暖かくなってきたとはいえ、常に走行風を受けながら気温の変化も大きい自然の中を走るバイクだからこそ、その季節に応じたウエアに「衣替え」をする必要があるんです。
安全性と疲労軽減が段違い!「春夏ライディングギアの重要性」
四季のある日本では、普段着でも「季節に応じた衣替え」をするように、バイクのライディングギアもそのシーズンにあったウエアを選ぶ必要があります。
寒かった秋冬の時期は防寒対策のためにもしっかりとしたライディングウエアを着ているライダーが多いですが、暖かい春の季節や汗をかくほどの暑い夏の時期になると『とりあえず普段着でいっか』など、ライディング時の装備も疎かになりがちです。
ですが、その考えはNG。
特にツーリングでは、寒暖差のあるエリアにも行くし、季節を問わず走行風を受け続けながら走っていること、また、万が一の時のための安全性などが必要なのは変わりません。
暖かくなってきたから普段着で走っても大丈夫でしょ?と思ってしまいがちですが、バイクツーリングにおいてこれは早合点。
春夏のライディングウエアは、安全性はもちろん『疲れないために着るウエア』なんです。
直射日光をカットしてウエア内を快適に保てる
バイクに乗っているライダーは常に生身の身体で走っていることに変わりはありません。
例えば、真夏の炎天下でTシャツで過ごしていると、直射日光で日焼けしたり、汗をかき続けて水分を奪われたりして、特に激しい運動をしていなくても、かなり疲れた経験はないでしょうか?
半袖Tシャツ1枚など、極端な薄着でバイクに乗っていると、基本的にはこれと同じことが起こります。
紫外線が強くなるこれからの季節では太陽光をもろに浴びていることになりますから、直射日光をカットする長袖のライディングウエアは必須のアイテムになります。
ウエアの種類にもよりますが、春夏のライディングウエアは、走行風を効果的に取り入れるためにメッシュ素材が使われたり、ベンチレーション機能が備わったウエアがラインアップされています。
春夏のライディングウエアには、紫外線をカットしつつ、ジャケット内に身体の熱をためない機能が備わっているので、見た目以上の快適性があるんです。
走行風の“バタつき”を抑えて疲労を軽減できる
高速道路を使った長時間のバイクツーリングでは「同じライディング姿勢をとった状態で走る疲れ」に加えて『走行風を受け続ける疲れ』や『ウエアのバタつきによる疲れ』があります。
ちなみに、高速道路を100km/hで走っている時の風速は27.8m/sくらいと言われており、爆弾台風並みの風を常に浴びつつけている状態に近いんです。(環境や条件より異なります)
ですから、暑いからといって、このような環境下で薄着で走るのは逆に疲れてしまうんです。
春夏用のライディングウエアは、これらの走行風による疲れも軽減してくれる機能が備わっています。
ジャケットの種類にもよりますが、走行風のバタつきを抑えてくれるアジャスターが備わっていたり、ライディング姿勢をとった状態でも身体にフィットするように、立体裁断になっていたりします。
メッシュ素材やベンチレーションで走行風を効果的に取り入れ、ライダーの身体にフィットして余計なバタつきを防いでくれる仕組みになっているのです。
プロテクターやリフレクターなどの安全装備も充実
春夏ライディングウエアにも、安全性を高めるプロテクター類はもちろん備わっています。
涼しいメッシュ素材の春夏ライディングウエアでも、プロテクターは秋冬ウエアと同等の装備になっているので安心です。
他にも夜間での被視認性を高めるリフレクターや、ライディング姿勢に合わせた作り込みが施されているので、春夏ライディングウエアには普段着とは比べものにならないくらいの快適性が備わっています。
バイク用ウエアは“安全性と寒さ対策”を重点とした「秋冬ライディングギア」から、“安全性と疲労軽減”を重視した「春夏ライディングギア」に衣替えすることをオススメします。
春夏ウエアがネットでも買える「HondaGO BIKE GEAR」!
「ホンダ ライディングギア2022」の春夏モデルが数多くラインアップされています。
そんなホンダのライディングギアがネットで気軽に購入できる「HodaGO BIKE GEAR」。
他にも車種やシチュエーションに合わせたトータルコーディネイトなどを紹介するページもあり、カテゴリーごとに分けられて選びやすいショッピングサイトになっています。
ホンダのライディングギアは、お近くのHonda Dream & Honda二輪車正規取扱店で購入することもできますが、パソコンやスマートフォンを使って気軽にオンライン購入できるようになっています。
これからの季節に相応しいライディングギアが盛り沢山なので、是非チェックしてみてくださいね!
【文:岩瀬孝昌(外部ライター)】