2022年 CBRは生誕30周年!!!
1992年に初代CBR900RRがデビューしてから現行のCBR1000RR-Rが登場するまで30年間も大人気のCBRシリーズ!
私が初めて購入したバイクでもある愛車もCBRなので、とっても嬉しいです♪
そんなCBRシリーズ、なんと先日、30周年を祝したスペシャルモデルもヨーロッパで発表されました♡
そんな多くの方から愛されているCBRの活躍をもっと観てみませんか?
モータースポーツにもバイクの全日本選手権があるのはご存じですか?
全国のサーキットを舞台に争われる国内最高峰のロードレース選手権。正式名称は「MFJ 全日本ロードレース選手権」と言います。
2021年シーズンは、全7戦を通してシリーズチャンピオンを決めたのですが、毎戦の順位のポイント数でチャンピオンが争いが行われるので、どのレースも目が離せないんです!
私も大のレースファンですが、この熱い戦いをもっと沢山の方に観てほしい~!!
クラスは…JSB1000・ST1000・ST600・J-GP3
実は、かつての私は、二輪のレースがあることを全然知りませんでした!
初めてサーキットに連れて行っていただいた時に、クラスやどんなライダーが走ってるのか、ルールもよく分からない状態でしたが…、そこで走っているバイクとライダーの方々がカッコ良すぎて、聴いたことのないくらい迫力ある音に感動!!
これがきっかけでバイクの免許を取って以来、どっぷりとバイクライフを楽しんでいます(笑)
今回はその中でも今とっても盛り上がっている、「STクラス」をご紹介します!
全日本ロードレース選手権の「ST1000クラス」とは?!
ST1000クラスは、とても改造範囲が狭く、市販車状態に近いバイクのレースです。
そして、タイヤはダンロップのワンメイクで行われます。
市販車状態に近い上に、タイヤが指定されているため、ライダーの技量・センスが問われるレース!
それにライダーのスキルに加えて、バイクの性能も非常に重要になってくるという各メーカーにとっても威信が掛かる、バイクを愛する方にはたまらないレースなんです!
こちらにも注目!!「 ST600クラス 」
現在STクラスは2クラス! ST1000クラスの他に ST600クラスがあります。
ST600クラスも改造範囲が狭く、マシンの差が少ないクラスです。
ベテランから若手ライダーまで出場台数も多く、とてもレベルの高いレースが繰り広げられているので、観戦していてドキドキしちゃいますよ。
タイヤは、こちらは ブリヂストンのワンメイク。
こちらも迫力があって見応えタップリなのでぜひ観戦してみて下さい♪
STクラスのライダーってどんな人がいるの?
2021年シーズン 見事 STクラスチャンピオンに輝いたライダーは、このお二人!
ST1000クラスチャンピオン!
渡辺 一馬選手(Astemo Honda Dream SI Racing)
ルーキーオブザイヤー2回獲得!
ST600クラスでもチャンピオンに輝いたことがあり、今シーズン ST1000でもチャンピオンに輝いた注目のライダーです。
ST600クラスチャンピオン!
埜口 遥希選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)
20歳というとても若い大学生ライダー
素晴らしいライディングテクニックで初のシリーズチャンピオン獲得!
今後も期待の若手ライダーです。
おめでとうございます!!!
Hondaライダーが大活躍 ♪
他にも各クラスには多くのHondaライダーが出場しています!
みなさん、ちょっとレース観戦に行ってみたいなぁ~って思ってきたのでは?
自分の推しライダーを見つけると、もっと楽しくなっちゃうかも(笑)
ST1000クラスチャンピオン 渡辺 一馬 選手と、所属チームである
Astemo Honda Dream SI Racing 伊藤 真一監督にコメントを頂きました!
渡辺 一馬選手が感じたCBRのメリットは?
レースをしている中でCBR1000RR-Rの絶対的なメリットは、何よりもエンジンパワーにあると思います。STクラスのレギュレーション(規則)の中ではマシンの素性がとても重要なので、このマシンの持っているパワーは大きな武器であり、それをどう生かして戦うかは常に意識しています。
そこで重要になってくる電子制御の仕上がりもとても良いと思っています。
この大きなパワーを扱う為に、今は電子制御は必要不可欠な物ですが、このCBR1000RR-Rの電子制御であれば、加速性能の向上はもちろん、タイヤの消耗を抑える役割にも大きく寄与するので、レース後半に向けて優位な要素のひとつだったと思います。
伊藤 真一監督が歴代から現行CBRまで乗ってきたからこそ感じる、CBRの良さは?
CBRには2002年のCBR954RR(SC50)の時代からレースでお世話になりました。
素晴らしい扱い易いマシンだったと記憶しています。
2004年にCBR1000RR(SC57)になり2005年から2年連続のチャンピオンを獲得する事が出来ました。
歴代CBRでは一番の旋回性を感じ、2006年には鈴鹿8耐(鈴鹿8時間耐久ロードレース)でも優勝する事が出来ました。
次の2008年のSC59も長い間レースで活躍し、特にリヤのトラクション性能に優れ素晴らしい加速性能を感じました。
2019年のSC77は新しい制御が入り更に扱い易くなりましたね。
現行のCBR1000RR-R(SC82)は少しサーキットポテンシャルを重視したマシンになりエンジンパフォーマンスが一気に上がり、それに負けない新しいコンセプトの車体、空力を考え最小のCD値、ウイングの導入、6軸センサーを使った制御などスーパースポーツモデルで最速最強を目指したモデルとなりました。
どの時代のモデルもライダーの扱い易さを考え、安全に性能を発揮させると言う点は、初期からのトータルコントロールと言うコンセプトが引き継がれていると思います。
伊藤真一監督のプロフィールはこちらから
2022年シーズンの開幕戦は4月。モビリティリゾートもてぎ(現 ツインリンクもてぎ)で開催予定!
サーキットの存在は知ってるけど行ったことないな~
バイクは好き!でもまだレース観戦には行ったことがない皆さん!
ツーリングでレース観戦やちょっと遊びにいって観ようかな~なんて気軽な感じで行ってみてください!
音を聞くだけでわくわくしてきますよ♪
2022年度 MFJ全日本ロードレース選手権 暫定カレンダー
【文/大関さおり(外部ライター)】
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