022ニューモデル速報 XL750 TRANSALP(トランザルプ)【冒険心を掻き立てるアドベンチャー】

オールラウンドに活躍するミドルアドベンチャー「XL750 TRANSALP(トランザルプ)」がEICMA2022にて発表

EICMA2022で、新設計エンジンを搭載した「XL750 TRANSALP(トランザルプ)」が世界初公開されました。

XL750 TRANSALP は、長距離ツーリングバイクの勢力図を大きく塗り替える可能性を秘めたミドルクラスのアドベンチャーモデル。実はトランザルプの名が冠された車両は今から36年前に登場しており、往年のライダーには懐かしさを感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

※本記事は、EICMA2022で発表されたモデル情報を元に構成しております。
※記事内の画像は全て海外仕様車(試作車)です。市販される量産車とは仕様が異なる場合がございます。写真は海外で撮影したものです。

 

トランザルプの歴史

トランザルプは1987年〜2002年の間に4モデルが製造、販売されていました。

トランザルプ600V

初代は1987年に登場したトランザルプ600V(日本国内300台限定)。

このモデルは、世界一過酷なラリーといわれるパリ・ダカールラリー(今のダカールラリー)にて、1986年デビュー戦での優勝(二輪車部門)から4連覇という偉業を成し遂げた競技用マシン「NXR750」で得た技術をフィードバックし開発されました。

NXR750

今では人気ジャンルの一つになっている「アドベンチャー」や「デュアルパーパス」と呼ばれるモデルの元祖とも言えるトランザルプは、その当時では斬新なスタイリングとスポーティーな乗り味で、欧州を中心に多くのライダーを虜にします。特徴的なのはオフロード走行を想定した造りでありながら、車体がフルカウルで覆われていること。「NXR750」を彷彿とさせるこのスタイリングは今見ても斬新さを感じます。

トランザルプ400V

その後1991年には日本専用モデルとなるトランザルプ400Vが発売。日本の免許制度に合わせた排気量が採用されています。

XL650V Transalp

2004年に600cc→650cc化し、XL650V Transalpへと進化。(国内販売無し)

XL700V Transalp

2008年には欧州向けモデルとしてXL700V Transalpが登場します。(国内販売無し)

ちなみにTransalp(トランザルプ)という名前の由来は、アルプス越えを意味する「TRANS・ALP(トランス・アルプ)」から作られた造語で、アルプスの雄大な自然を背景とした「ツーリング」を楽しめるバイクというコンセプトに基づいています。

新TRANSALP

シリーズが販売終了して20年が経過した令和の今、トランザルプの全く新しい物語がスタート。

フロント21インチ、リア18インチのスポークホイールを装備し、市街地から高速道路、峠道から未舗装路まで、オールラウンドに楽しめるアドベンチャーバイクの誕生です。

初代のイメージを残しつつブラッシュアップされたスタイリングと、最新の技術が注ぎ込まれたハイスペックな作りで、我々の冒険心はこれでもかと掻き立てられることでしょう。

走行性能

並列2気筒の755cc OHC(ユニカム)エンジンは完全新設計。

Hondaアドベンチャーモデルのフラッグシップ CRF1100L Africa Twin(アフリカツイン)とは異なるキャラクターで、軽量・スポーティーな走りを具現化してくれるトランザルプには、高回転まで気持ちよく吹け上がるショートストロークタイプが良く似合います。

また、レスポンス良くダイレクトな操作が可能になるスロットルバイワイヤシステム(電子制御スロットル)を採用。

ライディングモードも搭載しており、エンジンのトルク制御を好みに合わせて変化させられる「Hondaセレクタブルトルクコントロール(HSTC)」をはじめ、出力特性の変更、リアABSのON/OFF、エンジンブレーキレベルの切り替えなどの設定が可能。

オンロードはもちろん、本格的オフロード走行をも想定した作りで、最強のオールラウンダーとしての活躍に期待できそうです。

デザイン

まるでオンロードスポーツバイクのような空力特性に優れたフェアリング(カウル)形状は初代コンセプトそのまま。並べてみると雰囲気が驚くほど似ていることが分かります。

左:1986年 トランザルプ600V 右:2022年 XL750 TRANSALP

親しみやすく頼れるタフネスデザインは、36年以上経過した今でも色褪せることはありません。

空力適正に優れたフラッシュサーフェイス(突起や段差がなく滑らかな状態)のボディ。斜め後ろから見ると美しいボディラインがしっかりと伝わります。

主要装備

次は走りを支える様々なパーツを見ていきます。

フロントフォーク

SHOWA(日立Astemo)製 φ43mm ストローク量200mmの倒立フロントフォーク、リアにはプロリンクとアルミスイングアームを装備し、ニュートラルなハンドリングとオフロードでの走破性を実現しています。

フルLED

ヘッドライトをはじめ、各灯火類は全てLED化。視認性および被視認性の確保と省電力化に役立っています。

ホイール

フロント21インチ・リア18インチのワイヤースポークホイールの組み合わせは、オンロードでもオフロードでも多用途に使用できます。フロントブレーキはダブルディスクタイプで制動力もしっかり確保。(前後チューブタイプ)

大型リアキャリア

※画像は、標準装備のリアキャリアに別売りの純正アクセサリー「トップボックスベース」を装着しています。

大型でフラットな形状のキャリアを標準装備。宿泊を伴うロングツーリングやキャンプツーリング時に重宝します。

スクリーン

大型スクリーンにより、高速道路など高い速度域の場所では優れた防風効果を得られます。オフロード走行時には飛石や木の枝などから身体を護る役目もしてくれるでしょう。

メーター

5インチTFTカラーディスプレイを搭載。各種情報を直感的でわかりやすく表示。

その他便利な機能

Androidデバイスとの連携を可能にするHondaスマートフォンボイスコントロールシステム、車線変更時や右左折終了後に自動的にウィンカー作動を停止させるオートキャンセルウインカー、急制動をいち早く後続車に伝える機能であるエマージェンシーストップシグナル、ETC2.0車載器など、豊富な機能を備えています。

スペック

詳しい情報は未発表となっていますが、参考までに同じエンジンを積む「CB750 HORNET(ホーネット)」(欧州で10/4発表)のエンジンスペックを抜粋してみました。

エンジン種類:水冷4ストロークOHC(ユニカム)4バルブ直列2気筒
総排気量:755cc
内径×行程:92.0mm × 81.4mm
最高出力:67.5kW[91.8PS]/ 9500rpm
最大トルク:75N・m[7.65kgf・m]/ 7250rpm

※上記スペックはホーネット750のものです。XL750 TRANSALP の性能ではありません。

発売日・その他

現時点での日本国内発売は未定となっていますが、発表と同時に各種オプションパーツの画像も届いており、市販化に向けて準備を整えている状況となっています。

正式な発表まで今しばらくお待ちください!トランザルプに乗れる日が待ち遠しいですね。

※本記事は、EICMA2022で発表されたモデル情報を元に構成しております。
※記事内の画像は全て海外仕様車(試作車)です。市販される量産車とは仕様が異なる場合がございます。写真は海外で撮影したものです。

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